【シゴトを知ろう】バイオ技術者 編

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【シゴトを知ろう】バイオ技術者 編

2016.10.13

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】バイオ技術者 編

最近、生物が持っている能力や性質を上手に利用して、人間の生活や環境保全に役立たせる「バイオ技術」への注目度がアップしています。バイオ技術というと難しく感じられるかもしれませんが、新しい薬の開発や食物の品種改良など、実はわたしたちの身近にあるものにも使われている技術なんです。

そこで、今回は株式会社ユーグレナでバイオジェット燃料開発に取り組んでいる丸川祐佳さんに、バイオ技術者のお仕事内容や魅力についてうかがいました。生物や科学に興味がある人は必見ですよ!

この記事をまとめると

  • バイオ技術とは、生物が持っている能力や性質を利用して人間の生活や環境保全に役立たせるもの
  • 科学者は行動力がある人が多い
  • 自分がわくわくすることを勉強することが大事

思い通りの研究結果が出るとうれしい!

Q1. まず、普段のお仕事内容や1日のスケジュールについて教えてください。

06:00 起床、朝食、家事など
07:40 自宅を出る
08:30 出社
09:00 メールチェックなど
09:30~10:00 研究補助員さんとその日の業務内容の打ち合わせ
10:00~12:00 実験、MTG、データ分析、資料作成など
12:00~13:00 昼食
12:00~19:00 実験、MTG、データ分析、資料作成など

MTGでは、実験計画や結果について打ち合わせをしたり、新しく導入する装置や機械について話しを伺ったりします。
   

Q2. お仕事の中で、魅力ややりがい、楽しさを感じるのはどんなときですか?

予想通りの結果が出るときや、予想と反するけれども後につながる興味深い結果が出ると楽しさを感じます。あとは、仕事の一部で、屋外から採取した水からユーグレナ(ミドリムシ)を単離する(いろいろな生き物やごみが混ざった水から目的の生き物だけを分けること)作業があるのですが、野外からとってきた水にユーグレナが泳いでいる姿を見つけるととてもうれしくなりますね。


Q3. 一方で、お仕事の中で大変さや苦労を感じるのはどんなときですか? こちらも象徴的なエピソードと合わせて教えてください。

思った通りの結果が出なかったり、何度試しても失敗してしまったりすると大変です。生物相手なので、原因が分かったとしても解決が難しいこともあります。あとは、実験のスケジュール上、どうしても休日に出勤しないといけないこともあるので、場合によっては大変かもしれません。休日出勤が少なくなるように、頑張ってスケジュールを調整して進めています。

「生き物に関わる仕事がしたい」と研究者の道へ

Q4. 現在のお仕事を志すようになったきっかけを教えてください。

子どもの時からずっと生き物が好きだったので、生き物に関わる仕事がしたいと思っていました。動物園の飼育員さんとか、獣医さんとか。中学高校と進むにつれて、ほかの勉強はあまり好きではなかったですが、生物の授業の時間だけは楽しいと感じられて。動物も虫もいろんな種類がいておもしろい生物がいっぱいいるのに、細胞や遺伝の仕組みは共通している部分が多いことを知って、動物を扱う仕事よりも、もう少し根源的な勉強をすることのほうに興味がわいたので、化学と生物を学ぶ理学部に進学しました。

そして大学で藻類に出会い、ぜひ研究を続けたいと思いましたが、藻類の研究を仕事にすることは難しいと思ったので、多少分野が違っても研究に関わっていられればと思って就職活動しました。たまたま就職活動時期に株式会社ユーグレナの新聞記事を見かけ、いまの仕事に就くことができました。


Q5. 大学や専門学校ではどのようなことを学びましたか?

大学では理学部で、生物学と化学と、その融合領域を学ぶ学科を専攻しました。そこで藻類と出会って、その多様性と美しさに惹かれました。就職活動中に藻類で世界を変えようとしている企業に出会って、就職したい!と思ったのがきっかけで入社しました。


Q6. 高校生のころはどんな夢を持っていましたか?

高校時代は研究職に就きたいなぁとは思っていました。白衣を着ていられる仕事がしたいと考えていたと思います。部活は運動部でしたが、生物部にもお邪魔してちょっとした実験をしたりしていました。あとは「日経サイエンス」や「Newton」などの雑誌を読むのが好きで、よく図書館に行きました。わくわくする研究がいっぱい載っていて、雑誌を読んでいると楽しかった記憶があります。

「明るく楽しく前向きに」が仕事のモットー

Q7. このお仕事はどんな人が向いていると思いますか?

職場の方たちを見ているとまじめで誠実、そしてやはり理論的ですね。科学者はおとなしくてオタク系が多いというイメージがあるかもしれませんが、意外とアクティブで行動力がある人が多いです。あと、職種というよりも社風かもしれませんが、当社の仲間(社員のことを、ユーグレナでは“仲間”と呼びます)の行動指針の一つに「明るく楽しく前向きに」というメッセージがあるのですが、基本的に前向きな人が多いと思います。研究をしていると失敗してしまうことや思った通りの結果が出ないことも多いのですが、それでも日々研究を続けていけるのは「明るく楽しく前向き」な心持ちでいるからなのかもしれないです。


Q8. バイオ技術に興味を持ち、バイオ技術者を目指している高校生へ向けて、一言メッセージをお願いします。

自分でわくわくする、楽しいと思えることを勉強するのが大事だと思います。仕事になるともちろん楽しいことばかりでもなくて大変なことも多いのですが、日々発見のある楽しい仕事だと思います。



生き物が好き、という純粋な気持ちから研究者を目指したという丸川さん。現在はミドリムシからバイオジェット燃料を作る研究をしているそうですが、これが実現したらミドリムシの力で空を飛ぶ飛行機に乗れる日が来るかもしれません。楽しみですね。

自分がわくわくすることを勉強することが大事というアドバイスもいただきました。
みなさんが今一番わくわくすることは何ですか? その「わくわく」を大切に、一生懸命勉強し、いろいろなことにトライしてみてください。

【profile】株式会社ユーグレナ 丸川祐佳
http://www.euglena.jp/

この記事のテーマ
環境・自然・バイオ」を解説

エネルギーの安定供給や環境問題の解決など、自然や環境を調査・研究し、人の未来や暮らしをサポートする仕事につながります。また、自然ガイドなど、海や山の素晴らしさと安全なレジャーを多くの人に伝える仕事もあります。それぞれ高い専門性が求められる職業に応じて、専門知識や技術を学び、カリキュラムによっては資格取得や検定も目指します。

「環境・自然・バイオ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「バイオ技術者」
はこんな仕事です

科学的に生命現象を解明するバイオテクノロジーを使って、医療・保健衛生・食料生産・環境保全など、さまざまな分野へ貢献できる製品を研究・開発する仕事。大学の研究室をはじめ、製薬会社や食品会社などの研究部門のほか、公的な研究機関などで働くことが多い。バイオテクノロジーの研究成果として有名なものが、再生医療への応用が期待される細胞で、医療面では新薬の開発などにもバイオテクノロジーが使われる。ほかにも、農作物の品種改良や微生物を利用した環境保全など、多岐にわたる分野で研究が進められる。

「バイオ技術者」について詳しく見る