【シゴトを知ろう】獣医師 ~番外編~

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【シゴトを知ろう】獣医師 ~番外編~

2016.10.25

提供元:マイナビ進学編集部

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【シゴトを知ろう】獣医師 ~番外編~

実は私たち人間が、毎日、安心してお肉を食べられているのは獣医さんのおかげだった!? という意外と知られていない事や、猫の病気や定期検診についてなど、東京猫医療センターの服部院長に専門家ならではのお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • お肉を安心して食べられるのは獣医さんのおかげだということがわかる
  • 猫を病院に連れて行く目安がわかる
  • 猫の定期検診の大切さがわかる

獣医がいるから美味しいお肉を食べることができている

――獣医さんというと動物病院に勤めるか開業しているというイメージが強いですが、そのほかの仕事をされている人もいますか?

実は、獣医のうち開業したりするのは1/3で、研究などをしている人が1/3、残りの1/3は皆さんが口にしている肉の安全を守っています。

獣医は平安時代からいますが、猫や犬などの治療を始めたのは戦後から。それまでは、人間の口入る動物の肉の安全や清潔を守ることが獣医の主な仕事でした。だからなのか、大学でも牛や馬の勉強のほうが多いです。

目立たない仕事なので、あまり知られていませんが、みなさんが安心してお肉を食べることができるのは、日本中の獣医さんが、安全であるというハンコを押してくれているからなんです。これが本来の獣医の仕事。
犬や猫を診ているだけが獣医ではない。それは今の若い方たちに知ってもらいたいことです。

自分の子供だったらどうする?と常に同じ目線で考える

――それは知りませんでした。では次は猫について、人間と違って具合が悪いかどうかわかりにくいと思いますが、病院に連れてくる目安のようなものはありますか?

猫は言葉をしゃべることができないので、病気になってもそれを伝えることができません。だから、いつもと様子が少しでも違うと感じたら、病院に連れて行くようにしてください。猫や動物だと、あまり気にしない人もいるようですが、自分の子供と同じなんだと思って、調子が悪いなと思ったら、いつもと違うなと感じたら、すぐ病院に連れて行くようにしてください。これは飼い主の義務です。


――ちなみに猫がかかりやすい病気というのはありますか?

猫は腎臓病にかかりやすいと言われています。ただ、人間がかかる病気はほぼ猫もかかります。もちろん、ガンにも高血圧にもなったりします。そのため、人間同様猫もやはり日頃のケアも大切です。

飼い主さんの情報が治療に役立つ

――日頃のケアが大切とのことでしたが、猫も定期検診は必要ですか?

もちろん必要です。2歳ぐらいからはじめて、10歳までは1年に1回程度。10歳を超えたら半年に1回受けるようにして下さい。最近の猫は15~16歳ぐらいまで寿命が延びている。20歳を超える猫も多くなっているので、人間と同じように健康で長生きするためには定期的な検査は欠かせません。
定期健診にしろ、治療しろ、医療には時間とお金がかかります。どこまで動物に猫ちゃんに時間とお金をかけてあげられるかは飼い主さん1人ひとり違うと思います。あくまでも飼い主さんの生活があっての猫。飼い主さんも猫も両方が幸せになる方法を日々考え、想像しています。

飼い主さんによっては、猫を助けたいけれど色々な理由であまり時間がかけられないとか、2万円までしか出せないという人もいると思います。そしたら、私たち獣医はその中でどれだけのことができるのか、それが腕の見せ所だと思っています。だから猫を飼ったら、まずは信頼できる獣医さんを探すのも重要なことです。
私も、日々、猫と人間が仲良く、楽しく暮らせる世界のために力になれればと思っています。


猫の人気が高まっている中、高校生のみなさんの中にも猫を飼っている方がいるかもしれませんね。猫も犬も話せないからこそ、飼い主がきちんと日々の違いに気づいてあげる必要があります。そして獣医の仕事には、細やかな変化に気付ける観察眼が必要といえそうです。家でペットを飼っている人は注意深く観察してみてはいかがでしょうか。

【profile】
猫医療センター院長・獣医師、JSFM(ねこ医学会)理事 服部 幸
2年半の動物病院勤務。
2005年猫専門病院SyuSyu CAT Clinic初代院長を務める。
2006年アメリカのテキサス州にある猫専門病院Alamo Feline Health Centerにて研修プログラム終了。
2012年東京猫医療センターを開院

東京猫医療センター公式ページ(http://tokyofmc.jp/)

この記事のテーマ
動物・植物」を解説

ペットなど動物や観賞用の植物に関わり暮らしに潤いを提供する分野、食の供給や環境保全を担う農業・林業・水産業などの分野があります。動物や植物の生態や生育に関する専門知識を身につけ、飼育や栽培など希望する職種に必要な技術を磨きます。盲導犬や警察犬、競走馬、サーカスの猛獣などの調教・訓練や水族館や動物園で働く選択肢もあります。

「動物・植物」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「獣医師」
はこんな仕事です

「動物のお医者さん」として知られるが、実はその活動分野は広範囲にわたる。まず、ペットや畜産動物の診療を行う臨床獣医師。次に、公務員として家畜衛生や食肉などの食品の安全を監視する活動。そのほかにも、大学や研究所などで獣医学の研究を行ったり、野生動物を専門とする活動をしたり、医学分野で実験動物を管理したりするなど、さまざまな分野で活躍している。そのため、勤務先も動物病院から酪農を行う牧場、あるいは空港や港の検疫所など、従事する業務によって大きく異なることになる。

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