ギネス世界記録認定! 行田市の「田んぼアート」が広大すぎる
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「田んぼアート」ってご存じですか? 田んぼとアート、この全く関係なさそうな二つが見事融合したことで有名になりました。広大なキャンパスに見立てた田んぼに稲で「絵」を描くという、村おこしとして始まったアート作品「田んぼアート」をご紹介します!
この記事をまとめると
- 自然とアートが見事に融合「田んぼアート」。今や全国に広がっている
- 埼玉県行田市の田んぼアートは2015年、世界ギネス記録認定!
- 国内だけでなくその魅力を世界へ発信! 観光誘致に一役かっている
自然との一体感に胸キュン。繊細すぎる「田んぼアート」って知ってる?
田んぼアートは、稲を植えるときから、普通の稲作とやり方が異なります。緑や黄色などの葉や穂をもつ古代米など、さまざまな種類の稲を植えて、絵の具を変えるように色分けしているんです。少しずつ成長した稲は、夏の時期は稲の葉が青々と、秋の頃にはしっとりと……田植えから秋の稲刈りの時期まで季節が変わるごとに趣が変わる繊細なアート作品です。
発祥は1993年、青森県田舎館(いなかだて)村。村おこしの試みとしてはじめたこの芸術活動は今や全国各地に広がり、大小あわせて100か所以上あると言うからすごいですね! そしていまでは、世界へと広まりました。
行田市の田んぼアートが2015年、世界ギネス記録認定
この田んぼアートが世界ギネス記録に認定された場所があります。それは……埼玉県行田市です! 行田市で田んぼアートが始まったのは2008年。その取り組みは年々パワーアップし、2015年には「世界最大の田んぼアート」としてギネス世界記録認定されました。
「未来へつなぐ古の軌跡」をテーマに約2.8ヘクタールの敷地に測量・くい打ちが始まり、印をつけた場所を頼りに総勢800人以上の地元ボランティアたちが、7種類の稲を植えていきました。自然が相手の田んぼアート制作。絵の完成、ギネス認定までの道のりはそう簡単ではなかったそうです。途中大雨や台風などが田んぼを襲い、それでも負けず力強く育つ稲たちは、地元の方々に温かく見守られながら無事完成し、ギネス認定成功となりました。
国内外に魅力発信!2016年は「ドラゴンクエスト」とコラボ
行田市の田んぼアートはギネス達成後も続いています。今年は最も長く続いている日本のロールプレイングゲームで有名な「ドラゴンクエスト」とコラボ。広大な水田に、通称ドラクエに登場する勇者やドラゴンなどが現れるという迫力満点の田んぼアートです!
自然との融合が美しい芸術作品、田んぼアートは人々を魅了するだけでなく、地域活性化に一役かっています。自然をうまく活用した日本らしい提案で地方の魅力を国内外へアピールし、地方観光産業へとつなぐ。地方と観光の架け橋として、アッと言わせるアイデアがまだまだありそうですね。
■参考資料
http://www.city.gyoda.lg.jp/shigoto/nogyo/tanbo/index.html
http://www.suntory.co.jp/sfnd/prize_cca/detail/2015t1.html
この記事のテーマ
「旅行・ホテル・ブライダル・観光」を解説
目指す業界の専門知識を学び、パソコンなどのスキルを身につけます。旅行・観光では資格取得や採用試験対策、ホテル・ブライダルでは、現地実習を通して実践力を養う研修が多く含まれます。共通して求められるのは、ゲストに非日常のサービスや空間を提供する接客技術やサービス精神。不規則な勤務に対応できる体力の養成も求められます。
この記事で取り上げた
「観光庁職員」
はこんな仕事です
観光庁は、平成20年にできた新しい省庁。日本国内の観光地や文化をPRし、旅行を楽しむ日本人や外国人を増やすのが目的。業務はキャンペーンやプログラムの企画・実施、地方の観光地化促進、海外へのプロモーション活動、宿泊施設や通訳ガイドの登録、旅行業法の適正な運用指導など。観光庁は国土交通省の管轄なので、職員は採用試験に合格した国家公務員。配属先は東京の観光庁や地方局、日本政府観光局などさまざまである。外国人観光客の誘致には特に力を入れており、日本の魅力を伝えられる語学力も武器になる。
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