お蕎麦を瓦の上で焼いちゃう!? 山口県の一風変わったグルメ、「瓦そば」ってなに?

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お蕎麦を瓦の上で焼いちゃう!? 山口県の一風変わったグルメ、「瓦そば」ってなに?

2016.09.13

提供元:マイナビ進学編集部

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お蕎麦を瓦の上で焼いちゃう!? 山口県の一風変わったグルメ、「瓦そば」ってなに?

まだ暑さが残るこの時期、つい食べたくなるのが冷たい蕎麦です。蕎麦は日本人にとって欠かせない食べ物ですよね。

この記事をまとめると

  • 山口県には、瓦の上で茶そばを焼いて食べる「瓦そば」という食べ物がある
  • 「薩軍(さつぐん)の兵士たちが戦の合間に瓦で野草や肉を焼いて食べた」という言い伝えから考案されたという
  • 最近は瓦屋さんに依頼して、割れにくい瓦を発注して使うこともある

山口県では、日本人が大好きな蕎麦を瓦の上で焼いて食べてしまうらしい!?

瓦の上で本当に焼いてしまう蕎麦って!?

瓦の上で本当に焼いてしまう蕎麦って!?

日本全国どこに行っても食べられる蕎麦ですが、実は山口県では、一風変わった蕎麦がご当地グルメとして食べられています。その名も「瓦そば」です。

「瓦そば」は、「茶そば」を「瓦」の上で焼く食べ物です。そばを焼くからといって、焼きそばとはまったく違います。「せっかくの茶そばを焼くなんて! しかも瓦で!?」と思ってしまう人もいるかもしれませんが、そうです、あの屋根の上に乗っている瓦の上で本当に焼いてしまうというのですから驚きです。そしてこれが人気なんです!

よく焼いた熱々の瓦の上にゆでた茶そばを乗せ、特製つゆにつけて食べるのが特徴

瓦そばのお店「元祖 瓦そば たかせ」さん

瓦そばのお店「元祖 瓦そば たかせ」さん

瓦そばは、山口県下関市・豊浦町発祥の郷土料理です。下関市といえば、ふぐの本場として知られていますが、瓦そばは特に豊浦町にある「川棚温泉」界隈の旅館やホテルを中心に提供され、地元の味として親しまれています。最近では、B級グルメブームに乗って全国にその名を広めています。

よく焼いた熱々の瓦の上にゆでた茶そばを乗せて、天然醤油を使った特性つゆにつけて食べるのがその特徴。実際に山口県内の飲食店などで食べることができ、店舗によっては茶そばに良質な宇治抹茶が練り込まれていることもあるそうです。

また分厚い瓦にたっぷりと茶そばが乗せられた見た目もインパクト大です。こうして聞いているうちに、なんだか食べたくなってきませんか? そこで、瓦そばについてもっと詳しく知るために、地元で有名な瓦そばのお店「元祖 瓦そば たかせ」の山本さんにいくつかの質問にお答えいただきました。

「薩軍(さつぐん)の兵士たちが戦の合間に瓦で野草や肉を焼いて食べた」という言い伝えから考案

「元祖 瓦そば たかせ」さんの本館

「元祖 瓦そば たかせ」さんの本館

――「瓦そば」は山口県下関市豊浦町発祥の郷土料理とのことですが、もともと株式会社瓦そばたかせ様が瓦そば発祥のお店とお聞きました。どのようなきっかけからお店で提供するようになったのでしょうか?

「もともと川棚温泉でホテルを経営していて、宿泊のお客様に何か喜んでもらえるものはないかという事で考案したことがきっかけです」

「瓦そば たかせ」のWebサイトによると、明治十年、西南の役において熊本城を囲む薩軍の兵士たちは、長い野戦の合間に瓦を用いて野草、肉などを焼いて食べたという古老の話にヒントを得て、「瓦そば たかせ」の創業者である高瀬慎一さんが数十年を経過した日本瓦を使って、独自の製法で開発したのが「瓦そば」なのだそうです。

「雅味豊かな茶そばに、牛肉、錦糸卵、海苔、もみじおろし、レモンなどを配し、独自のつゆを添えて『瓦そば』と名付けたところ、大方の絶賛を得て、広く各地よりご来店を賜るところとなりました」

ということで、お店の名物として有名になっていったのですね。それにしても、本物の瓦を使うなんて、かなり大胆な発想です。

――瓦を使った調理というのがユニークですが、現在、瓦はどのようなものを使っているのでしょうか? それともこの料理専門に作られた瓦なのですか?

「10年前までは実際に民家の瓦を使用していました。最近の瓦は、表面に塗料が塗ってある為、使用できないのです。近年では古い民家も減少しているので、最近は瓦屋さんに依頼して割れにくい瓦を発注しています」

なるほど、家の屋根に乗っていて使わなくなった古い瓦を使っているわけではないのですね。それに、古い瓦だと食べていて割れちゃったりしないか心配になる気もしますもんね。しかも最近の瓦は昔と違うなんて、思わぬことで最近の住宅事情も知ることができた気がします。

週に1回は瓦そばを食べる家庭も多いらしい

――山口県民の方はご家庭でも瓦そばを食べるようですが、どれくらいの頻度で食べているのでしょうか?

「家庭では月に一度、多いところでは週に1回、瓦そばが献立に含まれていることがありますね」

――意外と家庭でも食べる回数が多いんですね! 瓦そば目当てに山口県を訪れる人もいると思いますが、実際に食べた観光客の方からはどんな味の感想が上がっていますか?

「見た目もインパクトがありますし、おいしいという声をいただいてます。また、ネットショップにも県外の方からの注文が多数入ります」

ネットショップでも買えるんですね! でも、できることなら実際に「瓦そばたかせ」さんに足を運んで瓦そばを食べるだけでなく、お店や街の雰囲気も感じてみたいですよね。

――「瓦そばたかせ」さんはどんなお店なんですか?

「本館は昔、芸者さんの置屋で使われていた建物を使用しているので、古い建物ですが、かなり雰囲気があります。ぜひ、機会があれば訪れてみてください」


昔ながらの古い街並みとお店の雰囲気を感じながら食べる瓦そばはさぞ格別なことでしょう。こうした郷土料理の研究につながる学問が「食物学」です。瓦そばのように、変わった食べ方をする料理のルーツを知ることができるのも、食物学の奥深いところです。美味しいものが大好きな人は、いろいろな食べものや料理がどこからやってきたのか、興味を持って調べてみると楽しいかもしれませんね。

【取材協力】元祖 瓦そば たかせ
http://www.kawarasoba.jp/index.html

この記事のテーマ
栄養・食物」を解説

食べることから健康な生活にアプローチすることを目的としています。ただ生きるために食べるのではなく、より良く生きるために食べるという考え方です。栄養学は食物に含まれる栄養素について学び、生理学の知識を踏まえ、適切な栄養指導を行います。そのためには栄養学や病理学などの広範な知識も必要です。食物学では人によっては摂取しにくい食材を食べやすくしたり、よりおいしく食べるための調理方法の研究なども行います。

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この記事で取り上げた
「食物学」
はこんな学問です

栄養や食品について専門知識を学び、科学的な視点から食の問題を解決するための学問。食品学、栄養学、調理学を総合的に用いて研究を行う。食品学の視点からは、成分や加工についての専門知識を学び、栄養学の視点からは食品が人の身体にもたらす影響について学ぶ。また、調理学からは加熱や冷凍など食品成分の変化や味について学び、総合的な専門性を身に付ける。生活との関連性が強いことから、家政学、生活科学を併せて学ぶことも多い。

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