大人たちが中学校で「恋活」!? 鹿児島県で行われている、学校の校舎を使ったおもしろイベントって?

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大人たちが中学校で「恋活」!? 鹿児島県で行われている、学校の校舎を使ったおもしろイベントって?

2016.09.15

提供元:マイナビ進学編集部

大人たちが中学校で「恋活」!? 鹿児島県で行われている、学校の校舎を使ったおもしろイベントって?

みなさんは「街コン」という言葉をご存じでしょうか? 男女で飲み会を開いたり異性と交流したりする「合コン」は多くの人が知っている言葉だと思いますが、この街コンは、大人の男女が知り合うコンパを街ぐるみの規模で行うものです。

この記事をまとめると

  • 少子高齢化対策に向けた、自治体主導の「コンパ」が全国で行われている
  • 曽於市では最大20日を費やす農業体験型の移住促進計画が行われている
  • 新規事業を始めるにあたり、その地域の繁栄につながるようなアイデアが重要視される

全国の自治体が少子高齢化対策に乗り出した

鹿児島では、学校を舞台にしたコンパが行われている!?

鹿児島では、学校を舞台にしたコンパが行われている!?

なぜ街ぐるみで合コンを行うんだろう?と疑問に思った人もいるかもしれませんが、街コンを行う背景には、その土地の地域活性化、そして長期的な視野で見た少子高齢化対策があります。街コンは結婚を考えている成人主体のコンパのため、居酒屋やおしゃれなバー、イベントスペースなどを貸し切ってお酒を飲みながら行うのが一般的のようです。

しかし一方で、鹿児島県のとある市では、なんと「学校」を舞台にしたコンパが行われています。

鹿児島県曽於(そお)市では、市内の主幹産業である農業を体験してもらうプロジェクト「曽於市移住・田舎暮らし体験」が行われており、その取り組みの一環として、廃校になった中学校の校舎を利用した「学校恋活」なるイベントが行われているのです。

将来的に曽於市への移住を考えている20~45歳の独身男女を対象に、学校を舞台としたさまざまなイベントを通じて参加者同士が親睦を深めカップルになってもらおうという企画です。舞台が学校ということもあり、ホームルームに始まり、続いて体育の授業、給食を経て最後には告白タイムといった具合に、実際の学園生活に見立てた時間割が設けられているのも大きな特徴。今年で開催3年目ということもあり、男女各20名の定員はすぐに埋まってしまうようで、今年7月の開催では男女各20名参加のもとなんと10組のカップルが誕生しました。実際に中学校だった場所で開催されることもあり、参加者は学生時代を思い出してイベントを楽しんでいたことだと思います。

廃校から始まる大人の恋のプロジェクト

このイベントの運営を行う「たからべ森の学校」は、廃校となった旧財部北中学校の校舎を拠点に、学校恋活だけでなく、農業をはじめパソコン、調理補助といった職業訓練を実施しています。自然豊かで広大な面積を誇る曽於市は農業が盛んですが、その農業の将来の担い手を確保するために移住、職業訓練といった事業を促進しています。

曽於市移住・田舎暮らし体験プロジェクトでは、2泊3日から最大20日のお試し体験ができるようになっており、参加費と宿泊費はすべて無料となっています。農業体験以外にも石窯でのピザづくりや曽於の壮大な自然に触れられる観光地、パワースポットめぐりなどのイベント要素も盛りだくさんなのです。ここで学校恋活の主催者であり「たからべ森の学校」を運営する有限会社サイバーウェーブ代表取締役の小野さんにお話を伺いました。

――学校恋活はどのようにはじまったのでしょうか?

「ほかの自治体も取り組まれているように、何か婚活につながるような催しができないかと、市の方から打診があったのが『学校恋活』を始めたきっかけです。参加者は市内外問わず広く募集していますが、市民の方の応募が3分の1ほどで、残る方々も鹿児島や隣接する都城市(宮崎)など九州エリアからの参加となりました」(小野さん)

――今年はカップル成立は10組となり、確率でいえば50%と、かなり高い数字です。今後はどのようにイベントを発展させていきたいと考えていますか?

「実は参加男性の約半数は市内からの応募なのですが、男性市民が多い上、カップル成立率が高ければ、将来的に結婚して多くの女性が曽於市に嫁いでくれることになります。学校恋活を始めてまだ3年ということもあり、結婚して移住を決めてくれた例はまだありませんが、長い目で見て1組でも多くのカップルが結婚して曽於市で暮らしてくれればと思っています。そのためにもまずはこのようなイベントを通じて曽於市のことを知ってもらい、魅力を感じてもらうことが重要なのではと思っています」(小野さん)

形は変われど、学び舎は永遠に

曽於市のように、農業分野での職業訓練・就業支援を行っている地方自治体は多く存在します。しかしそれだけにとどまらず、学校恋活のようにちょっとしたユニークな取り組みをプラスするだけで多くの人の関心を引くことができ、集客に大きく影響します。

今回の「たからべ森の学校」のように中学校の校舎という既存の場所を有効利用することは、コスト削減にもつながります。また地域内での結びつきが強いため、学校の運営スタッフや講師などの協力者が一丸となって行動に移せる人材面での強みもあります。そして形は異なれど“学校”自体を存続させることで、卒業生にとって思い出深い大切な場所の景色を守り続けることができるのです。

これから「企業家」を目指す人にとって、「たからべ森の学校」のような取り組みや、今までにない斬新なアイデアとバイタリティあふれる行動力は、仕事を新たに立ち上げる上で大きな武器となることでしょう。しかしそればかりでなく、地域との関係性に目を向ければ新たな可能性が見つかるかもしれません。目先の収益だけに惑わされず、その土地に住まう人たちへもメリットをもたらすような夢のあるビジネスを作り上げてみてくださいね。


参考:
http://soo-ijyu.jp/category/konkatsu
http://t-morinogakkou.jp/

この記事のテーマ
ビジネス・経営」を解説

法律などの専門知識を学び、文書作成などの技能を磨くほか、資格取得や検定合格を目指すカリキュラムもあります。小売業や不動産売買、経営コンサルタントや税理士など、各ビジネス分野におけるスペシャリストも育成します。国家試験の合格が求められる高度な資格を必要とする仕事もありますが、専門学校の中には受験指導に実績を誇る学校もあります。

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この記事で取り上げた
「アントレプレナー(起業家)」
はこんな仕事です

自らビジネスプランを考えて、会社を起こす仕事。これまでにない斬新なアイデアで、ベンチャー企業などをつくる人も増えている。かつて株式会社をつくる場合は1000万円以上、有限会社をつくる場合は300万円以上の資本金が必要だった。しかし、2006年5月に会社法が施行され、1円の資本金で起業が可能になり、税務署に開業届などの書類を提出するだけで容易に会社をつくり社長になれるようになった。会社を起こした後は、自ら考えた経営ビジョンの下、戦略と計画を立てて会社を経営していく。

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