【シゴトを知ろう】ショップスタッフ ~番外編~

アパレルショップで働く仕事というと、ファッションが好きな人は一度は憧れたことがあるかもしれませんね。今回はロックファッションに特化したセレクトショップである『GEKIROCK CLOTHING』(通称:ゲキクロ)で店長をされている松本圭輔さんに、仕事のあるある情報や、知られざる一面についてお話を伺いました。
この記事をまとめると
- ロックファッションを取り扱うショップにはファッション好きだけではなく、音楽ファンも多く訪れる
- ときにはお客さんと音楽の話で盛り上がることも
- 好きなことを仕事としてやり続けることはときに大変だが、努力が実になったときに大きな達成感が得られる
音楽好きのお客さんとは、ついつい話が長くなってしまうことも
――音楽ファンが集まるセレクトショップならではの「あるある」があったら教えてください。
音楽好きなお客さんとは、ついつい話が長くなってしまうことがあります。みんな好きな音楽の話になるとたくさんお話してくれるのでこっちも楽しくなりますね。特に好きなバンドが一緒だと話に火がついて、ずっと喋ったりしてしまいます!
――逆に、あまりファッションに詳しくない人がお店に来ることもあると思いますが、そんなときはどんな風に接客するのでしょうか。
「ロック」ファッションということで、ロックと非常に密接な関係があるブランドを多数取り扱っているので、まずは好きなバンドや、身につけているバンドグッズの話をして緊張を解いてもらえるようにしています。
いろんなショップを巡り、陳列や接客から学ぶこともある
――お仕事とリンクする、休みの日にありがちな行動があれば教えてください。
ライブやフェスによく遊びに行ってます! あとはいろいろなショップを巡って陳列を勉強したり、実際に接客をしてもらったりして、そこから学ぶことがあれば吸収するようにしています。インドアの日は自宅にあるDJ機材で、即興でDJミックスを作って遊んだりもしています。
予定していた数量を上回る注文をもらえたときの喜びはひとしお
――最後に、お仕事の中で、一番の思い出や達成感を感じたエピソードについて教えてください。
先日、あるブランド様とコラボして制作させて頂いた完全限定デザインの商品の予約を開始したのですが、ものの1時間弱で即完売してしまいました。その後追加生産も行ったのですが、最終的に予定していた数量の5倍近いご予約をいただけて、店長になってから初めて目に見える形で成果が出たことがとてもうれしかったです。
あとは、「激ロック」DJとしてデビューした初めてのイベントもとても思い出に残っています。ずっと信じて応援してくれていたお客さんたちに一つ恩返しが出来た瞬間で、今でも鮮明に覚えていますね」
現在は店長としてだけではなく、憧れだった国内最大級のロックDJパーティー「激ロック」のDJとしてイベントなどでも活動しているという松本さん。音楽とファッションという、好きなものを結びつけて進んできた結果がここにあるんですね。
音楽関連のアパレルメーカー・ショップのお仕事に興味が湧いた人は、ライブに行ったときなどにお客さんが着ているファッションに注目してみてください。これまで以上に好きなものが増えてくるかもしれませんよ!
【profile】GEKIROCK CLOTHING 松本圭輔
http://shop.gekirock.com/shibuya/
この記事のテーマ
「ファッション」を解説
ファッションの専門知識や業界のビジネスノウハウ、感性やセンス、そして技術を駆使し、世の中に新たな流行を生み出すビジネスです。主に、素材づくりや縫製など「つくる仕事」と、PRや販売促進などファッションビジネスに関わる仕事に分かれます。この仕事をめざすには、作品の発表会や学外での職業実習などを通して職業人としての実践力を身につける他、資格取得をめざす場合もあります。
この記事で取り上げた
「ショップスタッフ」
はこんな仕事です
ファッションブティックの店頭で、取り扱うアイテムを、ときには自ら身にまとい販売を行うスタッフ。購買者と直に接することができ、アパレル業務の基本となる仕事。「カリスマ店員」という言葉が流行して以来、ショップスタッフの持つ売上高への影響力が注目されている。勤務場所は路面店など単独の店舗か、百貨店や駅ビルなど施設内の店舗。接客以外に店舗の清掃やバックルームでの在庫管理、陳列、棚卸しといった裏方業務も行う。立場によっては売り上げ管理、ディスプレーなど店舗運営に関与することもある。
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