【シゴトを知ろう】ショップデザイナー 編

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【シゴトを知ろう】ショップデザイナー 編

2016.10.18

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】ショップデザイナー 編

みなさんは買い物に出かけたとき、すてきなデザインのお店を見つけて、思わず写真を撮ってしまったことがありませんか? そんなすてきなお店の照明や家具などを選び、空間を整えるのが「ショップデザイナー」のお仕事です。

今回は、ショップデザインから設計・施工まで手がけるショップデザイナーの林 祐希さんに、ショップデザイナーのお仕事について詳しく伺いました。

この記事をまとめると

  • お店のオーナーの世界観を主にインテリアで表現する仕事
  • 短いスケジュールで、現場をたくさん回るので体力が必要
  • 「想像以上の出来上がりだ!」と喜んでもらえると疲れも吹っ飛ぶ

デザインも図面も現場監督もこなすマルチプレーヤー

ショップデザイナーの林 祐希さん

ショップデザイナーの林 祐希さん

Q1. 現在のお仕事内容について教えてください。

私はショップデザイナーとして、お店のイメージに合う魅力的な空間をつくっています。1カ月にだいたい4件くらいのお店のデザインに携わります。

仕事の流れは日によってさまざまですが、1週間の半分は、図面を書くなどの内勤(事務所内で務めること)。そのほかは、実際に現場を回っています。現場に行く場合は2つのパターンがあり、1つは現場監督として現場で職人たちに指示を出す場合。もう1つは、お客さんへのヒアリング(要望の聞き取り)をする場合です。

後者の場合はまず「どんなお店にしたいか?」という理想をお客さまに伺って、イメージをふくらませるところからスタートします。例えば「ナチュラル」「ハワイ」など全体の雰囲気を伺ったり、「こんなお店にしたい!」という参考写真を見せてもらうこともあります。

さらに、実際に現場に足を運んで、「ここは窓が多く、天井が高いからこれを生かしたお店づくりをしよう」など、お店の特徴をプロ目線で探ります。同時に、飲食店なら何席ほしいとか、アパレルショップならショーケースをどこに置きたいかなど、具体的に設置したい設備も確認しておきます。

このヒアリングを元にプランニングし、図面を起こして、塗料や照明器具など資材や小道具の発注をし、現場での作業に取りかかります。

現場での作業を外部業者に発注するデザイナーもいますが、我が社では図面作成から施工まですべて行うのが特長です。


Q2. お仕事の中で、魅力ややりがい、楽しさを感じるのはどんなときですか? 象徴的なエピソードと合わせて教えてください。

完成したショップを見たお客さんに「想像以上だ! 林さんに頼んでよかった!」と喜んでいただけるときにやりがいを感じます。そのためには、事前のヒアリングに時間をかけ、お客さんのイメージを丁寧に引き出すことが大切です。また、我が社では施工まで行っているので、「壁の色をもう少し暗くして欲しい」など、急なお客さんのリクエストにも答えることができるのが魅力だと思います。図面に落とし込んだもの以上の成果が出せるのは、現場に直接入ってトラブルにも柔軟に対応しているからできることだと思います。


Q3. 一方で、お仕事の中で大変さや苦労を感じるのはどんなときですか? こちらも象徴的なエピソードと合わせて教えてください。

納期(つくる期間)が短いことです。例えば、新築の家などは、最初から1〜2年はかかると思ってオーダーしますよね? でも、ショップデザインはすぐにできると思っているお客さんが多いのです。実は、お客さんが空き店舗を借りて、工事を終えるまですでに家賃が発生しています。商売をせず、工事だけで家賃が発生するのはお客さんにとっても困ることなので。ですから、「なるべく1日でも早く仕上げてくれ」と言われることが多いですね。私たちはお客さんに満足してもらうことを目指しているので、どうしても時間はかかってしまいます。納期はできるだけ早く。だけどこだわりは捨てず。そのバランスの取り方が難しいところです。

お客さんの要望を聞き出す、職人と綿密に連絡を取るなど、コミュニケーション能力が求められる

Q4. 現在のお仕事を志すようになったきっかけを教えてください。

父も同じような仕事をしていたので、自然と自分も志すようになりました。最初は漠然と自分の好きなお店を見るのが好きでしたね。「こうすればカッコよくなりそう」と想像をふくらませたりしていました。高校は普通科で、資格のための勉強はしていませんでしたが、部活のバスケットボールは頑張っていました。


Q5. 大学ではどのようなことを学びましたか?

大学は建築科に進学し、建築士の免許は大学院に通いながら取得しました。ショップデザイナーには建築士免許は不要ですが、お客さんからの信頼が高まりますよ。


Q6. 高校生のころはどんな夢を持っていましたか?

高校生のころになりたかったものは、「木こり」と「水族館職員」です。どちらも親に反対されてやめましたが(笑)。特に、「水族館職員」はイルカやシャチが会話をしているという話を聞いて、何を話しているのか聞いてみたいなと思ったことがきっかけです。ちょっと強引ですが、お客さんの会話からアイデアを引き出すのと近いのかな、と思います。


Q7. ショップデザイナーのお仕事はどんな人が向いていると思いますか?

まずはショップデザインが好きな人。次に体力がある人ですね。また、この仕事はサービス業でもあるので、お客さんの要望を聞き出したり、職人と綿密に連絡を取るなどコミュニケーション能力が高いほうがいいでしょう。明るい体育会系タイプにはぴったりだと思います。

学生時代は“自分が燃えるような事”に打ち込め!

Q8. ショップデザイナーを目指している高校生へ向けて、一言メッセージをお願いします。

勉強も大切ですが、学生時代は自由な時間を有効に使ってほしいと思います。私は「興味あることをやる」「国内外のいろんなことを知る」「友人をつくる」の3つが大切ではないかと思います。なんでもいいから“自分が燃えるような事”に打ち込むことが、将来を豊かにしてくれます。例えば、仕事を始めたばかりの頃、バンドや部活で得た友達が手伝ってくれたりしていました。また、仕事で辛いことがあった時も「部活で走りこんだつらさに比べれば、こんなつらさも耐えられる!」と自分を励ますことができました。経験は役に立ちますよ。



林さんのお話を通して、ショップデザイナーの仕事に興味が湧いた人は、まずはみなさんが普段よく訪れるお店のデザインにぜひ注目してみてくださいね。きっとインテリアやお店づくりの工夫を間近で感じられるはずですよ。

【profile】brown+ 代表 林 祐希
http://brownplus.jp

※メイン画像はイメージです

この記事のテーマ
建築・土木・インテリア」を解説

建築や土木に関する技術を中心に学ぶ分野と、インテリアコーディネイトなどデザインを中心に学ぶ分野の2つに大きく分かれます。資格取得のために学ぶことは、建築やインテリアの設計やプランニングに必要な専門知識、CADの使い方などが中心です。どちらの分野も依頼主の要望を具体化できる幅広い知識とコミュニケーション能力も求められます。

「建築・土木・インテリア」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「ショップデザイナー」
はこんな仕事です

インテリアデザインのなかでも、とくに商業施設を専門とする仕事。具体的には、飲食店、ブティック、美容院、ホテルなどが対象となる。魅力的な空間をつくり上げるために、商品展示、ディスプレー、小道具、色のバランス、照明の演出などを総合的に提案する。また、ショップの世界観を表現しつつ、来店した顧客の購買意欲を引き起こすための仕掛けも要求されることから、デザインのセンスだけでなく、マーケティングに関する知識も必要となる。建築設計事務所やデザイン事務所などに勤務し、実力が付けば独立開業もできる。

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