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文系の人におすすめ!「物理基礎」について聞いてみた!

2016.08.18

提供元:マイナビ進学編集部

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文系の人におすすめ!「物理基礎」について聞いてみた!

みなさんの中には、「物理は数式がたくさん出てくるから苦手……」という人も多いのではないでしょうか。確かに、物理では数学は避けて通れないのが事実です。ただ、数学がそこまで苦手ではなくて、考えることが好きな人におすすめの「物理基礎」という科目もあります。

そこで今回は、オンライン学習塾「アオイゼミ」で物理を教えている鈴木悠先生に、物理基礎とはどんな科目なのか、また物理の勉強法についても教えていただきました!

この記事をまとめると

  • 「物理基礎」は、中学で習う数学+αの知識があれば、取り組める科目
  • 物理を理解するには、「導入部分」をどう勉強するかが重要
  • 導入部分を理解した後は、スポーツのように練習することも大事

高度な数学の知識がいらない、「物理基礎」ってどんな科目?

「物理基礎は、物理に比べれば高度な数学を使わないで済む要素で構成されている科目」と話す鈴木先生

「物理基礎は、物理に比べれば高度な数学を使わないで済む要素で構成されている科目」と話す鈴木先生

――物理基礎とはどんな科目なのでしょうか? 物理との違いを教えてください。

鈴木先生(以下、鈴木):今、高校の物理には、「物理基礎」と「物理」という2つの科目があります。物理基礎は、数学に対して激しい苦手意識がないのであれば、かなり取り組みやすい科目だと思います。

例えば、高校物理で習うことの全体が4あるとしたら、物理基礎はその内の1ぐらいの割合になります。物理基礎と物理は、全然違うものだと思ってもらった方がいいですね。物理基礎は、物理に比べれば高度な数学を使わないで済む要素で構成されている科目です。そのため、物理基礎を勉強するときは、「数学を使うから難しそうだな」とおびえるのはやめた方がいいですよ。

――物理基礎では、数学の知識はどのくらい必要ですか?

鈴木:物理基礎で必要とされる数学の知識は、中学校で習う「文字式の計算」「連立方程式」「三平方の定理」。これらが中心になります。高校で習う数学の範囲では、「ベクトル」「三角比」のごくごく基本的な部分だけ。数学の授業でいえば、「第1回」で習うことが理解できていれば大丈夫です。

――物理基礎に、暗記要素はどのくらいありますか?

鈴木:まず物理という科目の特性としてよく言われているのは「覚える量が少ない」ということ。その特性は物理基礎にも当てはまります。「化学基礎」や「生物基礎」といった理科の他の科目に比べると、暗記要素はかなり少ないです。

特に、センターレベルの物理基礎であれば、考えるのが得意な人であれば、比較的短時間で高得点を取りやすい科目だと思います。なので私は、文系の人でも、センター試験で理科を受験しなければならず、数学にそこまで苦手意識がない生徒には、「物理基礎」を試しに選択してみることをおすすめしています。ただ、繰り返しになりますが、物理である以上簡単であるとは言え多少の計算は行うことになるので、数学に特別苦手意識のある人については、避けた方がいいと思います。

物理を理解するのに大事な「導入部分」、どう勉強する?

――物理の勉強は「導入部分」をどう勉強するかが大事と聞きました。具体的な勉強方法を教えてください。

鈴木:物理の勉強における導入は、とにかく大事ですね。誰に習うか、何を使って勉強するかによって、学習のはかどりや出来が大きく違ってきます。説明の分かりやすい先生に教えてもらえている人は、まずはその先生についていきましょう。ただ、独学で勉強しなければいけない場合には、「いい教材」を使うしかないですよね。

そんなときは、私はまず次の2冊のどちらかをやることを生徒にすすめています。それが、『大学入試 漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本』(KADOKAWA/中経出版)と、『橋元の物理をはじめからていねいに―大学受験物理』(東進ブックス―名人の授業)です。両方とも1から学ぶことができる参考書なので、分かりやすいですし、導入として学ぶには最適だと思います。また、「公式の使い方は分かっているはずなのに何故か問題が解けない……」という人には『浜島清利 物理講義の実況中継』(語学春秋社)がおすすめです。

――ただ、物理は参考書だけではなかなか理解できない人もいると思います。

鈴木:そうなんですよね。物理は独学で学ぶことがもっとも難しい科目とも言われており、参考書を読めば誰でも理解できるようになるかというと、残念ながらそうではありません。物理は活字だけではなかなか理解しにくいところがあることも事実で、本来であればやはり直接教えてもらった方が頭に入りやすいんですよね。なので、さっき紹介した参考書を読みつつ、学校の先生や塾・予備校の先生など、物理の質問ができる先生であればひとまず誰でもいいので、よく分からないことがあったらどんどん質問するようにしてください。クラス授業はイマイチだなと思ったとしても、個別に質問すると丁寧に教えてくれるいい先生もたくさんいます。物理の勉強を独学でする場合には、身近にいる先生をフルに活用するようにしましょう。

導入部分をある程度理解できた後は、「スポーツと一緒で、練習すること」

――導入部分を理解した後、どんな勉強をしていくといいですか?

鈴木:私は、「数学や物理はスポーツと似ている部分がある。練習(演習)は十分な量必ずしよう。」ということを、予備校の初回の授業で必ず言っています。完全に理屈を理解してからでないと、次に進むのを躊躇する人もいると思いますが、物理は問題を解いていくことで理解が深まる性質がある科目だと考えているからです。

私は中学時代にソフトテニスを実績のある顧問の先生の下でそれなりに本格的にやっていましたが、本番の試合でストロークを打つときに「ここまで腕を上げて、腕の角度は○度にして……」なんて考えている人はいないと思います。基本動作というのは、初めにコーチや先輩から教えてもらったあとは、繰り返し練習することによって身に付いていくわけです。

それと同じことが物理にもいえます。初めのうちは「基本的な問題についてはやり方を覚える」という位の心持ちでいいと思います。多くの問題を解くうちに感覚がつかめてきます。また、先述したように、問題を解くうちに今までよく理解できなかったことが理解できるようになることも多々あります。なので、すべてを理解してから問題に取り組もうとするのではなくて、公式の意味がなんとなく分かったら、問題をどんどん解いてみる。この姿勢は、物理の勉強をする上で大事なことだと思います。

それからもう一つ。問題を解く際は必ず図を描くようにしてください。物理とは現象を正確に捉えることが必要な科目なので、図を描くことで現象がイメージしやすくなったり、図なしに頭の中だけで処理すると思わぬミスをする原因になります。これだけは必ず守るように心がけてください。

物理という科目は、人によってはできるようになるのにかなり時間がかかる場合もあるので、不安になることもあると思いますが、忍耐強く努力を重ねていってくださいね!

――ありがとうございました。

今まで文系だからという理由で物理を避けてきた人は物理基礎という科目を選んだり、物理に対する苦手意識を克服したい人は、先生にご紹介いただいた勉強法を取り入れるなどして、学力アップを目指していきましょう!