【文理選択】社会福祉学部 先輩インタビュー
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文理選択は、得意な科目を考慮して決めるという人も多いのではないでしょうか。そのうえで、自分が興味のある仕事を選んだという先輩も。社会福祉学部に通う3年生の山田純さんにお話を伺いました。
この記事をまとめると
- 理系には向いていないと思ったのと同時に、自分の興味がある分野が文系だった
- 学部は文系から進めるもののなかから選んだ面も
- いろいろな人と交流する機会が持てるのも文系の良さ
将来やってみたいと思う仕事や興味のあることも文系だった
ーーなぜ文系学部を選んだのですか?
単純に理科が嫌いだったので、理系には向いていないと思っていました。また、将来やってみたいと思う仕事や興味のあることも文系でしたね。小論文も得意だったので、入試科目に小論文がある学部が文系のほうが多いという部分もあります。
ーーいつごろから文理選択を考え始めましたか?
高1の冬から高2の春にかけてです。もともとぼんやりと自分の進路については考えていましたが、学校で文理選択を考えなければいけなくなり、そのころに決断しました。
ーー理系が苦手という意識はありますか?
理系そのものというよりも、理科に対してですね。数学はどちらかというと好きなほうでした。理科だけが恐ろしいほど苦手だったんです……。
文系で行けるところから進学先を考えていた
ーー文系の学部にどのようなイメージを持っていましたか?
いろいろな文献を読んで、レポートを書くことが多いイメージでした。そのほかにも、授業中に自分の考えを発表する機会があるから、自分の意見をしっかり持っておく必要があるだろうなと思っていました。
ーー実際に進学してみて、そのイメージはどうなりましたか?
だいたいはイメージ通りでしたね。グループワークなども多く、自分の意見を発表する以外にもみんなで意見を出して話し合うこともありました。また、私は保育の授業も受けているので、そこでは実技もありました。
ーー文理選択のときは、進学先の学部を考慮して考えましたか?
文系科目で受験することができる学部のなかから決めようと思っていました。なので、あくまでも文系を基準に進学先を考えていましたね。
いろいろな人と交流する機会が持てる
ーー文理選択をするとき、就職のことなどは調べていましたか?
もともと、親が手話を学んでおり、福祉という分野が身近でした。視覚障がい者が行う「ブラインドサッカー」の活動にも参加するようになったほど。そこで、福祉に関係のある仕事はどんなものがあるのかというのは調べていました。また、保育の道にも興味があったので、同時に保育の資格も取れる学校を見ていました。
ーー文系に進んで良かったと思う点はなんですか?
グループワークが多いので、いろいろな人と交流する機会が持てることでしょうか。友達同士でも、より深い話ができると思います。また、発表など表に立つ場面があるので、就活の面接対策にもなっています。
今は社会福祉士になるために、実習に参加する日々を送っているという山田さん。多くの職業があるなかから自分がやりたいことを決めるのはなかなか難しいものです。だからこそ自分が将来やりたい仕事から考えるのではなく、文系で就けるものから考えるのもひとつの手かも。まずは自分の得意不得意に合わせて文理選択を決めてみてはいかがでしょうか。