気になる社会人にインタビュー! 第55回:フラワーデザイナーに聞いてみた10のコト!

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気になる社会人にインタビュー!
第55回:フラワーデザイナーに聞いてみた10のコト!

2016.08.17

提供元:マイナビ進学編集部

気になる社会人にインタビュー!
第55回:フラワーデザイナーに聞いてみた10のコト!

みなさんはフラワーデザイナーという仕事をご存じですか? 花を扱う仕事というと、お花屋さんを真っ先に思い浮かぶかもしれませんが、結婚式やパーティーの会場の装飾などを行う「フラワーデザイナー」という仕事もあり、認知度が上がってきています。

では、フラワーデザイナーは、実際にどんなことをしているのでしょうか? 今回は、国内外で活躍している現役のフラワーデザイナー・曽我部翔さんにお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • フラワーデザイナーは、結婚式やパーティー会場を花で彩ったり、花を使って撮影のディレクションを行ったりする
  • 花は種類によって扱い方が異なる
  • 花を扱う仕事は朝が早く、大変な面もあるが、人を笑顔にできるやりがいのある仕事

花は種類によって水揚げや保管の方法が違う

バラのイベントでフラワーデザインを行う様子

バラのイベントでフラワーデザインを行う様子

Q1. 普段のお仕事について教えてください。

「私はフラワーデザイナーとして、花にまつわるさまざまな仕事を行っています。まず1つは、結婚式やパーティー会場、また店舗などを花で装飾すること。華やかな空間を作り出すために、花で装飾していきます。2つ目は、ブランドが商品やイメージを撮影する際、花を使った撮影ディレクションを行うこと。アーティストのCDジャケットなどのイメージづくりに、フラワーデザインの面から関わります。他にも、フラワーレッスンやステージでのフラワーデモンストレーション(パフォーマンス)、イベントのプロデュース、ギフトフラワーの制作・発送などあり、これらすべてが私の主な仕事内容になっています」

Q2. 1日の大まかな流れを教えてください。

「日によって異なりますが、例えばこのような流れで仕事をします」

04:30 起床(仕入れの日のみ)
05:00 仕入れ(大田市場へ)
08:00 アトリエ戻り〜水揚げ作業
09:00 朝食
10:00 事務作業
(この後、日中〜夜間は、日々業務内容が変わります)
25:00 就寝

Q3. 現在のお仕事に就くまで、どのような経験を積まれてきたのでしょうか。

「私はこれまでに、東京・横浜の有名花店にて、仕入れから店舗での接客、ウェディングや大規模な花の装飾のノウハウなど、 約10年間に渡り、花の仕事に関することを幅広く学びました。その後、屋号(個人事業の名称)を『Rock'n'Rose』 として独立。現在は自分自身のフラワーデザインを日々追求しています」

Q4. お仕事に取り組む中で、大切にしていることがあれば教えてください。

「花は、動物や赤ちゃんのように言葉をもちません。さらには、声を出すこともありません。ですから、しっかりと見つめて、状態を見極めることが大切です。花それぞれに適した水揚げ(仕入れてきてすぐに行う、水を吸わせる処理)の方法や、保管の方法があります。そして、長持ちさせるコツがありますから、私はよりよい方法を日々模索しています」

「花いけバトル」の年間王者で優勝したことが自信に

曽我部さんによるフラワーデザイン。一面が華やかな風景に

曽我部さんによるフラワーデザイン。一面が華やかな風景に

Q5. お仕事の中で、一番の思い出や達成感のあったエピソードはなんですか?

「一つだけ選べないほど、たくさんの達成感を日々味わっていますが、今年に入ってからですと3月に行われた『花いけバトル』というイベントで、2015年度年間王者決定戦にて優勝できたことです。かつての上司や、尊敬する方々が出場しており、ともにステージで戦い、そこで勝つことができたことは、自分にとって大きな自信になりました」

Q6.「花いけバトル」とは、どんなイベントですか?

「『花いけバトル』とは、私自身が実行委員のメンバーとして運営に関わっているイベントです。参加者は、私のようなフラワーデザイナーや華道家、街のお花屋さん、アーティストなど。
ルールはシンプルで、5分間で生けた花をお客様がジャッジし勝敗を決めます。トーナメント戦で勝ち上がった者が優勝。年間2〜30戦を日本国内で行っております。年に数回はヨーロッパでの開催もしております。毎年年度末に一年間でよいパフォーマンスをしたバトラーを集め “年間王者決定戦” を開催しています。一般の方々が見た事がない花の表現、花の扱い方、花の可能性を引き出すべく力を尽くします」

Q7. 海外でのお仕事もされているとのことですが、海外では主にどんなお仕事をされていますか? また、日本と海外でのフラワーデザイナーとしての役割の違いなどがありましたら教えてください。

「日本の花業界の方向けに、毎年ツアーを開催しております。主にヨーロッパの3カ国程度を回り、買い付けや視察など行います。今後、レッスンなども海外で開催していくつもりです。また、パリで展示会の予定もあります。日本と海外では、フラワーデザイナーの役割の違いはあまりないように感じますが、ヨーロッパのほうがフラワーデザイナーという職業が一般にも定着しているように思います」

Q8. お休みの日はどのように過ごしていますか?

「基本的に休みはありませんが、仕事のスケジュールをうまく調整をして、年に1〜2度海外へ旅行に行きます。空いた時間は、趣味の楽器演奏をしたり映画を見たりしています。花とはまた違ったクリエイティブなインスピレーションが得られるので、花のデザインにも生かされていると思います。美術館も好きです。旅行をしたり、美味しいものを食べたり、美しいものを見たり。すべてのことが、デザインを創造する発想の源になると思っています」

花を受け取って笑顔にならない人はいない!

曽我部さんの作品。とても色鮮やかな見た目

曽我部さんの作品。とても色鮮やかな見た目

Q9. 高校時代にもっと勉強しておきたかったことがあれば教えてください。

「それは、ズバリ英語ですね。今は海外に行く機会が増え、もっと英語が話せればコミュニケーションがとれるのにと思う場面が多々あります。高校時代からもっと英語を勉強しておけば、今の仕事にも生かせたはずなので」

Q10. フラワーデザイナーをはじめ、花業界を目指している高校生へ向けて、一言メッセージをお願いします。

「花を扱う仕事は、みなさんがイメージしているものよりも、なかなか過酷です。花は生ものですから、管理を考えると当然休みはありません。仕入れは週3日、早朝です。また水を扱う仕事ですから、冬場はかなり寒さや冷えが厳しいです。

でも、どんな苦労にも勝る“やりがい”がある仕事だと感じます。花を受け取って笑顔にならない人はいません。花の力は偉大です。その力を引き出すも殺すも、人間の力です。知識と経験、そして磨き続けるセンスが必要です。私自身もまだまだ勉強することが山ほどあります。
高校生活のすべてと同じく、日々勉強ですね。無駄な勉強はないのだと、今さらながら感じています」


フラワーデザイナーに限らず、花に関わる仕事は体力が必要です。きれいな花が毎日見られて幸せ、というだけではないかもしれません。でも、花で彩られた空間は人を幸せにしますし、花を贈られた人は笑顔になります。日ごろ頑張った分、人を幸せにできる素晴らしい仕事だといえそうです。フラワーデザインに興味を持った人は、まずは身近にある花が使われたデザインなどに注目してみてくださいね。

【取材協力】Rock'n'Rose 曽我部翔さん
http://syosogabe.com/

この記事のテーマ
動物・植物」を解説

ペットなど動物や観賞用の植物に関わり暮らしに潤いを提供する分野、食の供給や環境保全を担う農業・林業・水産業などの分野があります。動物や植物の生態や生育に関する専門知識を身につけ、飼育や栽培など希望する職種に必要な技術を磨きます。盲導犬や警察犬、競走馬、サーカスの猛獣などの調教・訓練や水族館や動物園で働く選択肢もあります。

「動物・植物」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「フラワーデザイナー」
はこんな仕事です

シチュエーションをより魅力的にするために花を演出するスペシャリスト。結婚式用のブーケや、レストラン、ホテルを彩る花の装飾、テレビ番組や雑誌に使われる花の演出なども、多くはフラワーデザイナーが手掛けたものだ。多種多様な花を組み合わせて美しく演出するため、芸術的センスが求められる。フラワーデザイナーは、フラワーショップやディスプレー会社のスタッフであることが多い。実力と人気を確立できれば、フリーランスとして活躍する道もある。

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