【シゴトを知ろう】骨董屋 編

  • ようこそ、ゲストさん
  • ログイン
  • メンバー登録(無料)
  • エリア設定
  • 保護者・先生の方へ
MENU
閉じる
  • ようこそ、ゲスト さん

    メンバー登録(無料)

  • 適学・適職診断無料!

    診断を受ける

  • エリア設定

現在4校がカートに入っています。

一度に最大30校までまとめて資料請求することができます。

閉じる

「マイナビ進学」サイトが別タブでが開きます。

【シゴトを知ろう】骨董屋 編

2016.11.02

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】骨董屋 編

私たちの身の回りにはさまざまな物があふれていますが、その一つひとつが持っている「本当の価値」を知るのは難しいですよね。
今回は、そんな「物の価値」を見定め、商品として売り買いしている「骨董屋」というお仕事について、骨董屋店主を勤めている西さんにお話を伺ってきました!

この記事をまとめると

  • 仕入れや催事によって仕事のスケジュールが変わる
  • 家業を継ぎ、33代目として骨董屋を経営している
  • 骨董屋は物の価値や市場の波を読む能力が必要

商品が長い時を超えてお客様の手に渡る

Q1. お仕事の概要を教えてください。

仕事の内容はオークションへの出品がメインになっていますが、業者同士の市場で仕入れを行ったり、催事に出店したりもしていますね。
仕入れで市場に出向くときは丸一日使いますし、催事の中には3日間続けて行うものもあるので、ホテルに泊まるなどして連日仕事をしています。その他にも、お客様から直接買い取りの依頼がくることもあるので、スケジュールは日によってバラバラです。


Q2. 骨董屋というお仕事の魅力、やりがいを教えてください。

いろいろな物を、見るだけでなく実際にこの手で触れられるというのはとても魅力的です。この業界では作られてから100年ほど経った物を「骨董品」と呼ぶのですが、昔は今ほど生産技術が優れていなかったため、生活の中にある物のほとんどが職人さんによる手作りの商品でした。職人さんが一つひとつ丁寧に作り上げた物が時を越えて再度お客様の手に渡る。その流れにロマンを感じますし、お客様にご満足頂いたときはやはりやりがいを覚えます。

ニッチな分野であるため、“ノウハウ”は働きながら得る

Q3. 逆に、大変さを感じるのはどのようなときですか?

骨董屋は「物を買って売る商売」ですから、さまざまな失敗が付き物です。高く仕入れたものが売れずに残ってしまったり、デリケートな商品を傷つけてしまったときなどは大変な思いをしました。
ですが、失敗の大小に関わらず、一つひとつの経験が糧になるのも事実です。自信を失くしてばかりでは物を売ることはできないと感じています。


Q4. 骨董屋になったきかっけを教えてください。

祖父が骨董屋を始め、父・私と家業を継いでいます。同業者さんの中には前職を定年退職されてから始めた方や、20代30代で始めた方もいらっしゃいますね。
骨董品の売り買いや、業者だけしか入れない市場に入る場合は「古物商許可書」という免許書のようなものが必要なのですが、これは警察署で申請すれば簡単に取得できるので、気軽に骨董屋を始める方もいらっしゃいます。


Q5. 骨董屋になるために学んだことなどはありますか?

私の場合、家業ということもあり幼い頃から近くで仕事の様子を見ていたので、外で専門的なことを学ぶようなことはありませんでした。
骨董屋のノウハウはどこかで学ぶというよりも、業界に踏み込み働きながら得るものだと思います。

骨董屋は、“物の真贋(しんがん)を見極める目“が必要

Q6. 高校生のとき抱いていた夢はありますか?

高校生の頃は漠然と「家業を継ぐのだな」くらいにしか考えていませんでした(笑)。ですが、実際に働き始め、お客様が笑顔で店を後にする姿を見て、次第に仕事に対する責任を感じるようになりました。
「家業を継ぐ」というケースは骨董屋以外にもたくさんありますよね。そういった環境に身を置いている人は親が働く様子を熱心に眺めておくと、自分が働くときの参考になると思います。


Q7. どのような人が骨董屋というお仕事に向いていますか?

骨董屋と言っても、お店を持てばお客様と直接売り買いを行う「接客業」です。購買に至るまでの道程を作らなければいけません。そういう意味ではコミュニケーション能力に長けている方が向いているのだと思います。
また、より一人前になるためには、オークションや仕入れで勝つための忍耐力、物の真贋(しんがん)を見極める力、市場の動きを読む力など、さまざまな要素や資質が求められます。


Q8. 骨董屋に興味がある高校生に向けてメッセージをお願いします!

この職業は若年層には馴染みの少ない職業だと思います。高額な陶器や絵画を扱っていて、お店には入り辛いというイメージが先行されると思います。ですが、骨董屋の多くは生活の道具など現代でも身近に置き換えられる物を扱っています。まずは勇気を持ってお店を巡り、見て触れてみましょう。そして、さまざまな職人技や物の歴史を感じてみてください。


物の価値を見定め、商品をお客様に手渡す。とても難しい仕事ですが、物の価値を知り、その歴史に寄り添うことができるのは骨董屋ならでは魅力だといえるのではないでしょうか。
「歴史的な物に興味がある」「昔の商品が好き」という人は、骨董の世界に足を踏み入れてみてはいかがですか?


【profile】(有)総合美術 秩父美術館学芸員  西勝寿

この記事のテーマ
デザイン・芸術・写真」を解説

デザインは、本や雑誌、広告など印刷物のデザイン、雑貨、玩具、パッケージなどの商品デザイン、伝統工芸や日用品などの装飾デザインといった分野があり、学校では専門知識や道具、機器を使いこなす技術を学びます。アートや写真を仕事にする場合、学校で基礎的な知識や技術を身につけ、学外での実践を通して経験やセンスを磨きます。

「デザイン・芸術・写真」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「骨董屋」
はこんな仕事です

骨董品の売買を行う仕事。日本、中国、ヨーロッパの骨董品を中心に、年代物の美術品や各種陶器、着物、年代物の生活道具などの物品を取り扱っている。地方の骨董市に買い付けに行ったり、仕入れ先や顧客との価格交渉を進める。骨董品には定価がないので、「目利き」と「信頼」が何より大切。豊富な経験・知識と本物を見抜く鑑識眼、さらに信頼を得る接客マナーも必要とされる。骨董屋に勤めながら長く経験を積み、知識とノウハウを獲得し、警察の「古物営業許可」を得てから独立開業するケースが多い。

「骨董屋」について詳しく見る