行列に並びたくなる心理とは? 流行るお店のヒミツを探る

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行列に並びたくなる心理とは? 流行るお店のヒミツを探る

2016.09.06

提供元:マイナビ進学編集部

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行列に並びたくなる心理とは? 流行るお店のヒミツを探る

テレビや雑誌、インターネットには、いわゆる"おいしいお店"情報があふれています。それらを見て「行きたい!」と思ったお店は、本当にみなさんの意思で選んだものなのでしょうか? 北海道で人気の寿司屋、パン屋へ実際に訪れて、その心理を分析してみました!

この記事をまとめると

  • 札幌から車で1時間。寿司、パン、人気の2店に行ってみた!
  • 行列に並びたくなる心理、数量限定品が欲しくなる衝動について。
  • 「無意識」を提唱した心理学者フロイト。自分の知らない"自分"がいる。

1回目の訪問は撃沈……人気店に臨むときは事前にリサーチすべし!

北海道観光の目玉の一つといっていい「食事」。ラーメンやお寿司、ジンギスカンを食べることを楽しみに北海道を訪れる観光客は多いでしょう。数多くある飲食店の中で、観光客だけではなく地元客にも支持され品切れも珍しくない2店に、札幌在住の筆者が行ってみました。

北海道・札幌から車でおよそ1時間。人口約2,000人の石狩市厚田区(旧・厚田村)にそのお店はあります。2012年、『ミシュランガイド北海道』でビブグルマン(※)に選ばれた「かねとも寿し」。日本海沿いの国道"オロロンライン"から少し外れたこじんまりとした商店街の一角にあり、11時の開店時間前に行列を作る寿司屋です。コストパフォーマンスのよさと大将の人柄が人気といううわさを聞いて、筆者がかねとも寿司を訪れたのは、今年7月中旬の週末。開店前の10時半に到着したにも関わらず、店の扉には「ネタ切れのため終了」の貼り紙が……。後日、何度かリピートしている友人に聞いたところ、8時には店の前に並び、9時頃から配布される番号札を受け取るのだとか。番号札の枚数や配布時間は決まっていないようなので、「絶対に食べたい!」と思ったら、早朝から店の前で待機しなければならないようです。

立地が成功のカギと言われる飲食店ですが、もう1店、決してアクセスがいいとはいえないのに人気のお店をご紹介しましょう。小樽市忍路(おしょろ)の丘の上にあるパン屋「Aigues Vives(エグ・ヴィヴ)」は、北海道だけではなく、全国のパンマニアが注目する知る人ぞ知る名店です。このお店も、札幌から車で1時間ほど。薪窯で焼いたパンを求めて、ひっきりなしにお客さんが訪れます。前回は夕方に立ち寄ったため、商品が売り切れてお店が閉まっていたという苦い経験を持つ筆者ですが、今回は昼過ぎに訪問し、事前予約分と合わせて数千円分のパンを無事ゲット! 次から次へとお店に来るお客さんたちも、筆者同様大量のパンを購入していました。

※星はつかないが、比較的リーズナブルな価格で食事ができる、コストパフォーマンスの高いおすすめのお店。

「欲しい」と思うこの気持ちは自分の意志じゃない!?

両店に共通するのは、人口が多い札幌から遠すぎず近すぎずという場所にあり、日帰り小旅行を楽しめるイベント感、全ての人が食事をできたり商品を買える訳ではないので、目的を果たしたときに達成感を得られるといったところでしょうか。「味」はもちろんですが、それ以外の"何か"を図らずとも提供しているところが、多くの人を引き付けている理由といえるかもしれません。

ところで、心理学において「同調」と呼ばれる現象があるのをご存知でしょうか? これは、確かな選択基準がないときに、多数派の行動を真似る傾向のこと。街中の行列店につい並んでしまったり、「売上ナンバーワン」と聞くといいサービスや商品だと感じてしまったりするのは、この同調現象によるものだといわれています。友人やインターネット上での高い評判が気になって、筆者が寿司を食べに向かったのは、この同調現象によるものかもしれません……。

また、「数量限定」「期間限定」という宣伝文句につられて、それほど必要ではない商品を買ってしまったという経験を持つ人は少なくないでしょう。これは「希少性の法則」という、手に入りづらいものは価値が高いと感じる心理的な傾向が作用したからだと考えられます。「せっかくここまで来たから」「売り切れる前に買わないと」と言い訳しながら、両手にいっぱいのパンを持ち帰った筆者は、まさにこの希少性の法則に支配されていたといっていいでしょう。

心理学を学ぶと、男心・女心が分かる!?

有名な心理学者ジークムント・フロイトは、人の心を氷山に例え、「意識」は海面に出ている部分、水面下にある氷山の大部分は「無意識」であると考えました。人間の行動や発言は「無意識」という広大な領域に支配されていて、意識的に行っているつもりの行動でも、この「無意識」の領域にある本能や衝動の影響を受けていると提唱したのです。先程ご紹介した「同調現象」や「希少性の法則」も、この「無意識」の領域に働きかけているといっていいでしょう。

みなさんの高校生活においても、クラスメイトと接するときに、潜在意識を利用したちょっとした心理学のテクニックを知っていると、もっと人間関係がうまくいくようになるかもしれません。また、社会に出ると、同僚や上司、取引先と仕事を進めていく上で、相手の気持ちを読むということが非常に重要になってきます。興味を持った人は、心理学を学べる学校で、コミュニケーション上手になる秘訣を学ぶのもいいですし、心理学を深く掘り下げ、人間の持つ潜在意識の神秘を読み解いてみるというのもおもしろいかもしれませんね。

●参考URL
http://www.city.ishikari.hokkaido.jp/soshiki/kikaku/890.html
http://blog.goo.ne.jp/atta2013/e/be47d5ff800eb2a091c87dc596294af2
http://bbiq-bs.jp/archives/2010/08/post-768.html
http://www.sendai-shinri.com/knowledge/t5.html
http://cem-support.com/subconscious.html

この記事のテーマ
人間・心理」を解説

人を研究対象として、人間の心理や身体、人間が作る社会集団、生活の特徴やあり方を研究します。人間科学は、人間という存在や関係性そのものを研究し、学習範囲は栄養学から文化人類学、スポーツ科学まで広範囲にわたります。心理学は人間の心や行動の特徴を分析・解明します。ストレス社会と呼ばれ、心の病に苦しむ人が増加している現代では、なかでも臨床心理学の重要性が注目されています。人間の存在意義の基礎となる学問です。

「人間・心理」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「心理学」
はこんな学問です

人間の心理や行動がどのような原理で動いているのかを研究する学問である。それにはさまざまなアプローチがある。たとえば、認知心理学では対象を知覚してから言語化するまでの作用を情報処理のプロセスとして理解する。発達心理学は人間が誕生してから死ぬまでの心の変化が何によるのかを探究する。臨床心理学は心のバランスを崩してしまった人の状態の改善をめざす。志望校に自分の本当に学びたい心理学があるかどうかを必ず確認することことが大切だ。

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