豪華客船でドラマチックに! 今は「船乗り」がアツい?
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豪華客船の旅なんて、別世界の話? 確かに、今はまだちょっと現実感がないかもしれませんが、意外と身近に楽しめるものもありそうです。それに、贅沢な旅が夢なら、船のスタッフになるというのも、もう一つのアプローチ! こちらも難しい道ですが、ニーズが高いですから、頑張れば報われる職業のようです。
この記事をまとめると
- 「クィーン・エリザベス」のような豪華客船は数多くある。
- 日本の豪華客船も増えてきている。
- ますますニーズが高まる「船の仕事」について。
いつかは船で世界一周。憧れだけでは終われない!
「いつかは豪華客船で世界一周」というのは、大人の憧れ。優雅な船の旅で、ゆったりした時間の流れを楽しむ、というのは、飛行機に飛び乗って、エネルギッシュに走り回るのとは違った旅の楽しみ方だともいえます。
豪華客船と言えば、「クイーン・エリザベス」が有名です。日本にも寄港しており、参加しやすいショート・クルーズを楽しむプランもあります。
船内には、本格的な劇場や英国風パブ、ダンスフロア、ショッピングアーケード、ライブラリー、カジノ、スパ&フィットネスセンター、プールなど充実のラインナップ。船名にふさわしく英国の雰囲気にあふれており、英国紳士・英国淑女の気分も楽しめるかもしれません。
日本が誇る豪華客船なら乗ってみたい!?
世界的に有名な豪華客船には憧れるけれども、英語が話せないしちょっと緊張するかも、という方には、日本の船がおすすめです。日本にもいろいろな豪華客船があるって知っていましたか?
有名なのが「飛鳥Ⅱ」。世界一周もできますし、日本一周もしくは週末だけのショート・クルーズなど、プランもいろいろで、カップルはもちろん、親子で、女子会でと幅広い層に人気。船内の設備も豪華です。レストランの種類も多く、フレンチ・イタリアンなどに加え、手軽なビストロや寿司などの和食のレストランもあります。プールやスパはオーシャンビューですし、さまざまなショーが楽しめたり、ライブラリーには雑誌も揃っています。
「飛鳥Ⅱ」の他にも、「ダイヤモンドプリンセス」「ぱしふぃっくびいなす」など、日本の豪華客船も種類が増えてきましたので、一度経験したら、船旅にはまってしまうかもしれませんね。
豪華客船も大型船舶も! 憧れの船上の仕事とは?
ところで、船旅もいいですが、スタッフの方にも興味がありませんか? 船乗りの制服はかっこいいですし、特に船長ともなれば、すごいステータス。世界中を航海するキャプテンは、各港で尊敬される存在のようです。大航海時代に海を制したイギリスでは、いまでも船長(=キャプテン)というのは、ドクター(Dr)やサー(Sir)と同じくらい一目置かれる敬称です。
しかし、残念ながら日本ではあまり船長のイメージはないようです。むしろキャプテンと聞くと飛行機の機長を想像する人も多いかもしれませんね。それは、一つに日本には船の仕事に就いている人が少ないということも関係がありそうです。日本は海洋王国で、船のニーズは高いのですから、実は人材が不足しているというのが実情のよう。
船乗りになるには国家資格が必要です。「海技従事者国家試験」に合格しなければなりません。仕事の種類も、航海士や機関士、通信士などがあって、その頂点が船長です。独学では難しい資格ですので、専門の大学や高等専門学校、海上技術学校などに進みましょう。
また、大型客船には、船舶パーサーとしてさまざまなサービスを行う船員もいます。こちらは国家資格は必要ありませんが、やはり海技関係の学校出身者が多いようです。興味のある方は詳しく調べてみてはいかがでしょうか。
●参考URL
http://www.cunard.jp/queen-elizabeth/
http://www.asukacruise.co.jp/
http://wwwtb.mlit.go.jp/kyushu/kaigisiken/body.htm
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/151002/20151002027.html
この記事のテーマ
「自動車・航空・船舶・鉄道・宇宙」を解説
陸・海・空の交通や物流に関わるスキルを学びます。自動車、飛行機、船舶、鉄道車両などの整備・保守や設計・開発、製造ラインや安全の管理、乗客サービスなど、身につけるべき知識や技術は職業によってさまざまで、特定の資格が求められる職業も多数あります。宇宙については、気象観測や通信を支える衛星に関わる仕事の技術などを学びます。
この記事で取り上げた
「外航客船パーサー」
はこんな仕事です
海外へ航海する船舶は大型で乗客数も多く、航海が数カ月から1年にもおよぶこともある。その中で乗客の要望に応え、快適な船旅を提供するためにサービスを行うのがパーサーの業務だ。客船会社や商船会社、郵船会社などがパーサーを採用しており、全体を統括するチーフパーサーのほか、主に乗客の窓口となるフロントパーサー、経理などの事務を担当するサードパーサーなどがいる。必須の資格はないが、外航客船はさまざまな国の乗客が乗船しているので、語学力が必要になる。
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PICK UP! 「外航客船パーサー」について学べる学校
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