サントニブンノイチ・むゆあさんに聞く ファッションセンスの身につけ方

テレビや雑誌で最近注目の古着&セレクトショップである「サントニブンノイチ」。独特の世界観やファッションセンスに憧れる人も多いのではないでしょうか。
カリスマ店員として有名な原宿店店長のむゆあさんに、ファッションやコーディネートのポイントについて伺いました。
この記事をまとめると
- スナップサイトを見ることでいろいろな着こなし方を覚えた
- 自分が「いいな」と思った服を選べばいいと思う
- 「とりあえずファッション」を楽しんでほしいとも
最初はスナップサイトを見ていた
―普段、ファッションの勉強はどのようにしているのでしょうか。
最初の頃はいろいろな人の格好を見るようにしていました。コーディネートの仕方もわからないので、いろいろなスナップサイトをチェックしました。とりあえず最初から最後まで、載っている写真を1枚1枚全て見ましたね。見ているうちに、組み合わせの仕方がわかるようになるし、なんとなく自分が好きなジャンルも見えてくるんです。
色の使い方は、街を歩いているだけで勉強になるんですよね。たとえば、建物の色合いだったり看板の色使いだったり。オシャレな街はとくに、きれいに色合いがまとまってるじゃないですか。だから歩きながら参考にしていますね。
自分が「いいな」と思った服を選べばOK
―接客中、お客さんにおすすめしているアイテムなどはありますか。
あまり僕からお店の服をすすめたりはしないですね。押し付けのような接客は好きではないんです。お店の売り上げよりも、また来てほしいという気持ちのほうが大きいので。「どこから来たんですか」「今日はお休みですか」なんて、お客さんと会話することを楽しんでいます。自分が見て「いいな」と思った服を選べばいいと思うんですよね。
―今着ているファッションのポイントはどこでしょうか。
シャツの青とパンツのチェック柄の色合いのバランスですかね。あとは個人的に厚底のスニーカーは履きたいですね(笑)。感覚で選びましたが、なんとなくで選べるようになるにはある程度いろいろな着こなしを知っておくことだと思うんです。だからスナップサイトを見ていたのは、すごく活きている気がしますね。
好きなものは変わってくる
―センスを磨くためにやっておくといいことはなんでしょうか。
とにかくいろいろな古着屋に行って、いろいろな服を見て、いろいろな服を着て。いろいろな服を買って、そのためにバイトを頑張ってお金を貯めて。とりあえずファッションを楽しんでほしいです。僕自身、古着にハマる前はファストファッションが好きで着ていましたし、好きなものって変わると思うんですよね。だからこそ、いろいろな服に触れて、自分が好きなものを見つけていってほしいです。
ズバ抜けたファッションセンスで注目を集めているむゆあさんですが、普段からアンテナを張って勉強しているようです。たしかに自分が好きだと思うファッションはいろいろなものを見てみないとわからないもの。ファッションサイトをチェックするだけでなく、実際にお店に行ってみることで自分なりの着こなしができるようになるのかもしれません。
この記事のテーマ
「ファッション」を解説
ファッションの専門知識や業界のビジネスノウハウ、感性やセンス、そして技術を駆使し、世の中に新たな流行を生み出すビジネスです。主に、素材づくりや縫製など「つくる仕事」と、PRや販売促進などファッションビジネスに関わる仕事に分かれます。この仕事をめざすには、作品の発表会や学外での職業実習などを通して職業人としての実践力を身につける他、資格取得をめざす場合もあります。
この記事で取り上げた
「ショップスタッフ」
はこんな仕事です
ファッションブティックの店頭で、取り扱うアイテムを、ときには自ら身にまとい販売を行うスタッフ。購買者と直に接することができ、アパレル業務の基本となる仕事。「カリスマ店員」という言葉が流行して以来、ショップスタッフの持つ売上高への影響力が注目されている。勤務場所は路面店など単独の店舗か、百貨店や駅ビルなど施設内の店舗。接客以外に店舗の清掃やバックルームでの在庫管理、陳列、棚卸しといった裏方業務も行う。立場によっては売り上げ管理、ディスプレーなど店舗運営に関与することもある。
-
PICK UP! 「ショップスタッフ」について学べる学校
-
ファッションについて学べる学校

