【シゴトを知ろう】カスタマーエンジニア 編

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【シゴトを知ろう】カスタマーエンジニア 編

2016.10.04

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】カスタマーエンジニア 編

コンピューターやその周辺機器は、時に故障が起こるもの。カスタマーエンジニアは、トラブルが起きた時に対応を行うだけではなく、機材に交換が必要となった際には、お客様のもとへ出向いて対応を行います。
今回は、現在電気関連の企業で、カスタマーエンジニアとして活躍している北邨翔悟(きたむら しょうご)さんにお話しを伺いました。

この記事をまとめると

  • 突然、出張が決まることも。保守の仕事の大変さと楽しみ。
  • ライフラインを支えるため……。カスタマーエンジニアが体験した震災対応。
  • 悲観的になりすぎることなく、どんなことにも楽しさを見つけていくべき。

出張で各地にあるお客様の下へ。ただ、滞在時間は結構短め……

――まず、北邨さんがされているカスタマーエンジニアというのは、どういう仕事なのでしょうか?

すでに出来上がっているプログラムに関して、納品先に常駐(他社に駐在して働くこと)させていただきながら、保守・運用を行うというのが主な仕事となります。
私が現在常駐させていただいているのは、大手の電力会社さんからまとめて電力を購入して、マンション物件に供給している電力系の会社です。お客様の電気使用量を30分ごとに表示するというシステムなのですが、24時間できちんとすべてのデータを取得できているのか、もし取得できていないデータがあれば、再取得をしたりといった指示を出したりもしています。


――仕事をしていて楽しいと思われるのはどんな瞬間ですか?

機器の故障などに対応させていただいて、お客様から「ありがとう」と言っていただけるのは、やはり嬉しいですね。
あと、一人ではなかなか旅行には行ったりしないのですが、仕事でいろんな所に行かせていただける機会があるのは楽しいです。大阪なら新幹線で日帰りとか、機械の故障などが起きた場合には急に出張が決まることも。現地での滞在時間が短過ぎて、滞在したマンションの管理人さんから「もう帰るの?」と言われたりもしますが(笑)。
仕事中なので観光などはもちろんしませんが、昼食で各地のおいしいものを食べることができたりもします。

震災の時は、カスタマーエンジニアにも大きな影響が

――これまで仕事をされてきて、大変だったエピソードを教えてください。

東日本大震災の時は、やはり大変でした。震災当時は関東にしか管理対象の物件はなかったのですが、それでも大きく揺れたので、取り扱っているマンションが次々と停電していく。そんな状況の中で、電力会社さんから発表される復電の情報をチェックしながら、現場の調査に当たってくれる保安部隊に調査を依頼したりしました。

あと、非常に役に立ったのがみなさんの「つぶやき」でした。「この辺りは、復旧したってつぶやいている人が出てきたから、そろそろ大丈夫かな」とか……。Twitter上の情報は速いので、情報収集のツールとしてはとても助かりました。
金曜の午後に震災が起こって、結局その日は会社に詰めていて。最終的に22時間くらい復旧しなかったマンションが1つあったんですが、そのマンションが1,200戸という大規模なマンションだったので、問い合わせの対応などもさせていただいていました。自宅に戻れたのは土曜の夕方くらいでしたね。

震災後に計画停電が行われていた時期には、それも調べて住民の方に周知したりしなくてはいけないという対応にも追われましたね。電力はライフラインですし、電力が必要な医療機器を使用されているという住民の方がいらっしゃいましたので、そういう場合には発電機で対応させていただくということもありました。


――カスタマーエンジニアになるきっかけはどういったことだったのでしょうか?

昔からパソコンを触ったり、ゲームをするというのが好きな子どもでした。本当に小さい頃は、ゲームを作りたいといった夢を持っていましたね。高校くらいからは、パソコンを触るようになりました。

今の会社に出会うことができたのは、大学中退後に出かけた転職フェア。ブースにいた人がすごく楽しそうにされていたのが印象的だったので。
カスタマーエンジニアという仕事もよく知らなくて、こういう仕事もあったのかという感じで、入社当初はシステムの保守・運用に関する知識も、そこまであるわけではありませんでした。


――学生時代はどのような勉強をされてきたんでしょうか?

高校の時から、コンピューターやインターネットに携わる仕事をしたいということだけは考えていました。自分が進学した大学は、「広く浅く情報に関することを全般的に何でもやる」という学校でした。プログラミング的なこともすれば、CGの勉強などもといった形です。
途中で事情があって退学してしまったのですが、その時の勉強がきっかけで、今も趣味で画像処理のソフトを触ったりもしています。

大学を辞めた後はフリーターをしていました。この時の仕事は接客業で、コンピューターには全く関連のない業界。でも、カスタマーエンジニアになってからは、お客様と実際に接する機会も非常に多いので、フリーターをしていた時の経験はいきているかなとも感じます。

「知りたいことを調べることができる」検索能力も必要

――どういう人がカスタマーエンジニアに向いていると思いますか?

パソコンを触ることができるというのはやはり重要です。ネットワークや、機械に対する知識もないと苦労はするかもしれないですが、そういった部分は知的好奇心があればカバーできるとは思います。
なので、「何でも知りたい」と思えるタイプの人は向いていますね。わからないことを調べたりという部分では、「目的のものを調べることができる能力」というのも求められます。日常的にネットサーフィンしている人は、日頃からそういった部分が鍛えられていると思います。

あとは、協調性やコミュニケーション能力ももちろん必要です。お客様の会社に常駐させていただくという存在ですから、コミュニケーションがとれないとなかなか覚えてすらいただけません。なので、仕事上関係が深い方とのコミュニケーションだけではなく、それ以外の方との関係も大切にしています。


――カスタマーエンジニアに興味を抱いている高校生に、何かアドバイスやメッセージをいただけますか?

カスタマーエンジニアにもいろいろなタイプがあるとは思うので、必ずしも私のアドバイスが当てはまるとは限らないですが、「もっと運動しておいた方が良かったかな」と感じました。
例えば、お客様の所にあるマシンが故障してしまったという場合には、交換用のパソコンも設定用のパソコンも持って現場に向かうという状況になります。そう考えると、ひ弱過ぎるとちょっと辛いかなと。

自分自身のことを振り返ってみると、そんなに先々のことを考えたりし過ぎるよりは、「今を楽しむ」ことの方が大切だと思っていて、大学を決めた時も「ここがおもしろそうだな」と感じたことが理由でした。
将来どうなりたいかというのを悩む人もいるとは思いますが、悲観的になり過ぎない方がいいです。「これが楽しい」と思えることはとことん楽しんで、「楽しくないな」と思っていることの中にも、何らかの楽しさを見つけていく。どんなことにおいても、そうすることで楽しさだったりやりがいにつながっていくと思います。



お客様の下へ出向くことも多い「カスタマーエンジニア」という仕事は、コンピューターに関する知識プラスアルファでコミュニケーション能力も大切なようです。
同じ職種でも、携わる業界によって事情は大きく異なるようですので、仕事として選ぶ場合には、よく研究をしておくことが必要かもしれません。

【profile】アスノシステム株式会社 カスタマーエンジニア 北邨翔悟

この記事のテーマ
コンピュータ・Web・ゲーム」を解説

デジタル情報をつなぐシステム構築をはじめ、webやゲーム、アニメーション、映画など、メディアやコンテンツを創り出します。コンピュータの設計・開発などを学ぶ情報処理系と、アニメ・ゲームなどの制作を学ぶコンテンツ系があります。また、ビジネスの現場で広く使われているアプリケーションを使いこなすスキルを身につける授業もあります。

「コンピュータ・Web・ゲーム」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「カスタマーエンジニア」
はこんな仕事です

コンピュータシステムがいつでも良好に稼働するように、故障予防や点検、メンテナンスなどを行う仕事。契約者のところへ定期的に出向き、コンピュータシステムを点検し、不具合やトラブルがあれば対応する。また、導入したシステムの運用方法のサポートや改善も業務の一つであり、電話やメールで対応することも。コンピュータのソフト面、ハード面両方の知識が問われ、とくに最近はIT社会が高度化したためソフト面に関する業務の需要が増えつつある。

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