【文理選択】経済学部 先輩インタビュー
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進路を決めるために、文系か理系の選択を迫られる時期。得意科目に合わせて選ぶ人も多いですが、自分が学びたいことを1番に考えていた先輩も。経済学部4年生の稲富龍太郎さんにうかがいました。
この記事をまとめると
- 得意科目は数学だったが、自分が学びたいことは文系だった
- 文系は遊んでいるイメージだったが、充実した大学生活を送れた
- 自分が興味のある分野を学ぶことができたというのが一番よかった
自分が興味のある分野は何かを考えることが大事
ーーなぜ文系学部を選んだのですか?
得意科目が数学だったので、最初は理系だと考えていたんです。でも、学校の先輩や先生、家族などいろいろな人の話を聞くなかで変わりました。特に理系であった兄にはいろいろ相談にのってもらいましたね。学校で習う勉強科目だけで考えるのではなく、自分が興味のある分野は何かを考えることが大事だと思ったんです。その結果、理系に進んで専門的な内容を学ぶよりも、文系に行って社会全体のことを幅広く知りたいと思うようになりました。
ーーいつ文理選択を考え始めましたか?
最終的に決めたのは高1の夏ですが、兄の影響もあって中学生のころから考え始めていました。学校に希望を出さなければいけないタイミングで考えるのではなく、人生を左右する大きな選択になるので時間をかけて結論を出したいと思っていたんです。
主体性は求められるが、しっかり勉強することもできる
ーー理系が苦手という意識はありますか?
高校時代、最も得意な科目は数学だったので全くないです。理系が苦手だから文系に進んだわけではないので。
ーー文系の学部にどのようなイメージを持っていましたか?
勉強よりも遊びがメインという印象はやっぱりありました。理系は実験をして研究しているイメージがありますが、文系はどうやって自分の研究テーマを深めるのかがわかりませんでした。
ーー実際に進学してみて、そのイメージはどうなりましたか?
進学してみて、文系は文献の情報や議論を通じて自分の考えや知識を高めていくのだと知りました。主体性が求められますが、文系でも自分次第で勉強することができます。授業以外にも、ゼミではゼミ長を務めたり、アルバイトでも積極的に頑張ることができました。決して遊んでばっかりではないのだと思いましたね。
文系に進んだことによって視野も広がった
ーー文理選択のときは、進学先の学部を考慮して考えましたか?
文系でも得意な数学を活かせて、広い視点で社会を考えることのできる学部がいいなと思っていました。そこで経済学部を考えるようになりました。
ーー文理選択をするとき、就職のことなどは調べていましたか?
かなり調べていました。ただ、文系は専門職というよりも、比較的いろいろな仕事に就けると思います。そのため、大学に入ってから自分に合った業界や職種を見つけようと考えるようになりましたね。
ーー文系に進んで良かったと思う点はなんですか?
自分が興味のある分野を学ぶことができたというのが一番ではないでしょうか。視野も広がったし、自分の考えや興味を広げることができました。また、やはり就職では自分が専攻していた分野以外の業界に進むことができるという点もよかったです。
大学卒業後は、小さいころから興味があった放送業界に進む予定だという稲富さん。ただ、大学に入ってからやりたいことが変わることもあると思い、得意な数学を活かしながらいろいろな勉強ができる経済学部を選んだといいます。就職先の範囲を狭めないことも文系の魅力のひとつ。まずは、自分が1番勉強してみたいと思うことを突き詰めて考えてみるといいですね。