文系で学びたいことはいろいろあるけれど……文系の科目選択って、どう選べばいいの?

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文系で学びたいことはいろいろあるけれど……文系の科目選択って、どう選べばいいの?

2016.09.12

提供元:マイナビ進学編集部

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文系で学びたいことはいろいろあるけれど……文系の科目選択って、どう選べばいいの?

文系の大学・学部を受験する場合、「社会」を選択しなければいけなくなります。でも、いざ選択するにあたって「『日本史A』と『日本史B』って何が違うの?」「『倫理』って何? 学校で習っていないんだけど……」などと戸惑っている人も多いでしょう。

そこで今回は、東京都品川区にある塾「学習館・アシスト」の内田先生に、それぞれの科目の特徴や、どういう人が選択するべきなのかといったお話をお聞きしました。

この記事をまとめると

  • 「日本史B」「世界史B」の特徴、どんな人が選択するのに向いているかを聞いてみた
  • 「政治経済」「地理」「倫理」「現代社会」の特徴、どんな人が選択するのに向いている?
  • 実際に科目を選ぶときは、受けたい大学・学部や、自分の勉強の進捗状況を考慮して決めよう

「日本史B」「世界史B」それぞれの特徴を聞いてみた

内田先生に、社会の科目のそれぞれの特徴や、どんな人に向いているのかを説明していただきました。まずは、「日本史B」「世界史B」という2つの歴史科目についてです。

・「日本史B」
「日本史が好きで、細かい史料に興味があり、資料集にすべて目が通せるような人向きです。日本史は中学校から勉強しているので、高校生にとって身近ではありますが、大学受験においては覚えることが非常に細かいので注意してください。『史料問題』が多く出題されるのが特徴的です。例えば、昔の文書について、『これは、西暦何年に書かれた文書ですか?』『何について書かれたものですか?』と問うような問題が出されます」(内田先生)

・「世界史B」
「世界史が好きで、いろいろな本を読んでいる人、またカタカナや漢字の語句を同時に覚えるのが苦でない人に向いています。日本史と比べると世界史は、重箱の隅をつつくような、細かいことを問う問題はそこまで出題されません」(内田先生)

内田先生によると、学校の授業で「日本史A」「世界史A」を受けている場合、注意しなければいけないことがあるそうです。

「まずは、『日本史A』『世界史A』を授業で受けてもらい、受験生になった段階で『日本史B』もしくは『世界史B』を選ばせる高校もあります。『歴史A』とは、『近現代史』を中心とした歴史を学ぶ科目です。ただ、ここに落とし穴があって、日本史の場合、近現代(江戸時代の末~現代)においては『史料問題』がほとんど問われないんです。だから、『世界史より、日本史のほうが簡単なんだ』と思ってしまう高校生がいます。しかしながら、実際に『日本史B』を勉強し始めると、細かい史料が膨大に出てくるので、すごく大変になるのです。『歴史A』の難易度だけで判断しないようにすることが大切です」(内田先生)

学校の先生に「日本史B」「世界史B」の教科書を見せてもらったり、志望校の過去問を見てみたりするなどして、「歴史B」がどのくらいの難易度なのかを確認しておくといいかもしれませんね。

「政治経済」「地理」「倫理」「現代社会」それぞれの特徴を聞いてみた

次に、「政治経済」「地理」「倫理」「現代社会」についての特徴をお聞きしました。

・「政治経済」
「新聞を毎日読んでいれば基本的な部分は見えてくる教科です。歴史に比べれば、覚える語句は多くありません。また、中学校の日本史の近現代史と、高校の世界史の近現代史が絡んでくる科目です。どちらも、学校で勉強している高校生がほとんどでしょうから、勉強が進めやすい教科といえます」(内田先生)

・「地理」
「こちらも歴史に比べれば、覚える語句は多くありません。ただし、理屈が理解できない子にとっては難しい教科です。海流・気流の関係性や土地の成り立ちから、何かを分析させるような問題が出題されます。分析能力のある高校生にとっては向いている科目といえます」(内田先生)

・「倫理」
「ユダヤ教、イスラム教、キリスト教といったさまざまな宗教の思想が登場します。そのため、宗教的な考え方が理解できないと難しい教科といえるでしょう。『単に覚えるだけ』の科目ではなく、深い理解を必要とする教科です」(内田先生)

・「現代社会」
「政治経済と似たところのある教科です。私の生徒の中にも『現代社会』を選択する子はいます。ただ、大衆社会の問題、生命倫理、資源エネルギー問題、青年心理などと出題される内容が多岐にわたる上に、『就職についての問題』といった高校生にとっては理解しづらいようなことも問われるので、少しハードルの高い科目だと思います」(内田先生)

実際にどうやって科目を選択していけばいいの?

では、実際にどの教科を受験科目として選択していけばいいのでしょうか? 内田先生のお話をまとめると、次のようになります。

・受けたい大学・学部から考える
大学・学部によって、使える社会科の科目は決まっています。受験したい大学・学部が決まっている人は、パンフレットなどで調べてみるとよいでしょう。

・勉強の進捗状況で決める
内田先生いわく、英語や国語の勉強が順調な人は、社会に勉強の時間がかけられるので、どれを選んでも良いとのことです。ただし、その2科目、特に英語の成績が思わしくない場合は、覚える語句の少ない「政治経済」や「地理」を選んだ方が無難なのだそう。

・国立大学を受ける場合
5科目勉強しなければいけなくなり、社会にかけられる勉強時間が少なくなるので、「政治経済」や「地理」がおすすめとのことでした。


受験においては勉強量はもちろんのこと、「戦略」も大事。自分の得意・不得意や、他科目との勉強時間の兼ね合いを考えて、もっとも合格に近づけるであろう科目を選びましょう。「社会の選択を失敗した……」という先輩の話はよく耳にします。悔いのない選択をするために、じっくりと考えてみてくださいね。

【取材協力】学習館・アシスト
http://www.one-step-forward.jp/index.html