気になる社会人にインタビュー! 第64回:ヘアスタイリストに聞いてみた10のコト!

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気になる社会人にインタビュー!
第64回:ヘアスタイリストに聞いてみた10のコト!

2016.08.19

提供元:マイナビ進学編集部

気になる社会人にインタビュー!
第64回:ヘアスタイリストに聞いてみた10のコト!

「人の印象の7割は髪型で決まる」という言葉があるほど、私たちにとって髪型はとても重要なもの。そして、その髪型に大きく関わるのが、ヘアスタイリストという仕事です。

ヘアスタイリストというと、おしゃれな職業というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、華やかなだけでなく、技術を磨いて一人ひとりに合う髪型を提案していかなくてはいけない難しい仕事でもあります。
そこで今回は、実際にヘアスタイリストとして働いている西洋髪結の正宗仁史さんに、ヘアスタイリストのお仕事について詳しく伺いました。

この記事をまとめると

  • ヘアスタイリストは、美容室での業務のほか、講師やイベント出演などさまざまな業務がある
  • お客様の「ありがとう」という言葉が一番のやりがい
  • ヘアスタイリストには定年がないため、技術を習得すれば一生できる仕事

「ありがとう」という言葉にやりがいを感じる

西洋髪結の正宗仁史さん。ヘアスタイリングの様子

西洋髪結の正宗仁史さん。ヘアスタイリングの様子

Q1. 普段のお仕事について教えてください。

「私は美容室の代表取締役副社長を任されています。父親も美容師なので、私は2代目ということになります。具体的な仕事についてですが、一つ目は美容室でお客様の髪の毛を美しくするという基本業務。次に、お店を管理し、マネージメントするという経営業務。そして最後に、ヘアショーや業界誌の撮影、美容学校の講師などの外部活動業務。大きく分けて3つの業務を行っています。

通常業務には、お店の美化、接客、教育、勉強などがあり、お客様にきれいになってもらう場所(美容室)は常にきれいにするということも大事な仕事になっています。接客では、幅広い年齢の方とお話ができる礼儀やマナーを心がけ、カット、カラー、パーマの技術はもちろん、美容室での滞在時間を心地よく過ごしていただけるように努力します。

また、美容業は教育産業とも言われています。『教わり・教え』の繰り返しになります。後輩に技術、知識を教えるということも重要な仕事です。

最後に勉強ですが、ファッションや髪型には流行りや歴史があります。常に時代に対応しお客様に合った情報を提供できるように勉強します。また、薬剤や商品も季節ごとに新しいものが出てきますので、日頃の勉強会で学び、常に最新のものをお客様に提供する努力をしています。

経営業務としては、お店全体の管理の仕事があります。全店舗の売上の管理、取り扱い薬剤や商品の打ち合わせ、商材決定など、年間を通しての営業方針・戦略の決定、スタッフ全員の状態の把握など、経営者としての役割の仕事もあります。

最後に、外部活動業務になりますが、私はヘアスタイリスト協会という団体にも所属していて、北海道、東京、名古屋と年間で数回行われるヘアショーに出演し技術向上にチャレンジしています。ときには1,000人弱のお客様の前でステージに立つこともあります。その際は、オーナークラスになってもウィッグ(マネキン)を持ち寄ってテーマの練習をします。他店のベテラン先輩オーナーさんからもこの場でたくさんのことを学ぶことができます。そのほか、全国各地の美容学校の特別講師も務めさせていただき、次の世代の美容師さん育成にも力を入れています。東京コレクションのバックステージやイベントのヘアブースなどのお手伝いをさせていただいたり、その他、業界誌の撮影など美容室外の仕事にも率先して参加するようにして、感性や技術の習得に力を入れています」

Q2. 現在のお仕事に就くまで、どのような勉強や経験を積まれてきたのでしょうか。

「まず、美容師の仕事をするには、国家資格である『美容師免許』が必要になります。これは、ハサミや薬剤を使う特殊技術者として、自分とお客様を守るためのルールやマナーを勉強し安全に仕事をするための資格です。美容学校に通うか、通信科生として美容学校に入学し美容免許について必要な時間数と成績を美容学校で積み、国家試験に合格すると取得できます。

私は、父親が美容師だったこともあり少し早めのスタートをしました。高校1年生のときに通信制の美容学校に入学し、高校と美容学校を両立して行いました。通常、美容学校は2年間学校に通うのに対し、通信科は3年間のカリキュラムになっています。そのため、高校卒業と同時に国家試験を受けることができ、免許が取得できます。

晴れて美容師免許を取得してからは、アシスタントの下積み時代に入ります。床はきや掃除、スタイリストのお手伝いをしながら技術を習い、ウィッグで練習を繰り返してお店で設けられたテストをパスするとスタイリストになることができます。その後は、店長になり店舗の売上の管理やスタッフ教育も勉強しました。私はそこからニューヨークへ5年渡米して感性や感覚、技術の勉強をして現在の仕事に就いています」

Q3. お仕事の中で、魅力ややりがいを感じるのはどんなときですか?

「やりがいは、お客様から『ありがとう』という言葉が直接いただけるところです。美容師は華やかな職業というイメージがあるかもしれませんが、大変そうな仕事とも思う方もいます。かっこいい髪型、かわいい髪型を提案し、素敵な仕事ができるようになるまでは、想像通り大変な仕事かもしれません。みなさんに見えている素敵な部分の何倍もの時間、裏で練習が必要だからです。

しかし、『ありがとう』『気分が変わった』『またあなたにやってほしい』などのお客様からの感謝の言葉が、それまでの大変な思いを吹っ飛ばしてくれてやりがいを感じられるときだと私は思っています。『相談』→『施術』→『感謝』のようにダイレクトで関わった相手からの『「ありがとう』をいただけることが、私たちのやりがいなのではと感じています」

たくさんの方の支えがあって初めて一人前になれる

ヘアショーでスタイリングを行う正宗さん

ヘアショーでスタイリングを行う正宗さん

Q4. お仕事に取り組む中で、大切にしていることがあれば教えてください。

「感謝です。いつどんな立場になっても技術を教えてくれた先輩がいたこと。周りで手伝ってくれる後輩がいること。自分を支持してくださるお客様がいること。仕事、というよりは日常から心がけなければいけない部分かもしれません。人を相手とするサービス業では、人間性を素敵にすることが大事だなと思っています。一人でできそうで実はいろいろな方に関わってもらって成り立っている職業なので、感謝の気持ちを大切にしています」

Q5. お仕事の中で、一番の思い出や達成感のあったエピソードはなんですか?

「仕事のやりがいの部分と重なってくるとは思いますが、二度と同じものを作ることができない私たちの仕事のなかで、常に技術を高めてお客さんや撮影、ショーのモデルさんのヘアを担当させていただくわけですが、やはり喜びや感動の声を頂いたときはとても達成感があります。美容室の営業中、撮影、ヘアショーなど新しいものに挑戦してやり遂げたときの達成感は最高です。そして、指名のお客様が増えたときやヘアショー出演、コンテスト入賞などを通して、自分が教えた後輩が成長していく姿も何ともいえないうれしい気持ちになります」

Q6. お客様とのつながりの中で印象に残っているエピソードがありましたら教えてください。

「私たちの美容室は『地域密着型』の美容室で、赤ちゃんからご年配の方までご来店されます。ご家族で来ていただいている方もいて、さまざまな年齢層の方に頼りにしていただき、ともに成長していくという関係性がある美容室になっています。長期にわたりご来店されている方の中には、私が入社する前からのお客様もいて、アシスタント時代から応援してくれています。そうした方々をスタイリストになって担当させて頂いたり、赤ちゃんで初めてのカットから担当させてもらっていたお客さんが社会人にまで成長されたり……と日々の成長、歴史をともに刻みつながっていけていることが素敵だなと感じています」

Q7. 今後、どのようなヘアスタイリストになっていきたいと思っていらっしゃいますか?

「常に人に感謝することを忘れずに、いずれは感謝される人間を目指していきたいなと思っております。ヘアスタイリストには定年がありません。常に技術や知識の向上に努め、たくさんの幸せを提供していきたいなと思います。私が得た経験や幸せを次の世代に教え伝えられるような努力を続け、いつかは感謝されるような人間、スタイリストになっていけたらなと思っております」

ヘアスタイリストは一生できる仕事!

ヘアショーでは、たくさんのお客さんの前でスタイリングを行う

ヘアショーでは、たくさんのお客さんの前でスタイリングを行う

Q8. お休みの日はどのように過ごしていますか?

「外へ出かける努力をすることを心がけています。旅行、買い物、美味しいものを食べに行くことが大好きです。遊ぶときはとことん遊ぶ!ということをしています。たくさん知識があって引き出しの多い明るい美容師さんが理想なので、趣味を多く持ってたくさんの経験をすることがとても大事だなと思っています。いろいろなところに出かけると、たくさんの人と触れることになり、自分がされてうれしかった言葉やサービスを自分の仕事で生かしたりもできているので実は結構リンクしているのです」

Q9. 高校時代にもっと勉強しておきたかったことがあれば教えてください。

「英語は大事だと感じています。ニューヨークに留学したときも感じたのですが、英語をもっと勉強しておけばよかったなと思いました。外国の方とコミュニケーションをとることで、とてつもなく視野が広がったように思えます。私の職業の場合は、やらなければならないことや越えなければいけない関門を、どのようにして我慢し工夫して効率よく乗り越えていくかというところが仕事につながるかなと思います」

Q10. ヘアスタイリストを目指している高校生へ向けて、一言メッセージをお願いします。

「ヘアスタイリストは大変な職業だと思われがちです。確かにそうかもしれません。私も大変だと思っています。実際、1〜5年以内の離職率も高い職業です。
しかし、技術を習得するまで本当に大変な時期はほんの5年、10年のこと。人生の中の5年、10年の我慢と努力で手に職を付けられて、生活していける力を身につけられるとしたらどうですか? 定年のない仕事で、人から感謝していただける職業は素敵ではないですか? 私の周りの50~80代の大先輩のスタイリストはみんな若々しく、素敵に輝いています。

どの職業も大変なことはたくさんあると思いますので、自分がどう職業にやりがいを感じ誇りに思って楽しんでいくかが大切です。スタイリストを目指す方がいればとてもうれしく思います。どんなに不器用でも、努力すればそれなりになれます! 諦めないこと、続けることが大事な職業となります。プロになると、感謝していただくということはきっと簡単なことじゃないと思います。継続して、今日だめでも明日から何をするか。『今から、ここから』を大事にして頑張っていただけるとうれしいなと思います。美容業界の仲間をお待ちしています!」


ヘアスタイリストという職業は、国家資格が必要な技術職ですから、技術を習得できるようになるまでは練習のくり返し。その間にもトレンドはどんどん変わっていきますから、常に勉強が必要となります。しかし、努力した分だけお客様からの「ありがとう」という言葉もいただける仕事です。美容の力で人を喜ばせたいと考えている人にとっては、とてもやりがいのある仕事ですよ。

【取材協力】西洋髪結 正宗仁史さん
http://seiyoukamiyui.jp/

この記事のテーマ
美容・理容・メイクアップ」を解説

美容師や理容師、メイクアップアーティストなど、確かな技術と感性を備えた「美」の専門家を目指します。理容師や美容師の国家資格取得を目指すほか、それぞれの職種に応じた技術力や表現力の習得、接客能力を身につけます。従来のように美容室や理容店で働くだけでなく、高齢者や障害者のもとへ出張する技術者へのニーズも高まっています。

「美容・理容・メイクアップ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「ヘアスタイリスト」
はこんな仕事です

メイクアップアーティストがメイクのプロであるなら、ヘアスタイリストは髪を整えるプロである。お客の要望に応えて髪を整えるのは美容師と同じだが、ヘアスタイリストはメディアに登場するモデルなど著名人が顧客になることが多く、メディアの種類や対象者のキャラクターに応じてアレンジすることを求められる。想像力を持ってさまざまな髪型を提案、スタイリングしなければならない。著名人の専属で仕事をすることも多く、担当したタレントのヘアスタイルが社会現象のように流行することもあれば、不評を買うこともあるので、やりがいと責任の大きな仕事だ。

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