【シゴトを知ろう】バーテンダー ~番外編~

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【シゴトを知ろう】バーテンダー ~番外編~

2016.11.01

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】バーテンダー ~番外編~

「バーテンダー同士の横のつながりってあるの?」「どんな資格が役に立つお仕事なの?」
高校生にはなじみのないバーテンダーというお仕事の裏側について、東京・六本木のバー「Le Peu(ルプー)」のマスター・細尾雅士さんに聞いてみました。

この記事をまとめると

  • シェイカーを振るだけではない。身につけるべきカクテル作りは3種類ある
  • 体が資本のお仕事なので、休肝日なども上手に作って体調管理
  • 背後の棚にあるだけでも250本!? 特徴や銘柄など覚えることはたくさん

カクテルの作り方は3種類

――業界や職務内での、一般人が知らない業界用語はありますか?

カクテルというと、シェイカーを振って作るというイメージがどうしても強いと思うのですが、作り方は3種類あります。

ビルド……グラスに直接作るもの
シェイク……シェイカーで作るカクテル
ステア……ミキシンググラスというビーカーのようなものにお酒をいれて混ぜて作るもの

3つの中ではステアが一番難しいですね。バースプーンというものを使ってお酒を混ぜるという作業なんですが、氷を入れて冷やし、そして味を柔らかくするために「お酒の角を取る」のですが、氷の分量が多いと水っぽくなってしまったりしまうので。


――一般の方に言うと驚かれる業界の常識はありますか?

最近は製氷機を使っているお店も多いようなので、氷に対するこだわりを話すと驚かれることもあります。うちのお店は氷屋さんに配達していただいています。一貫(かん)という単位で、氷のブロックで持ってきていただきますね。
お店で割ってお客様に提供する時に使うのですが、届いてから一晩か二晩冷凍庫で寝かせることで氷を「締めて」、結晶の結束度を高めてから使用します。触ればもちろんですが、氷の見た目である程度硬さも分かるようになります。

勉強熱心で真面目、感覚重視のフィーリング、2タイプに分かれる

――業界内にはどんな性格の方が多いですか?

まじめでとても勤勉な方が多いなと感じます。勉強することは次から次へと出てきます。今でもそうなのですが、どこか別の店に行くと必ず1本や2本は知らないお酒があるものなので、お酒だけではなくその周辺の部分まで考えていけば、どこまでも知識を身につけていくことはできると思いますね。

もう一方では、フィーリングとセンスで来ているタイプの人もいるとは思います。一日の疲れを持って来られるお客様もいらっしゃいますので、私の場合は堅苦しくまじめにやるというよりはふんわりと柔らかく。そういう空間に居心地のよさを感じてもらえればうれしいと思っています。


――業界で働くにあたって、制限されることはありますか?

接客業なので、香りの強いものはあまり食べないようにしています。あと、普段はあまりお酒を飲まないですね。仕事とはいえ、中にはものすごく飲まれる方もいるとは思うのですが、私の場合は休肝日を作ってみたりしてバランスを取るようにはしていますね。
どうしても体が資本になるので、そこは大切にしていこうと思っています。

ウィスキーの名前を覚えるのも結構大変

――業界内の横のつながりは多いですか?

バー同士の横のつながりというのは、意外と密ですね。お客様の中にはバーをはしごされる「バーホッパー」と呼ばれる方がいらっしゃるんです。共通のお客様がいれば、そのお客様の話をさせていただくこともありますし、おいしいお店の情報について交換したりということもあります。

バーというのは、実は紹介所のような側面もあって、「この辺で美味しいラーメン屋さん知らない?」とお客様に聞かれたら、紹介させていただくということもあります。そういう意味では、他の飲食店さんとのつながりというのもありますね。


――事前のイメージとのギャップはどんな部分にありましたか?

お酒を作る時間よりも、お客様とお話をしたりおもてなしをしている時間の方が長いということですかね。あと、横文字を覚えなくてはいけないのは想像以上に大変です(笑)。

特にアイルランドで作られるアイリッシュウィスキーというのは、「ゲール語」という英語ともまた違う言語で名づけられているので、読み方が難しいです。アルファベットのつづりからだけでは読めないことも多いので、そういう部分での苦労は想像していなかったかもしれないですね。
うちのお店でも私が背にしている「バックバー」の棚だけで250本以上のお酒があるので、名前や特徴も理解するというのは、興味がない人には大変だと思います。


――業界内ではどんなキャリアパスがありますか?

ウィスキーに関する資格や、ワインを扱うお店ではソムリエの資格をお持ちのバーテンダーさんも多いです。他にもシガーやチーズ、テキーラなど、バーに関連してくるものについての資格を取得することは、ホテルなどの大きな所で働きたいと思うのであれば、取っておいて損はしないのではないかと思います。
最終的に勝ち抜いていけば世界大会に出場できるような日本の国内大会もあるので、そういった大会で受賞したりすると、それが大きな看板ともなりますね。



「お酒を作る技術を磨く」ということ以外にも、関連する資格や知識を高めていくことによって、多くのお客様に満足いただけるように自分自身を向上させるという姿勢が必要なんだと、細尾さんのお話を通して感じることができました。
サービス業を目指そうと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

【profile】バー「Le Peu(ルプー)」 マスター 細尾雅士

この記事のテーマ
食・栄養・調理・製菓」を解説

料理や菓子などの調理技術や、栄養や衛生などに関する基礎知識を身につけます。職種に応じた実技を段階的に学ぶほか、栄養士などの職種を希望する場合は、資格取得のための学習も必須です。飲食サービスに関わる仕事を目指す場合は、メニュー開発や盛りつけ、店のコーディネートに関するアイデアやセンス、酒や食材に関する幅広い知識も求められます。

「食・栄養・調理・製菓」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「バーテンダー」
はこんな仕事です

何千種類もあるといわれるカクテルの知識を持ち、顧客の注文や好みに合わせて、カクテルをつくる仕事。また、カクテルに合った料理をつくったり用意したりすることもある。技術はもちろん、酒の知識や文化に精通し、創造力が求められる。勤務先は個人経営のバーのほか、大きなホテルのラウンジ、バーなど。顧客をもてなすための楽しい会話をするなど、コミュニケーション能力も必要。資格は必要ないが、スクールもあり、現場で経験を積んでから自分の店を持つ道もある。

「バーテンダー」について詳しく見る