【シゴトを知ろう】農業系研究・技術者 ~番外編~

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【シゴトを知ろう】農業系研究・技術者 ~番外編~

2016.10.28

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】農業系研究・技術者 ~番外編~

農業系の研究所「国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構」で主任研究員として活躍している鈴木彌生子さんは責任ある立場に置かれながらもとても生き生きと、楽しそうにお仕事されています。
そんな鈴木さんに、ご自身のライフスタイルなどを伺いました。

この記事をまとめると

  • 働き方にはさまざまなスタイルがあることを知る
  • 広い視野で物事を考えることがリーダーには必要
  • コミュニケーション能力は努力で磨くことができる

自由な働き方が実現する職場

――まず、鈴木さんがお仕事されている「国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構」とは、どんなことをしている組織なのでしょう?

端的にいうと、農業に関連する技術を作る組織です。田んぼを耕すために使う耕うん機など、農家さんの作業負担を減らすロボットを作ったり、新しい品種を開発して製品化につなげたり、といったことがその一部として挙げられます。農学だけでなく、工学、理学、薬学など、さまざまなジャンルの専門家が集まり、協力して新しい技術を生み出しています。


――鈴木さんは、食品に関する研究をされているとのことですが、具体的なシゴト内容を教えて下さい。

食品のなかに含まれる成分の濃度などを計る、「分析化学」と呼ばれる研究をしています。「分析化学」を通じて食品に含まれる体に有効な成分を見つけることなどもできるのですが、「食品の産地判別」が私のメインの研究テーマです。たとえば、「国産」として販売されているお米が、本当に国産なのかは成分を調べることで分かるんですよ。


――研究者で、しかも主任を担っているとあれば、普段からとてもお忙しいのでは?

1日に7〜8時間ほど研究室で実験する日も多いので、忙しいといえばそうなのかもしれません。ただ、研究所では「裁量労働制」という働き方が採用されているため、一日のスケジュールを自分の好きなように組み立てることができ、とても自由な働き方ができるんです。

自由な働き方が実現する職場

――自由な働き方ができるとは、素晴らしいですね!

まとまったお休みをとることもできるので、気分転換に旅行に行くこともありますよ。ただ、その分きちんと成果を出さないといけないという面はあります。一定以上のノルマを作って、それを達成すべく計画を立てて研究していくことが求められます。


――自己管理能力がかなり問われそうですね。ノルマというと、具体的にどんなことがあるのでしょう?

多岐にわたりますが、自分の研究成果を学会などで発表し、研究所の外部の人たちに知ってもらうということが一番のノルマです。なかでも国の機関や民間企業に興味をもってもらい、実際の検査に使用してもらうなど、研究成果を実用化することが分かりやすいゴールかもしれません。

広い視野で物事を考えられる人がリーダーに

――学会での発表やプレゼンテーションの他にも外部の方と接する機会などはありますか?

たまに「研究者ってずっと部屋にこもって研究しているの?」と聞かれることもありますが、実は自分の技術をプレゼンしたり、国の機関や民間企業の方たちと交流する機会もとても多い仕事です。時には中学校や高校などで講演をすることもあるんですよ。


――どのような方が研究所のなかでリーダーになっていく傾向が強いのでしょうか?

上に立つ人には研究所内の業務などをマネージメントすることが求められるので、全体を見わたす視野をもった人が適していると思います。それぞれ異なるテーマをもった研究者に適宜アドバイスをしなくてはならないため、さまざまな立場から物事を考えられることが重要なのではないでしょうか。

一つのことに没頭できる集中力だけでなく、コミュニケーションや交渉術に長けていることなども求められる研究職。もともとプレゼンなどは得意ではなかったという鈴木さんは、「自分の研究成果を魅力的に伝えたい」という思いを原動力に、それらの能力を磨いていったとのことでした。大変な分、得るものも大きいのが「研究」というお仕事なのかもしれません。

【profile】
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構
食品研究部門 食品分析研究領域・信頼性評価ユニット 
主任研究員・博士 鈴木 彌生子

この記事のテーマ
動物・植物」を解説

ペットなど動物や観賞用の植物に関わり暮らしに潤いを提供する分野、食の供給や環境保全を担う農業・林業・水産業などの分野があります。動物や植物の生態や生育に関する専門知識を身につけ、飼育や栽培など希望する職種に必要な技術を磨きます。盲導犬や警察犬、競走馬、サーカスの猛獣などの調教・訓練や水族館や動物園で働く選択肢もあります。

「動物・植物」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「農業系研究・技術者」
はこんな仕事です

農業における生産技術の向上を目的として研究・指導を行うのが主な仕事。新たな生産技術の普及をめざし、導入の手助けや地域特産品の開発などに取り組み、農家を支える立場として活動する。農業試験場などの研究機関ではさまざまな実験を行い、農協や農業団体に勤務して経営や栽培方法の指導にあたることもある。なかには、官公庁の農業政策において農業を活性化させるための企画を考えたり、穀物の品質を検査したりする研究者、技術者もいる。

「農業系研究・技術者」について詳しく見る