【シゴトを知ろう】ネイルインストラクター ~番外編~
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ネイリストに技術や知識などを教えるネイルインストラクターのお仕事。今回は、そんなネイルインストラクターの「お仕事あるある」や、このお仕事の知られざる事実やトリビアについて、全国に70店舗を展開しているネイルサロン、Nail Quickでネイルインストラクターを務めている小田島奈央さんに伺いました。
この記事をまとめると
- ネイルインストラクターは試験のためのモデル探しが大変!
- 専任講師以外にメーカーのデモンストレーターやサロン経営と両立している人もいる
- 認定講師試験に合格できたことが新たな道を進む起点となった
練習にも付き合っていただくモデルさん探しは大変!
――ネイルインストラクターになるための試験は、モデルさん探しが大変と聞きました。ネイルインストラクターになるための資格試験について「あるある」なことを教えてください。
仕事をしながらの試験は、仕事後と休みの日だけの練習なのでとても大変です。自分一人でも練習しますが、やはりモデルさん探しは一苦労ですし、練習にも付き合っていただくので、モデルさんの存在は本当に大切です。モデルさんがいないと何もできませんから、とにかく感謝、感謝の一言です。モチベーションをキープし続けるのも自分との闘いですね。試験1週間前の追い込みは半端なかったです。
電車の中で、男性・女性かかわらず、手や足に目がいく
――また、お仕事とリンクする、休みの日にありがちな「あるある」があれば教えてください。
電車に乗っている時、男性女性関わらず、手や足に目がいきます。友人の子どもを見ても、「甘皮ある!とりたい!」となってしまいますね(笑)。雑誌などから流行をチェックするのも自然と無意識のうちに行っているようです。
――ネイルインストラクターは、ネイルスクールで指導をするほか、自らネイルサロンをオープンしたり、サロンワークを続けながらインストラクターとしても活躍したりする人もいると聞きました。意外と知られていない、このお仕事の知られざる事実やトリビアを教えてください。
講師は専任講師以外でも仕事はありますし、ネイル関連のメーカーのデモンストレーターなどをしていらっしゃる先生方もいます。自分でサロンを経営しつつ、非常勤講師で外部の仕事を行うなど、 自分のペースで仕事をすることもできます。自分のペースで仕事ができるようになれば、国内海外問わず仕事にも幅が出てきますよ。
講師試験に合格したことで、新たな道を進む起点となった
――最後に、お仕事の中で、一番の思い出や達成感を感じたエピソードについて教えてください。
自分自身にとって思い出深いことは、資格試験に合格して講師側に立てたこと。夢が叶ったことですね。認定講師試験に合格できたことで、新たな道を進む起点となったことは間違いありません。諦めそうになったときも、そばで応援してくれたり、相談に乗ってくれる仲間に出会えたことも幸せです。お客様や生徒さん、スタッフの笑顔が見られたときは、本当にこの仕事をしていてよかったと思えます。
また講師としては、教えていくうちに自分が教わることが多々あります。スタッフや生徒さん、みんなの苦悩、笑顔、それを共にし、嬉しさや達成感を味わえるのは本当に幸せです。失敗こそ貴重な財産だと思い、次への励みにも繋がります。まだまだ、道半ばです。もっともっと、 色々なエピソードをつくっていけるよう勉強したいです。
ネイルインストラクターという教える立場にいながら、まだまだ学ぶことがあるという小田島さん。いつかネイルインストラクターになってみたいという人は、ぜひ小田島さんのような生徒の成長を喜んでくれる先生のもとでネイルを学んでください。技術を学ぶのももちろん大切ですが、それ以上に「人のために何ができるか」という心構えが学べるはずです。
【profile】ネイルクイック 小田島奈央
https://www.nailquick.co.jp/
この記事のテーマ
「エステ・ネイル・リラクゼーション」を解説
ネイルアーティストやエステティシャンなど、美容のスペシャリストを育成したり、アロマセラピストやマッサージ師のように身体のもみほぐしや香りでの癒しに関わる知識と技術を身につけます。あわせて学校では、職業に応じた専門技術と接客能力を磨きますが、新しい技術やトレンドに対応するため、自ら学び続ける好奇心やセンスが求められます。
この記事で取り上げた
「ネイルインストラクター」
はこんな仕事です
ネイルケアや爪の補修、知識などをネイリストに教える講師を指す。講師として活躍するための資格は不要だが、一定以上の技術や経験が求められるため、ネイリスト検定の資格取得があるとベター。サロンでの接客だけでなく、人に教えることが好きな人に向く。流行に合わせたネイルデザインの提案や、手指が美しく見えるようなケア方法、ネイルサロンでの接客方法など、ネイリストに技能・技術が伝えられるプロとしての知識が重要といえる。
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