気になる社会人にインタビュー! 第80回:カラーコーディネーターに聞いてみた10のコト!

  • ようこそ、ゲストさん
  • ログイン
  • メンバー登録(無料)
  • エリア設定
  • 保護者・先生の方へ
MENU
閉じる
  • ようこそ、ゲスト さん

    メンバー登録(無料)

  • 適学・適職診断無料!

    診断を受ける

  • エリア設定

現在4校がカートに入っています。

一度に最大30校までまとめて資料請求することができます。

閉じる

「マイナビ進学」サイトが別タブでが開きます。

気になる社会人にインタビュー!
第80回:カラーコーディネーターに聞いてみた10のコト!

2016.09.16

提供元:マイナビ進学編集部

気になる社会人にインタビュー!
第80回:カラーコーディネーターに聞いてみた10のコト!

みなさんは「カラーコーディネーター」という仕事をご存じですか? ファッションの現場で色のアドバイスをしたり、インテリアやメイクなどいろいろな仕事に応用できる、「色」にまつわるスペシャリストがカラーコーディネーターです。

色にまつわる仕事とは、一体どういったものなのでしょうか? そこで今回は、カラーコーディネーターとしてさまざまな仕事を手がける桑野恵美さんに詳しくお話を伺いました!

この記事をまとめると

  • カラーコーディネーターは、色彩講師、企業の商品カラーの提案、イベント対応など、仕事内容が幅広い
  • 色の持つ効果で、いろいろな人を喜ばせることができる仕事
  • 流行を敏感にキャッチし、色について興味を持ち続けることが必要

資格を取得し、ファッション業界からカラーコーディネーターへと転職

カラーコーディネーターの桑野恵美さん

カラーコーディネーターの桑野恵美さん

Q1. 普段のお仕事について教えてください。

「私はカラーコーディネーターとして、下着から文房具、街の景観にいたるまで、さまざまなものの色彩計画や提案を行っています。また、専門学校や大学などで、色彩にまつわる検定の対策や、色彩の基礎やその活用について教えています。ほかには、新聞や雑誌の色彩に関する記事の執筆や、監修の仕事など、色彩に関わるものであれば幅広く業務を行っています」

Q2. 現在のお仕事に就くまで、どのような勉強や経験を積まれてきたのでしょうか。

「私は、4年制大学を卒業した後、アパレルメーカーに営業職で就職しました。洋服をはじめ、アクセサリーやファッション雑貨を百貨店や専門店に卸す仕事で、店頭の品ぞろえやディスプレイのほか、取引先の担当者とのやり取りを中心に行っていました。その後は、企画室でもマーチャンダイジング(商品計画・商品化計画)にかかわる経験を積みました。ファッション業界は、色彩がさまざまな場面で関わってくるので、仕事上で必要でしたし、とても興味があったので、仕事をしながら色の勉強をしていました。

14年ほどその仕事をした後に、文部科学省が後援している色彩検定の1級を取得し、商品企画や、パーソナルカラーなど分野ごとの勉強を続け、カラープランニング会社に転職しました。私はファッション業界のキャリアが長いので、カラーコーディネーターですが、ファッションに関連する学校や、企業との仕事が必然的に多くなっています」

Q3. お仕事の中で、魅力ややりがいを感じるのはどんなときですか?

「クライアント(顧客・取引先のこと)に色の効果や楽しさを実感してもらった時です。『お店のお客様の反応がよくなった!』『こういう配色にすると見やすくなった!』『似合う色を着ると人から褒められることが多くなった!』などと、感謝の声をもらうと、非常にやりがいを感じます」

Q4. お仕事に取り組む中で、大切にしていることがあれば教えてください。

「企業の場合は担当窓口の方と、学校の場合は先生や学生との信頼関係を大切にしています。コミュニケーション上手になれるよう、人の話をよく聞くことを心掛けています」

自分に似合う色を知って、自分のことを好きになってくれた

色にまつわる仕事に欠かせない「ドレープ」

色にまつわる仕事に欠かせない「ドレープ」

Q5. お仕事の中で、一番の思い出や達成感のあったエピソードはなんですか?

「ある高校のパーソナルカラーの授業のことです。パーソナルカラーは、生まれながらに持っているも色素(眼、肌、髪の色や質感)を生かした似合う色のことなのですが、その授業の中で、あまり自分のことを肯定的に捉えられない学生がいました。グループ内でお互いの色素を比較しながら、それぞれの特徴を見て、その時に客観的に見た自分の外見を知るのです。

そもそも、その学生は、『髪が真っ黒で量も多いし、色白じゃない、重く、暗く見えるし、自分はちっともステキじゃない』とコンプレックスに思っていたようなのですが、実は、ほかの人から客観的に見ると、『黒々とした黒髪はかっこいい! 日焼けした黒い肌とあいまってクールでシャープ』という印象だったんです。これは、まさに本人が気づいていなかったチャームポイントです。髪の量が多いからこそ、暗い色も似合いやすく、着こなせるんです。授業終了後、その学生が、『自分のこと、ちょっと好きになりました』と伝えにきてくれました。

高校を卒業した後、将来的には、おしゃれの幅は広がりますし、メイクやカラコンなどでいろいろ工夫もできると思いますが、まずは、リアルな『自分らしさ』を授業を通して知ってもらったこと、素直に喜んでくれたことが、とてもうれしくて印象に残っています」

Q6. 今後につながる教訓となったできごとがあれば教えてください。

「あるパーソナルカラーセミナーで使用するドレープを忘れてしまったことがありました。ドレープとは、カラーの布のことで、顔の近くにあてることで、似合う色と似合わない色との見え方の違いをお客様に見せるためのお仕事道具の一つです。そのときは焦りました!(笑)。布でなくてもある程度大きさのあるものならと思い、急遽、色画用紙を代用したことがあります。比較するのによさそうな色の特徴をもった色画用紙を100円ショップで選び、なんとか会場に到着したときには、汗だくで時間ぎりぎりでした。でもやっぱりあってよかった。この色画用紙のおかげでことなきを得ましたが、言葉だけでは実感しにくいのが色です。目に見える形でお伝えできると分かってもらいやすいのです」

資格があることで、自分への自信につながっていく

色彩に関するテキストも仕事には欠かせない

色彩に関するテキストも仕事には欠かせない

Q7. カラーコーディネーターに向いている人や、色にまつわる仕事になる際に必要な知識について教えてください。

「この仕事に向いているのは、コミュニケーション力と体力がある人だと思います。色彩検定などの資格は持っていなくてもカラーコーディネーターはできるとは思いますが、資格を持っていると自分に自信を持てるし、クライアントからの信頼感につながるので、仕事もしやすくなると思います。

今後は、高齢者の生活環境にかかわる仕事をしたいです。高齢者が充実して、毎日張り合いのある生活ができる様に、高齢者に身近な生活道具や空間のカラープランニングに携わってみたいです」

Q8. お休みの日はどのように過ごしていますか?

「主にゴルフとショッピングをしています。ゴルフは、身体を動かすので息抜きになりますし、失敗しても気持ちを立て直してプレイをしなくてはいけないのでメンタル強化の練習になります(私は本当に下手なので……)。ショッピングは、いろいろな場所を歩くので、カラーやファッションスタイルのトレンドをはじめ、世の中のことを知ることができる機会なので、楽しく貴重な時間です。カラーコーディネーターは、世の中の動きやトレンドも踏まえた上で色を提案しなくてはいけない場合もあるので、情報収集は大切です」

Q9. 高校時代はどのように過ごしていましたか?

「私は帰宅部でした。放課後は、書道や声楽など、おけいこを熱心にやっていました。特に、何に結びつくというものでなくても、興味のあるものは、なんでもやってみたいという感じでした。始めたらなるべく途中でやめたくない性格なので、自分が納得できるところまで続けました。おけいこは、本当に楽しくて、余程のことがない限りは、休みませんでした。休むときは、教えてくださる先生に必ず連絡を入れました。こういうことは、当たり前のことかもしれませんが、仕事でいう責任感や粘り強さにもつながっていると思います。

高校時代にもっと勉強しておきたかったこととしては、高校の科目というより、自然科学系の内容は理解している方が良いと思います。色は科学的な一面を持ち合わせていますので、実感できる内容も多いと思います。また、伝える時にも色をもっと身近に感じてもらえるようなアプローチが出来るかなとも思います」

Q10. カラーコーディネーターを目指している高校生へ向けて、一言メッセージをお願いします。

「私たちの生活に色彩はあふれています。思わず心が惹きつけられるような色彩を自然の中でも、街の中でもいいのでたくさん見つけて欲しいです。そしてその感動と同じくらい、疑問をたくさん持ってほしいです。『どうして色って見えるのかな?』『どうして黒と白だと黒の方がしまってみえるのかな?』『どうしてこのお皿だと料理がおいしく見えるのかな?』など、色を勉強する上でどうして?という数が多いほど、色を計画、提案したりするときのアイデアにつながります。

そして、得意な分野を一つ持つといいと思います。美容、ファッション、インテリア、食……。なんでもいいです。まずは、その分野での色使いについて『任せて下さい!』となるといいですね。これは、カラーコーディネーターに限らずだと思いますが、経験したことはプラスになってもマイナスになることはないので、いろいろなものに興味をもってチャレンジできるといいと思います」


「カラーコーディネーター」という仕事は、色の持つ魅力でいろいろな分野に応用できる、とても広がりがある職業なんですね。まずは、身近にある色やデザインについてじっくりと見つめながら、色の持つ楽しさを感じてみましょう!

【取材協力】
一般社団法人日本カラーコーディネーター協会(J-color)
http://www.j-color.or.jp

この記事のテーマ
ファッション」を解説

ファッションの専門知識や業界のビジネスノウハウを学び、感性やセンス、基礎技術を磨きます。作品の発表会や学外での職業実習などを通して職業人としての実践力を身につけるほか、資格取得を目指すカリキュラムもあります。仕事としては、素材づくりや縫製など「つくる仕事」と、PRや販売促進などファッションビジネスに関わる仕事に分かれます。

「ファッション」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「カラーコーディネーター」
はこんな仕事です

色の組み合わせが、人に与えるイメージ効果を熟知し、あらゆるシーンに役立てる仕事。カラーアドバイザーやカラーコンサルタントと称されることもある。ファッションの分野なら、店頭で客の好み、持ち物などに合った洋服の色の組み合わせを提案する業務のほかに、店舗のディスプレーやインテリア、展示会場の空間配色のプロデュースといった仕事もある。また、ファッション以外にも建築デザインや都市計画、企業のコーポレートカラー、商品パッケージのカラーデザインなど、あらゆる業界で知識と経験が求められる。

「カラーコーディネーター」について詳しく見る