ロックファッションの要 「ドクターマーチン」はリハビリシューズだった!?

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ロックファッションの要 「ドクターマーチン」はリハビリシューズだった!?

2016.09.02

提供元:マイナビ進学編集部

ロックファッションの要 「ドクターマーチン」はリハビリシューズだった!?

半透明の厚いソールにボリューム感のあるフォルム。ストリートファッションには欠かせない靴「ドクターマーチン」をご存知でしょうか? ロックなイメージを生かしてハードに履きこなすもよし、きれいめファッションのアクセントにしてもよし、ガーリーなワンピースに合わせて甘辛コーディネートにしてもよし。今回は、年代や性別を問わず愛されている、ドクターマーチンについてご紹介します。

この記事をまとめると

  • ドクターマーチンが作られたきっかけ。まず支持したのは中年女性だった。
  • イギリスではドクターマーチンがロック音楽のシンボルに。
  • ドクターマーチンの流行から、服飾の流行の経緯を学ぶ意義を説明。

バイクとスキーの事故で足とひざが悪かった元軍医

ドクターマーチンは3つの不運が重ならなかったら、生まれてこなかったかもしれません。このブーツを作ったのはドイツ人の医師クラウス・マルテンスです。彼はバイクで足を、スキーでひざを故障してしまいます。そのため常に足の負担がかからない靴が必要でした。

そんな彼は第二次世界大戦に従軍し、その後ミュンヘンで開業しようとしたのですが、そんな医師が大勢いたため、あきらめるしかなかったのです。そこで彼は本格的に足に負担がかかりにくい靴を開発することを始めました。

試行錯誤の結果、1952年にゼースハウプトに工房を構え、さらにその開発した靴は履きやすさと快適さで40代の女性たちから人気を博したのです。意外かもしれませんが、ドクターマーチンを最初に支持したのは中年女性たちでした。

英国で「ドクターマーチン」として売り出す

ところが元祖ドクターマーチンは経営破たん寸前になってしまいます。そこを救ったのはイギリスでこの靴に注目していたビル・グリッグという人物です。彼はR・グリッグスという製靴メーカーを営んでいて、1年契約で特許を買い取り、さらに改良を重ねます。

履き心地が良く、しかも過酷な労働にも耐えるブーツがここで完成し、そのブーツは労働者階級の人気を集めました。そこから労働者階級のシンボルとして、ドクターマーチンが定着していきます。労働者階級出身者が多いロックミュージシャンも好んで履いたのです。

ロックミュージシャンにはスタイリストをつける金銭的な余裕がなかったことも理由かもしれませんが、彼らは出身を誇るために履いたともいえます。パンクロックが登場すると、ドクターマーチンはロックのシンボルとして、さらに定着していったのです。

服飾の流行を学び、もっとファッションを理解する

ロックファッションのコーディネートで重要なドクターマーチンは、現在でも高い人気を誇っています。パンクロックが好きな方やロックテイストなコーディネートが好みという方には、ファッションの仕上げとして大切なものなのではないでしょうか。

単なる流行ではなく、始まりは快適で足に負担をかけさせないことが目的だったブーツが、シンボルとなっていく経緯や歴史を知ることも、服飾を学ぶ上では欠かすことができません。理解していることで、なぜそういうファッションが生まれたのかも分かってくるからです。

ファッションを学んでいく上で、「どうしてなのか」「どういう意味があったのか」を考えることは、流行を理解するために欠かせない発想になります。この記事を読んで興味を持った人は、合わせてパンクロックが生まれた経緯も知っておくと、さらにこの2つの深いつながりが分かるかもしれませんよ。

●参考URL
http://www.dr-martens.co.jp/history.html

この記事のテーマ
生活・服飾・美容」を解説

生活・服飾・美容の分野には、生きていくために必要不可欠なものだけではなく、それによって生活がより豊かで快適になることを目的としているものもあります。たとえば生活学では、だれもが安全で快適に暮らせる空間を実現するために、ユニバーサル・デザインの研究を行います。服飾や美容は、トレンドや利用者によって多様化するニーズに対応するために、素材、色、デザイン、施術方法など、あらゆる角度から美を追究しています。

「生活・服飾・美容」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「服飾・被服学」
はこんな学問です

服飾について専門的に学び、より優れた服飾を追究する学問。世界各地の服飾文化について、歴史や存在意義、機能性などを分析し、科学的な視点から服飾文化の向上や創造に役立てるのが主な目的。デザイン、縫製など服飾造形の技能を追究し、習得する「プロダクトデザイン分野」、繊維の性質や加工、管理を学ぶ「テキスタイル化学分野」、商品流通や消費を研究する「消費科学分野」のほか、文化財となる服飾品の保存を学ぶこともあり、領域は幅広い。

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