【シゴトを知ろう】マンション管理士 編

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【シゴトを知ろう】マンション管理士 編

2016.10.27

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】マンション管理士 編

みなさんの中には、マンションで暮らしている人も多いのではないでしょうか? マンションの住環境を快適に保つべく、多くの人がその管理に携わっていますが、その中に「マンション管理士」という人の存在があります。横浜市内に事務所を構え、マンション管理士として一線で活躍する川原一守さんに、その仕事内容を伺います。

この記事をまとめると

  • マンション管理士の仕事は、快適な住環境を守ること
  • 相手の立場に立って考えられる人が向いている
  • 物事の改善策などを、きちんと考えることが求められる

常に住民の立場に立って考えることが重要

Q1.お仕事の概要と、1日のスケジュールを教えてください。

「マンション管理士」とは、一言でいうと「分譲マンションの管理及び運営のコンサルタント」です。マンションを購入、もしくは入居した場合、エレベーターや廊下などはほかの住民と共有することになるため、一般的に「共用部分」と呼ばれます。それら「共用部分」をどれくらいの頻度で掃除すべきか、また、修繕工事が必要かどうかといったことは、マンションの住民で構成された「管理組合」で話し合って決めています。

しかし、ほとんどの方がマンションに関しての詳しい知識を持っていないため、正しい判断を下すことが難しいでしょう。その際、住民の立場に立ってアドバイスをするなどし、最適な結論にたどり着けるようお手伝いをすることが、ざっくりとした僕たちの仕事内容になります。ただ、現在はマンションのほぼ全ての管理を、管理会社に委託するというのが一般的なやり方になるため、管理会社とのやり取りも仕事の1つになります。

<一日のスケジュール>
9:00 出社・メールチェック
10:00 打ち合わせ
12:00 お昼
13:00 マンション訪問
16:00 打ち合わせ
18:00 退社


Q2.どんなときに仕事のやりがいを感じますか?

マンションの住民は、毎月管理会社に管理の委託料を支払っているのですが、その額が分譲会社の子会社が自動的に管理会社になること等により競争原理が働かず、割高な費用を支払っているというケースがあります。先ほども申し上げたように、住民の方はマンションに関する知識が不十分なことが多いため、その額が妥当かどうかもわからないまま支払い続けてしまうんです。

複数の管理会社を集めてコンペティション(複数社のサービスや提案を競い合わせ、優れたものを選ぶこと)を開くなどした結果、妥当なサービスと委託費(コストダウン含む)の実現に成功した事例が多々あるのですが、やりがいを感じるのはそのような事例が成功した時です。


Q3.お仕事をされるなかで、どんなことが大変だと感じられますか?

管理会社の方は、1人で大体10〜15棟のマンションの管理を担当しているため、それぞれのマンションの住民の方たちの要望に、細やかに対応できないという現実があります。建物に関して改善点があったとしても、なかなか着手できないというケースもしばしば。住民の方たちにより良い住環境を提供するため、管理会社の方に改善策をとるよう意見することもあるのですが、同時に彼らの負担が増えすぎないよう気を遣います。住民と管理会社の関係が良好に保たれるよう、心を砕くことが多いです。

昔から変化を実現させるのが好きでした

Q4. どのようなきっかけで現在のお仕事に就かれましたか?

「マンション管理士」という資格ができたのは、平成13年のこと。それまでも不動産関係の仕事に従事していたのですが、マンションの管理にまつわる様々な問題を意識していたということもあり、資格試験を受けることにしました。その年の年末に試験に合格し、翌年の4月にマンション管理士として登録しました。


Q5. 大学に進学する際、どのような学部を選択しましたか?また、なぜその学部を選択しましたか? 

大学進学の際は、経済学部の経済学科を選択しました。経済の仕組みに興味があるなど、漠然とした理由で選択したと記憶しています。


Q6. 高校生のときに経験したどんなことが、現在のお仕事につながっていると思いますか?

経験ではありませんが、昔から周囲の環境を変化させることが好きだったかもしれません。クラスメイトに学校の環境などに対して意識を向けさせるため、校内新聞を作って配るような生徒でした。周囲に問題提起をし、変化を実現させるよう促すという意味では、現在の仕事にも通ずるところがあるかもしれません。


Q7. どんな人がマンション管理士に向いていると思いますか?

マンションの環境においては、潜在的なものも含めるとさまざまな改善点があると考えています。現段階では問題点だと認識されていなくても、10年後に大きな問題として表面化してくると思われることも多々あります。そういった改善点に着目し、実際に改善するためにはどうしたらいいか、と日々考えることがマンション管理士には求められます。そのため、考えることが好きな人が向いていると言えるでしょう。また、常に住民側、つまり相手の立場に立って物事を考えられる人がいいと思います。


Q8. 最後に、これを読んでいる高校生に対して、メッセージをお願いします。

将来どのような仕事に就いたとしても、「自分の仕事が誰のためにあるのか?」と日々自答してほしいです。そうすることで、仕事に対してやりがいを持てますし、いつでもまっすぐな姿勢で仕事と向き合えると思います。

マンション管理士は、マンション管理のスペシャリストであると同時に、常に住民側の味方でいてくれる心強い存在です。快適な住環境が保たれているのは、マンション管理士の力添えがあってこそ。「周囲の環境をもっとよくしたい」「建物に興味がある」という人にはぴったりなお仕事と言えるでしょう。


【profile】マンション管理士・行政書士 川原一守事務所 川原一守

この記事のテーマ
ビジネス・経営」を解説

法律などの専門知識を学び、文書作成などの技能を磨くほか、資格取得や検定合格を目指すカリキュラムもあります。小売業や不動産売買、経営コンサルタントや税理士など、各ビジネス分野におけるスペシャリストも育成します。国家試験の合格が求められる高度な資格を必要とする仕事もありますが、専門学校の中には受験指導に実績を誇る学校もあります。

「ビジネス・経営」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「マンション管理士」
はこんな仕事です

マンションには必ず管理組合があり、入居者から管理費を集めて共用施設や設備の管理・整備を担っている。その管理組合に対してコンサルティング活動を行うのがマンション管理士だ。国家試験に合格して初めてマンション管理士を名乗ることができる。管理組合からの依頼を受けてマンション設備の診断、改修工事計画、災害対策、さらに組合運営、苦情対処などについて対応する専門家。建物管理面だけでなく、集合住宅ならではの住民間の利害調整に関わる仕事も多く、人付き合いや近隣との交流の面で気配りが求められる。

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