梅干しの種は捨てちゃダメ!? 福岡県の神社には、梅干の種を納める場所がある!
メイン
テーマ

受験生の中には、神社へ合格祈願のお参りに行く人も多いと思います。とりわけ人気があるのが、年間700万人もの参拝者が訪れることで有名な、福岡県にある太宰府天満宮です。
この記事をまとめると
- 太宰府天満宮には梅にまつわるスポットやお土産がある
- 梅干しの種の中には「天神さま」が宿ると信じられていた
- 太宰府天満宮ゆかりの品として、境内にある梅を使った梅干しや梅酒が販売されている
「学問の神様」菅原道真と梅干の関係って!?
太宰府天満宮といえば、菅原道真公が祀(まつ)られていることで有名です。道真は、「学問の神」として広く知られていますが、学者としてだけでなく、詩人、教育者、政治家とマルチな顔を持っており、日本の歴史に非常に大きな影響を与えた人物です。
そんな太宰府天満宮の境内には道真の人物像や残したものを知ることができる場所がいくつもあります。その一つが梅干しの種を納める「梅の種納め所」という一風変わったスポットです。
梅干しの種の中には天神さまが宿ると信じられていた
梅干しの果肉を食べると種が出てきます。その種を割ってみたことがある人もいると思いますが、種の中身のことが「天神さま」と呼ばれていることはご存じでしょうか?
この「天神さま」とは、道真や、太宰府天満宮のことを指しています。じつは道真はとても梅を好んでいた人物と言われており、「月夜見梅花」など梅にまつわる歌を多く残しています。道真の屋敷は紅梅邸・白梅邸と称され、梅にかかわる数々のエピソードも残されているのです。
こうしたことから、種を粗末に扱えないということで太宰府天満宮の境内には「梅の種納め所」が設けられています。中にはたくさんの梅の種が納められています。参拝に訪れる人が梅干しの種を捨てずにこちらに納めるのです。
また、太宰府天満宮ゆかりの品として、境内にある梅を使った梅干しや梅酒があるほか、参道のお土産屋さんには「天山の梅どら」「梅ヶ枝餅」や「梅の香りのお香」「御菓子処梅園の梅守」など、梅にちなんだお土産が多く販売されて人気を博しています。
ちなみに、江戸時代には「梅をくふとも種食ふな 中に天神寝てござる」という歌が残されています。梅の種は食べ過ぎるとお腹によくないと考えられていたため、子どもなどが食べ過ぎてしまわないように、梅干の種の中には天神さまがいると言われるようになったのでは、という説もあるようです。
観光地にまつわる歴史やエピソードをたくさん知っておこう
このような意外なエピソードなど、観光地の見どころを紹介するのは「ツアーコンダクター」の仕事です。ツアーコンダクターは、旅行会社が企画するツアーで参加者を引率するだけでなく、旅行者が快適に旅を楽しむために重要な役割を担っています。
有名な観光地でも、ツアーコンダクターが独自の情報や見どころなどを提供することで、より観光が楽しめることもあります。ツアーコンダクターの仕事に関心のある人は、観光地にまつわる歴史やエピソードをたくさん知っておくと、将来仕事をするときにきっと役立つはずですよ。
参考:
http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/contents/learn/exp2/w/149-a.html
http://www.kirin.co.jp/csv/food-life/know/activity/foodculture/13.html
この記事のテーマ
「旅行・ホテル・ブライダル・観光」を解説
目指す業界の専門知識を学び、パソコンなどのスキルを身につけます。旅行・観光では資格取得や採用試験対策、ホテル・ブライダルでは、現地実習を通して実践力を養う研修が多く含まれます。共通して求められるのは、ゲストに非日常のサービスや空間を提供する接客技術やサービス精神。不規則な勤務に対応できる体力の養成も求められます。
この記事で取り上げた
「ツアープランナー」
はこんな仕事です
国内外の旅行を計画し、実際に手配をする仕事。まさに「ツアー」の「プラン」を立てる職種である。旅行会社のパンフレットにあるようなパッケージツアーを作るだけでなく、新婚旅行など個人からの申し込みについても対応する。ツアーの核となる観光スポット、交通機関、宿泊施設の選択だけでも無数の組み合わせが存在するが、さらに体験企画などのイベントや現地での買い物情報などを取り入れつつ、最終的にリーズナブルな価格設定を実現するためには、豊富な旅行知識と経験が必要となる。
-
PICK UP! 「ツアープランナー」について学べる学校
-
旅行・ホテル・ブライダル・観光について学べる学校

