【シゴトを知ろう】アニマルセラピスト ~番外編~

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【シゴトを知ろう】アニマルセラピスト ~番外編~

2016.10.28

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】アニマルセラピスト ~番外編~

ドッグアニマルセラピストとして活動するために知っておきたい、欠かせない相棒セラピードッグについての知識や、知られざるエピソードについて、NPO法人日本アニマルセラピー協会に所属する郡山さんと協会の理事長補佐の風間さんにお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • まだまだ認知度が低いアニマルセラピーという活動
  • どんな訓練をすればセラピーアニマルになれるのか
  • アニマルセラピーのここがすごい

セラピーアニマルの認知度と理解はこれから

――協会の方がセラピードッグと共に活動されているのを見たことがあります。あの活動はどんな活動なんですか?

私たちは啓発活動と呼んでいます。セラピードッグの認知と理解の向上を目的として、駅前など人通りが多い所で一般の方にセラピードッグに触れ合ってもらえるようにしています。

――セラピーアニマルの認知度はまだ不十分なのでしょうか?

欧米ではセラピーアニマルは犬だけでなく馬やイルカなども含めて認知度もその有用性も高く評価されていますが、日本ではまだまだです。アメリカではセラピードッグは盲導犬や介助犬と同等の扱いで飛行機に乗ることも出来ますが、日本では認められていません。
セラピードッグの地位向上をはかることで裾野を広げ、彼らの持つ素晴らしい力をより多くの人が体験できるようになってほしいと願っています。

――セラピードッグは普通の犬とはどこが違うのでしょうか?

セラピードッグになるためには、訓練で主に3つの要素を身につける必要があります。どこをどういう風に触られても嫌がらないこと、無駄吠えや飛びつきをしないこと、攻撃性を排除し、他の動物ともけんかせず、冷静にしていられる社会性を身につけていることです。
セラピードッグになれる犬種に決まりはありませんが、利用者さんの好みに合った犬の方がより良い反応を引き出せるため、例えばお年寄りは柴犬が好きといったリクエストなどには応えられるようにしています。
また病院など衛生管理の厳しいところにも入って行けるよう、衛生面でも気を配っています。セラピードッグには、人の顔を舐めないことや、決められた場所で排泄ができることも求められます。


――これまでさまざまな所で福祉活動をされてきたのでしょうね。

全国各地、本当にさまざまな場所でセラピー活動をしています。定期契約を結んで老人介護施設、病院、障がい者施設、刑務所、クリスマスなどには児童養護施設へ行くこともあります。本部に約80頭、静岡県の三島に100頭以上のセラピードッグが飼育されている他、全国各地にも支部がありますが、要望に対してセラピードッグの数がまだまだ不足しているのが悩みです。


――たくさんいるように感じますがまだ足りないのですね。

もちろん全頭が毎日働いている訳ではありません。犬の健康管理の面からも休みが必要ですし、生理などもあります。また、老犬になれば引退することになります。三島にはセラピードッグの「老犬ホーム」があり、人の為に一生懸命尽くしてくれたセラピードッグたちを手厚く世話しています。

関わる人を皆幸せにするアニマルセラピーの現場

――アニマルセラピーがそんなにも支持されるのはどういった点からでしょうか?

人は親しい人や動物と触れ合うと、脳内から「オキシトシン」というホルモンが分泌されます。オキシトシンは別名幸せホルモンとも呼ばれ、「幸福」や「愛情」といった感情を引き出すことから、心身に良い影響があることが分かっています。また、当協会では中学生以下の子どもたちがセラピー活動をするジュニアセラピストも育成しているのですが、お年寄りや病気や障害がある人と犬との触れ合いの場に、若いアニマルセラピストやジュニアセラピストが同伴することによって、普段なかなか接する機会のない異世代間のコミュニケーションも生まれます。セラピードッグがいることで、慣れない人同士の関わりも和やかでスムーズなものになるのです。

――関わる場を作り、関わる人が皆幸せな気持ちになれる。アニマルセラピストはとても意義のあるお仕事なのですね

末期がんで意識がないような患者さんも、セラピードッグに触れると手を動かしたという事例もあります。患者さんのために派遣されたセラピードッグが、患者さんが亡くなった後も残された家族を癒すサポートもします。
犬から愛情をもらい、また犬に愛情を返すこともできるということの豊かさは何ものにも代えがたい価値あるものです。
 
 
日本アニマルセラピー協会では、アニマルセラピストの育成も積極的に行っているそうです。アニマルセラピストは、専業として仕事に従事するほかに、ボランティアや副業として活動する道もあるそうです。興味を持たれた方はまずは「人と犬との憩いの場所」でアニマルセラピーの体験をしてみてもいいかもしれませんね。
 
 
【profile】NPO法人 日本アニマルセラピー協会 公認ドッグトレーナー・ドッグセラピスト 郡山 美樹
NPO法人日本アニマルセラピー協会HPはこちら
一般社団法人人と犬との憩いの場所HPはこちら
一般社団法人人と犬との憩いの場所のフェイスブックはこちら

この記事のテーマ
動物・植物」を解説

ペットなど動物や観賞用の植物に関わり暮らしに潤いを提供する分野、食の供給や環境保全を担う農業・林業・水産業などの分野があります。動物や植物の生態や生育に関する専門知識を身につけ、飼育や栽培など希望する職種に必要な技術を磨きます。盲導犬や警察犬、競走馬、サーカスの猛獣などの調教・訓練や水族館や動物園で働く選択肢もあります。

「動物・植物」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「アニマルセラピスト」
はこんな仕事です

動物と触れ合うことで、人の心を癒すことをアニマルセラピーという。アニマルセラピストは、アニマルセラピーが適切に行われるために、動物と人を橋渡しする役割を果たす。具体的には、動物と一緒に病院や福祉施設・児童施設などを訪れ、動物と人が適切に触れ合うことができるようにレクリエーションを実施したり、自然な触れ合いをサポートしたりする。また、セラピーアニマルの訓練や健康管理なども大切な仕事である。自分の愛犬をセラピードッグとして育成して、一緒に活動するケースも多い。

「アニマルセラピスト」について詳しく見る