「鬼山」や「血の池」の地獄が待ってる!? 大分県にある「地獄巡り」ってなに?

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「鬼山」や「血の池」の地獄が待ってる!? 大分県にある「地獄巡り」ってなに?

2016.09.15

提供元:マイナビ進学編集部

「鬼山」や「血の池」の地獄が待ってる!? 大分県にある「地獄巡り」ってなに?

みなさんの中には、夏休みに家族と旅行に行った人も多いのではないでしょうか? 日本には、テーマパークや世界遺産など人気の観光地がたくさんありますが、中でも人気なのが「温泉」。いつの時期も、温泉は私たちをリラックスさせてくれます。

この記事をまとめると

  • 温泉で有名な大分県別府市は、温泉を見て楽しむ「地獄めぐり」が有名
  • 地獄めぐりは、全国で初めて、温泉として国指定名勝に選ばれた
  • 見て楽しむ「地獄」のほかに、地獄のお湯が楽しめる日帰り温泉施設もある

入らない温泉!? 温泉を見て楽しむ「地獄めぐり」とは?

まさに血の色な「血の池地獄」

まさに血の色な「血の池地獄」

しかし、温泉はお湯に浸かるだけが楽しみではありません。国内でも特に人気の温泉地・大分県別府には、温泉を見て楽しむ「地獄めぐり」というものがあります。地獄めぐりは、温泉に入って効能を堪能するのではなく、もくもくと上がる噴気やゴロゴロと転がる岩など、豪快な景色を楽しむところです。

地獄めぐりがある鉄輪(かんなわ)・亀川は「地獄地帯」と呼ばれています。地獄と呼ばれるようになったのは、千年以上前から噴気や熱泥、熱湯などが噴出していたため、誰も近寄ることができず忌み嫌われていた土地であったと奈良時代初期の古風土記「豊後風土器」に記されていたことが由来と言われています。

地獄めぐりは、海地獄・鬼石坊主地獄・かまど地獄・鬼山地獄・白池地獄・血の池地獄・龍巻地獄という7つの地獄を一巡するコースとなっています。この7つの地獄は2つのエリアに分かれていて、そのうち海地獄・鬼石坊主地獄・かまど地獄・鬼山地獄・白池地獄は徒歩圏内にあります。また、海地獄・鬼石坊主地獄・血の池地獄・かまど地獄には足湯もあり、源泉かけ流しの足湯を堪能することができるようになっています。タオルだけ持っていけば、足湯の入り比べが楽しめてしまうのです。

地獄めぐりの地獄は、温泉として初めて国指定名勝に!

鮮やかな青色の「海地獄」

鮮やかな青色の「海地獄」

地獄めぐりのコースのうち、海地獄・血の池地獄・龍巻地獄、白池地獄は温泉中の成分の違いや形態などが評価され、温泉としては全国で初めてとなる、国指定名勝に選ばれています。それでは、それぞれの地獄にどんな特徴があるのか、注目してみましょう。

海地獄は、地獄めぐりコースの中でも最大の地獄で、美しいコバルトブルーの色をしています。この美しい青色は、温泉中の成分である硫酸鉄が溶けているからなんだそう。温泉熱を利用してアマゾン地方原産のオオオニバスや熱帯性睡蓮を栽培していて、5月上旬から11月下旬まで珍しい熱帯植物を見ることができます。

血の池地獄は、日本で一番古い天然の地獄です。地獄門をくぐると、血の池というだけあって真っ赤な温泉が広がっていて、赤い熱泥の池とも言われています。血の池地獄が赤いのは、地下の高温や高圧下で自然に化学反応を起こして生じた酸化鉄や酸化マグネシウムを含んだ赤い熱泥が噴出しているため、一面が赤く染まっているのだそう。血の池地獄から湧き出る粘土は皮膚病に効くと言われていて、軟膏として販売されています。

龍巻地獄には、別府市の天然記念物にも指定されている間欠泉があり、熱湯と噴気が豪快に噴き出しています。屋根で止められていますが、屋根がなければ約30mも噴き出す力があるのだとか! 園内には龍巻農園があり、その果樹園で収穫されたみかんを生搾りジュースにして販売していたり、4月中旬からはつつじの花が園内の斜面に咲き誇ったりと、季節ごとの楽しみもあります。

白池地獄は、落ち着いた和風庭園に囲まれるように青みをおびだ白色の池が広がっています。噴出するときは透明ですが、池に落ちた瞬間に温度と圧力が低下して青白く変化するのだそう。また、白池地獄には池のほかに熱帯魚館やアマゾンの巨大魚・ピラルク館、強度美術が展示されている二豊南画堂など見どころがたくさんあります。

それぞれの地獄に特徴があるので、どんな違いがあるのか観察しながらめぐると楽しそうですね!

地獄めぐりには、入れる温泉もある!

地獄めぐりは、基本的に景色を楽しみながら地獄をめぐるものですが、鬼石坊主地獄には、唯一入れる日帰り温泉施設「鬼石の湯」があります。広々とした内湯の隣には、ひのき造り(男湯)と岩風呂(女湯)の露天風呂があり、さらに2階へ行くと自然が一望できる展望風呂があります。また、貸し切りにできる家族風呂もあり、地獄の温泉を独り占めできるのです。地獄めぐりをして疲れた体を癒すにはぴったりの場所ですね。

地獄めぐりは大分・別府の観光スポットとしてとても有名で、ほかでは見られない自然の様子は国内外の観光客からも好評です。さらに観光客に楽しんでもらうために、温泉たまごや地獄蒸し焼プリン、地獄の蒸し寿司などここならではのグルメを販売したり、入浴剤やオリジナルTシャツなどのお土産を販売したりしています。

地獄めぐりや別府温泉のように、観光地について興味がある人は、ぜひ観光学という学問を学んでみてください。もともとある観光地にどうやって観光客を誘致するかということはもちろん、まだスポットの当たっていない地域を観光地化するにはどうしたらいいか、観光客がもっと観光を楽しめるようにどんな工夫をしていくべきかといったような「観光」にかかわることを幅広く知ることができますよ。


【取材協力】別府地獄組合


参考:
http://www.beppu-jigoku.com/index.html
https://japanbook.net/ja/article/690
http://www.smarttraveljournal.info/2015/01/beppu-jigoku-3.html

この記事のテーマ
社会学・マスコミ・観光」を解説

あまり共通性のないように思われる3分野ですが、じつは密接な関係があります。観光業界にとってマスコミは「広報」そのものです。マスコミの存在なくして観光業界の発展はないでしょう。もともとマスコミは商品を情報化するために社会学を重視しています。社会が求めている漠然としたニーズを精査し、わかりやすいイメージとして変換して提供するのです。今後、観光業などにおけるマスコミの存在はますます大きくなるはずです。

「社会学・マスコミ・観光」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「観光学」
はこんな学問です

観光学とは旅行業の実務を学ぶだけではなく、観光を通して地域と観光客の交流を生み、地域の活性化にもつなげるための学問である。その目的を達成するために、新しい観光事業の開発プロジェクトを成功させる手法や、観光企業の経営ノウハウ、事業計画の作成方法を研究する。また、観光客として見てまわるだけの観光から、積極的に参加して体験できる観光へと旅行者のニーズは変化している。ニーズを先取りする商品開発も重要である。

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