気になる社会人にインタビュー! 第82回:ライブハウス「新宿LOFT」副店長に聞いてみた10のコト!

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気になる社会人にインタビュー!
第82回:ライブハウス「新宿LOFT」副店長に聞いてみた10のコト!

2016.09.15

提供元:マイナビ進学編集部

気になる社会人にインタビュー!
第82回:ライブハウス「新宿LOFT」副店長に聞いてみた10のコト!

みなさんの中にはバンドを組んでいる人もいるかと思います。バンドを組んだら一度は出演してみたいのが、ライブハウスですよね。特に東京都内にはたくさんのライブハウスがあり、毎日多くのバンドが出演しています。

その中でも、老舗ライブハウス「新宿LOFT」は、これまでに有名アーティストを多数輩出した、日本のロックシーンを語る上では欠かせないライブハウスです。そんな新宿LOFTで、出演アーティストのブッキングやイベントの企画をしている副店長の望月慎之輔さんに、ライブハウスのお仕事についてお話を伺いました!

この記事をまとめると

  • 望月さんは、ライブの企画のほかに、音楽レーベルも主宰している
  • ほかではできない組み合わせを心がけている
  • 休みの日もライブに行ったり、バンドの練習やレコーディングに立ち会うこともある

まだ誰もやったことのない組み合わせのイベントを企画し、たくさんのお客さんが来てくれた時にやりがいを感じる

新宿LOFT副店長の望月慎之輔さん

新宿LOFT副店長の望月慎之輔さん

Q1. 普段のお仕事について教えてください。

「現在の主な仕事は、ライブハウスでのブッキング業務です。新宿ロフトを中心に、系列店舗の『下北沢シェルター』やトークライブハウスの『ロフトプラスワン』『ロフト9渋谷』などで開催するライブの企画を構想し、アーティスト、事務所、レーベルなどに出演をオファーして月に3~4本のライブやイベントを企画しています。ライブの企画は、自分で企画するもの以外に、外部からの持ち込み公演もあり、そちらの窓口も月に3~4本担当しています。また、社のグループ内には書籍の出版部門もあり、そちらではアイドルの写真集の企画、制作も担当しております。

また、私は2011年頃から『オモチレコード』という音楽レーベルも主宰しており、所属アーティストであるNATURE DANGER GANGというバンドの音源リリース、ライブやイベント制作を行っています。メンバーは13人いて、ライブハウスに限らずクラブなどでもライブを行い、ジャンルに捕らわれず真剣に馬鹿なことをやるバンドです」

Q2. 1日の大まかな流れを教えてください。

(ライブ公演を担当している日程の場合)
11:00 起床
14:00 出勤
16:00 当日の公演内容の確認、リハーサル立ち合い
19:00 ライブ公演立ち合い
22:00 公演終了、費用の清算など
23:00 残務処理
24:00 退勤
02:00 就寝

(ライブがない日の場合)
11:00 起床
14:00 出勤
15:00 ミーティングなど
16:00 デスクワーク(ブッキング企画の構想やタイムテーブル作成、ライブ資料作成など)
23:00 退勤
01:00 就寝

Q3. 現在のお仕事に就くまで、どのような経験を積まれてきたのでしょうか。

「この仕事に就くための特別な勉強はしていなかったのですが、以前の職業はCDショップのバイヤーだったので、その時の人脈や、CDを買ってもらうための企画の考え方などは今の仕事に影響していると思います」

Q4. お仕事の中で、魅力ややりがいを感じるのはどんなときですか?

「まだ誰もやったことのないような組み合わせのブッキングを企画し、たくさんのお客様が来場してくれた時が一番うれしいです。ほかには、新しい音楽シーンや未開拓の音楽ジャンルのアーティストと一緒にライブを企画するのも、仕事を続けていく上でのやる気やモチベーションになっています」

ほかではできない組み合わせ、シチュエーションをお客様に提供していきたい

「ごった煮感と、ほかではできない組み合わせ、シチュエーションをお客様に提供することを心がけている」と話す望月さん

「ごった煮感と、ほかではできない組み合わせ、シチュエーションをお客様に提供することを心がけている」と話す望月さん

Q5. 新宿ロフトらしさを出すために心がけていることがあれば教えてください。

「ごった煮感と、ほかではできない組み合わせ、シチュエーションをお客様に提供することですね。また、アーティスト同士の新たな交流を積極的に促すことです」

Q6. お仕事の中で、一番の思い出や達成感のあったエピソードはなんですか?

「私はアメリカのシカゴのクラブミュージック、『JUKE/FOOTWORK』という音楽に興味があり、2012年から、当時はそこまで多くいなかった国内のDJやアーティストと一緒にライブイベントを企画するようになりました。それが発展して、シカゴからRP BOOという人気DJを招聘(しょうへい)して日本で公演を行うことができたことは、特に達成感がありました。このイベントを始めて以降、日本各地でもさまざまなJUKE/FOOTWORKのイベントが開催され、日本は世界的に見てもこの音楽シーンで世界に並ぶ国に現在なっていることが非常にうれしいです。マイナーな音楽の中にも素晴らしいものはもちろんあって、それが少しでもいいからたくさんの人に認知されて、継続的な音楽シーンが生まれることが非常に大事だと思います」

【SHIN-JUKE vol.2】


Q7. 逆に、今となっては笑える失敗談や、今後につながる教訓となったできごとがあれば教えてください。

「前職のCDショップを退職したあと、なかなか就職できず、半年くらいの無職期間がありました。その時は、経済的には非常に厳しかったですが、暇な時間が大量にあったので自分が企画したいと思ったライブ・イベントの構想を毎日考えていました。今となってはあの時間があったから常に、何かヒントがあれば企画を考え続けるという習慣が身についたと思います」

休みの日も、ライブを観に行ったり、アーティストのレコーディングに立ち会ったりする

バンドのリハーサルを見つめる望月さん

バンドのリハーサルを見つめる望月さん

Q8. お休みの日はどのように過ごしていますか?

「基本的に、休みの日はレーベルのアーティストのライブに行ったり、練習やミーティング、レコーディングに立ち会ったりしています。レーベルのアーティストと関係のあるアーティストのライブに行くことも多いです。まったく何もそういう予定がない場合は、家で洗濯したり、自炊したり、ちょっと飲みに出かけたりするくらいです。本を読むことは好きなので、それは休日に関係なくちょっとした時間に読書しています」

Q9. 高校時代はどんな風に過ごしていましたか? また、どんな音楽を聴いていましたか?

「高校時代は、くるり、BLANKEY JET CITYなどを聴いていました。基本的に、NHK-FMのラジオを毎日聴いて、気になったものをCDショップでチェックしたり、注文したり、あとは中古のCDも買ったりしていました。とにかく周りの人が聴いていないものを聞きたくて、その頃からインディーズのバンドなども聴くようになりました」

Q10. 将来、ライブハウスで働きたいと思っている高校生へ向けて、一言メッセージをお願いします。

「自分はライブハウスという場所が好きなのか? それともアーティストを集めてイベントをすることが好きなのか? 最初はなかなか考えられないかと思いますが、自分が何をするためにこの場所にいるのかをちゃんと考えて働くことが大事だと思います。ライブハウスは良くも悪くも特殊な環境です。毎日毎日ライブがあって、あっという間に時間が過ぎていきます。どんな仕事でも一緒かもしれませんが、目的意識を持って働かないと何も自分のためにならないです。ほかの職業に比べて自由度は非常に高いので、その中で自分が何をしたくて何ができるか、チャレンジし続けていくと楽しく仕事ができると思います」


“もっちーさん”の愛称で出演アーティストやお客さんからも親しまれている望月さん。ライブハウスを、「音楽やカルチャーに興味があれば、とりあえずいつ行っても楽しい場所にしたい」と考えているそうです。

また、「自分は楽器もできないし歌も歌えません。自分のできないことをやっている人たちを自分の出来ることでどれだけサポートできるかをいつも考え、常に建設的な会話やアドバイス、新しいアイデアなどをできるだけキャッチボールできるようにしようと考えています」という思いから、アーティストには常に尊敬の気持ちを持って接しているんだとか。きっとそうした姿勢がアーティストからの信頼につながり、よりおもしろいイベントが行われるライブハウスにしているのでしょう。

高校生のみなさんも、テレビやネットとは一味違う、ライブハウスならではの音楽の楽しみ方を、ぜひ一度体験しに行ってみてくださいね。

【取材協力】新宿LOFT 副店長 望月慎之輔さん
http://www.loft-prj.co.jp/LOFT/

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「コンサート・ステージスタッフ」
はこんな仕事です

ホール、スタジアム、野外広場などの会場で、舞台・照明・音響関連の設営から本番、撤収までを手掛ける仕事。音楽ジャンルや会場付きかによっても異なるが、主に舞台クルーは背景の装飾やスモークマシンなど特殊効果機材の配置や操作を行い、照明クルーはプランに基づく機器のセッティング、ピンスポットやムービングライトなどのオペレーション、音響(PAエンジニア)はマイクやスピーカー、モニター、ケーブルなど機材の調整やミキシングを行う。いずれも専門によって分業化されている。

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