【シゴトを知ろう】整体師 編

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【シゴトを知ろう】整体師 編

2016.11.08

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】整体師 編

肩の凝りや体のしびれ、腰の痛みといった体の不調の理由を根本から解明し、丁寧な施術で治療していく、整体師。今回は整体師のお仕事について、群馬県でA.B.C.カイロプラクティックを経営する、高井康好さんにお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 施術したお客様の健康意識の変化にやりがいを感じる
  • 治療家として、必要な技術、知識はいくつあっても十分ではない
  • 『人のために』と考えられる人が向いている

お客様の健康意識が変わっていくのがやりがい

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えて下さい

群馬県前橋市で「A.B.C. カイロプラクティック」というお店をやっています。
現在は1日に施術するお客様は5人程度ですね。以前は1時間のコースだけだったので、もう少したくさんのお客様を施術していたんですが、現在は1時間以上のコースもあるので、施術できる人数は少し減りました。もっと若い頃は腱鞘炎ぎみになりながら、1日8人以上施術していた時もありましたけど、体力的にもだんだんキツくなってきたという理由もあります(笑)。

<一日のスケジュール>
10:00 開店
・1日5人程度の施術
・空き時間に昼食や休憩
20:00 閉店~後片付け


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

まず、施術したお客様に喜んでいただけることというのがありますが、何度も来てくださるお客様の健康意識の変化が見られるのも、とてもやりがいを感じます。はじめはどこかが痛かったり、辛かったりで来られますが、症状が改善するに連れて、「運動を始めました」とか、「食事の仕方を見直しました」などと言ってくださって、どんどん健康意識が高まってこられるのを見ると、すごくうれしいです。あと、施術を受けたお客様が知人友人様をご紹介いただいたりすることで広告を出さずともお仕事をさせていただけることは大変ありがたく感じてます。施術後、すごく感動して頂ける方もいますが、特に反応がなくお帰りになられたお客様に対し、「何が至らなかったのか」と自責にかられることもありますが、のちにSNSに「あのお店はいい」と書き込みをされているのを見つけると、ホッとすると同時にすごくうれしいですね。


Q3. 仕事で大変なこと・辛いと感じることはありますか?

やっぱり健康管理ですね。このお仕事は施術者自身の技術力が上がるほど予約が増えて、関節炎、腱鞘炎や体を壊してしまう人が多いので、自身の健康管理がすごく大事になるんです。なので学校や先輩、現場で学んだ知識を自分自身の健康管理にも活かしていく必要があります。よく、「自分の体が疲れた時、誰に施術してもらうんですか?」って聞かれますが、協会の勉強会や治療家の集まりのなかで、お互いの体を調整し合う機会があります。私自身、施術を受けることも大好きですし、勉強がてら他店に出向くこともあるんですが、その時は同業者だということは伏せます。同業者の若い方だと委縮してしまったり、本来している説明を割愛されたりするような気がするので(笑)。

獣医になりたかった高校時代、健康事業に携わっていたサラリーマン時代を経て

Q4. どのようなきっかけ・経緯でその仕事に就きましたか?

「国家資格も民間資格も基本を学ぶのは3年」という時代に業界へ入ったので、それに準じた専門学校を選び、その後、治療院で約1年、インターンシップとして臨床経験を積みました。以前、僕はサラリーマンをやっていたのですが、数年働いた後に専門学校に入って、現在の仕事に就きました。それまで勤めていた企業では「健康事業」に携わっていて、健康業界関係のいろんな方と出会う機会があり、徐々に癒しの仕事に興味が強まっていきました。そんな時、勤めていた企業の代表が亡くなられ、健康事業の存続ができなくなったというのをきっかけに治療家の門を叩いてみようと思いました。あと思い起こしてみると祖父が鍼灸院をやっていて、歩けなかった人が治療を受けたら、杖を忘れて帰る程改善したなどという話しが幼い頃の刷り込みとしてあって。患者さんに感謝されてる姿も見ていたので、そんな仕事をしてみたいと思う気持ちもあったのかもしれないですね。


Q5.専門学校では何を学びましたか?

専門学校の授業は理論と技術に分かれていて、理論は運動学、解剖学、生理学、病理学、基礎東洋医学、技術は基本的な技術と症状を緩和する実践的な技術を学びました。学校では汗をかいた分だけ自分の技術になると教わり、汗だくになって授業を受けていたのを思い出します。治療家と呼ばれるために必要な技術、知識はいくつあっても十分ということはありませんし、日々の仕事の中で学べることはいまだにたくさんあります。ある先輩が「向上心を失った時点で治療家ではなくなるんだ」とおっしゃっていたのですが、正に国家資格でもない、保険も効かない技術。そんなアウトロー的な位置にある治療家であるからこそ向上心、日々勉強、日々感謝という気持ちを忘れてはいけないんだということも、しっかり学んだからこそ持ち続けていられる気がします。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

学生時代は幼少期から様々なペットを飼っていたというのもあり、動物に興味があったため、獣医になりたくて獣医学部を目指していました。結局、家庭の事情もあって、全然違う仕事に就いたんですが、今考えると、その頃から医療関係の仕事に興味があったのかもしれないですね。あとはサラリーマン時代、健康事業に関わらなければ、現在の仕事をしていなかっただろうなと思います。その頃、「健康とエンターテインメントを結びつけることはできないのか?」という事業をやっていたんですけど、「楽しみながら健康になるには?」という考えは、今も頭のどこかにあります。

技術は自分のためではなく、人のために覚えるもの

A.B.C.カイロプラクティックを経営する、高井康好さん

A.B.C.カイロプラクティックを経営する、高井康好さん

Q7. どういう人がその仕事に向いていると思いますか?

どんな仕事もそうですけど、人に喜ばれること、人のためになれることをやりがいと感じられる人ですね。この業界には、「こんな技術が使える」とか、「あんな技術を習得したい」とか、技術に特化しちゃう人もいるんですけど、そういう人を見ると、「技術というのは自分のスキルアップのためでなく、人のために覚えるんじゃないのか?」と思ってしまうんですよね。僕もインターンの頃、「あの技術を覚えたい」と先生に言って、「なんで教えなきゃいけないの?」と言われたことがあったんですが、ある時、「こういう症状の人がいて、いままでの施術だと改善しないので、あの技術を教えて下さい」と言ったら、「それなら教えてあげよう」と言ってくれて。きっと先生は「技術というものは自分のためでなく、人のためにあるんだ」ということを教えたかったんだと思ったんです。だから、まずは「人のために」と考えられる人が向いてるんじゃないかと思います。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします

変な話ですけど、この業界って第一希望でなる人が少なくて、仕事や学業からドロップアウトした人が多いんです(笑)。医学関係に進みたいなら、勉強して医者になればいいし、医学療法士とか、柔道整復師とか、ほかに資格が取れる仕事もある。ただ、僕は手技療法だからこそ改善できるものを信じてるし、実はお客様とのかかわりの中から笑顔や喜びに多く触れることができる稀有(けう)なお仕事だと思ってます。経験値や知識が高まるにつれて自信にもつながってきます。いくつになっても成長していく喜びを得られる仕事なのではないでしょうか。高校生で興味がある人がいたら、専門学校などで若いうちからたくさん学んで、癒し道をとことん突き詰めてほしいですね。


施術者自身の技術が上がるにつれて、忙しくなり、体を壊しやすくなる……。
整体師は、自身の健康管理がとても重要な仕事なのですね。整体師の仕事に興味を持った人は、まずは一度施術を受けてみるといいかもしれませんよ。


【profile】A.B.C.カイロプラクティック 高井康好
http://2nd.geocities.jp/a_b_c_chiropractic/

この記事のテーマ
医療・歯科・看護・リハビリ」を解説

医師とともにチーム医療の一員として、高度な知識と技術をもって患者に医療技術を施すスペシャリストを育成します。医療の高度化に伴い、呼吸器、透析装置、放射線治療などの医療・検査機器の技師が現場で不可欠になってきました。専門的な技術や資格を要する職業のため、授業では基礎知識から医療現場での実践能力にいたるまで、段階的に学びます。

「医療・歯科・看護・リハビリ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「整体師」
はこんな仕事です

骨や関節、骨盤などのゆがみを整えたり、筋肉のコリをほぐしたりすることで、身体の不調を整えるのが整体師の仕事。国家資格を必要としないため、技術を身に付ければ開業することができるが、整体院・治療院や整体サロンでアシスタントとして実務に携わりながら、独立・開業に向けて技術を磨くことが一般的。疲労や身体の不調、ストレスに悩む人に対して施術するほか、スポーツ選手にリハビリを行うこともある。その技術には、流派や理論が数多くあるため、整体師はそれらを組み合わせながら施術している。

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