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「今年の流行」ってどうやって決まるの?

2015.09.09

提供元:マイナビ進学編集部

「今年の流行」ってどうやって決まるの?

ファッション業界には流行が存在します。販売されている洋服のデザインは、それぞれ別のブランドが作っているはずなのに、どこか似通った特徴があります。ファッション業界において流行が生まれる仕組みについて探ってみましょう。

この記事をまとめると

  • 流行には長い時間とプロセスを経て人為的に作られる側面がある
  • 色と素材の流行がデザインを決める上での要(かなめ)
  • 誰もが無縁ではいられない流行の渦ともう一つの波

今年の流行色は2年前に決められているってホント?

私たちは、ファッションの流行と無関係にはいられません。小さな町の、小さなお店で売られているシャツ一枚にいたるまで、大きなファッションの流れの中にあるのです。では、その流行とはいったい、どのように生まれるものなのでしょうか。

ある洋服がたくさん売れた結果、それが流行するというのなら分かりますが、例えばファッション雑誌などで、「今年は○○が流行!」「××がトレンドの夏がくる!」といった具合に、洋服の発売前から、流行が先読みされていることを不思議に思ったことはありませんか? そう、実は流行とは、なんとなく生まれるものではなく、前もって人為的に「作られる」場合もあるのです。

ファッションの流行は、あらかじめ決められているとお話しましたが、まず最初に決定するのは流行色です。これを行うのは国際流行色委員会ですが、店頭に商品が並ぶ2年も前に決定するというから驚きです。さらにそれを受けて、ファッションの情報収集を専門とする企業が、流行させる洋服のおおまかな素材や形を提案します。その後、新しい素材の見本市が開かれ、使用する素材が決まり、ようやくそこで各ブランドが皆さんの着る洋服をデザインし始めるのです。

服飾素材にも流行があるの?

毎年のファッション・ショーや展示会で、各ブランドが新作を発表することはご存じだと思いますが、各ブランドの新作発表のおよそ半年前に、素材の新作発表会が毎年開催されています。これには生地メーカーや商社、各ブランド、マスコミ関係者などが多数参加します。そこで発表される新しい素材も、その年の流行色とトレンドに基づいて作られています。例えば、2015年の春夏では、異素材を張り合わせた「ボンディング」という、ボリュームのある素材が流行しています。その年の流行の雰囲気は、素材の質感によって決定される部分があるので、新しい素材や技術には、各ブランドが熱い視線を送っています。

このように、世界共通の流行色が定められ、それを基に、新しい洋服のおおまかな素材・形があらかじめ決まっているため、各ブランドがデザインに取りかかる前から、すでに基本的な部分が共有されていてることが分かりますね。同シーズンに販売される洋服たちがどこか似通っているのには、そんなところに原因があるといえるでしょう。

最先端から量販店にいたる流行の大きい流れと、もう一つの流れ

世界のファッション界には、4大コレクションと呼ばれる新作発表会があり、春夏と秋冬に分けて通常は毎年二回行われます。パリコレもその一つで、シャネルやディオール、日本からはコム・デ・ギャルソンなど、世界的に有名なブランドが数多く参加し、4大コレクションのなかでも規模が大きく、影響力があるといわれています。

皆さんが普段着ている洋服も、このパリコレの影響を強く受けています。例えば、巷でよく見かける細身のジーンズもパリコレで発表されたデザインが基になっていますし、定番といわれる商品や量販店でさえパリコレで用いられる色使いや素材を参考にしています。洋服を着て生活している以上、誰もがこの大きな流れとは無縁ではいられないのです。
しかし、それとは別の流れというのも存在しています。例えば現在流行しているスニーカーを街履きするスタイルはストリートで生まれ、まるで大きな流れを逆流するかのように、シャネルが最近のコレクションに大々的に取り入れたことでたいへん話題となりました。

こうして大きな流れだけでなくさまざまな流れが交錯し、衝突、葛藤を繰り返しながら生まれるものこそが、流行の本当の姿なのかもしれません。流行の服を作り出すデザイナーになるためにはトレンドの中に入って主体的に学ぶことになりますが、このようにトレンドを外から眺めて社会を分析するという学問の視点もあるのです。大学ではこのような客観的な分析を行う学問もありますので、興味がある人は調べてみてはいかがでしょうか。

この記事のテーマ
生活・服飾・美容」を解説

生活・服飾・美容の分野には、生きていくために必要不可欠なものだけではなく、それによって生活がより豊かで快適になることを目的としているものもあります。たとえば生活学では、だれもが安全で快適に暮らせる空間を実現するために、ユニバーサル・デザインの研究を行います。服飾や美容は、トレンドや利用者によって多様化するニーズに対応するために、素材、色、デザイン、施術方法など、あらゆる角度から美を追究しています。

「生活・服飾・美容」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「服飾・被服学」
はこんな学問です

服飾について専門的に学び、より優れた服飾を追究する学問。世界各地の服飾文化について、歴史や存在意義、機能性などを分析し、科学的な視点から服飾文化の向上や創造に役立てるのが主な目的。デザイン、縫製など服飾造形の技能を追究し、習得する「プロダクトデザイン分野」、繊維の性質や加工、管理を学ぶ「テキスタイル化学分野」、商品流通や消費を研究する「消費科学分野」のほか、文化財となる服飾品の保存を学ぶこともあり、領域は幅広い。

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