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用語の理解や暗記に役立つ、世界史の勉強法について聞いてみた!

2016.08.18

提供元:マイナビ進学編集部

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用語の理解や暗記に役立つ、世界史の勉強法について聞いてみた!

世界史が苦手な人の中には、「用語を覚えるのが苦手」という人もいるのではないでしょうか。「なかなか覚えられない」→「たくさん書いて、気合で覚えようとする」→「すぐ忘れる」→「だんだん勉強が嫌になる……」というループにはまってしまうこともあるかもしれません。でも、歴史上の出来事をちゃんと理解し、暗記の方法を工夫してみると、意外と覚えやすくなることもあるんです。

そこで今回は、オンライン学習塾「アオイゼミ」で世界史を教えている丸山陽平先生に、「世界史の勉強法」について教えていただきました!

この記事をまとめると

  • 授業中は「資料集」を開いておくと、学習のイメージが湧きやすくなる
  • 先生の話をメモすることは、歴史上の出来事の因果関係を理解するために役立つ
  • 世界史は「イメージをつくる」「用語を暗記する」「問題演習をする」という流れで勉強をするとよい

世界史の授業を深く理解するために、「資料集」を用意しよう

「歴史の事実や用語ごとの『因果関係』を押さえて、メモすることだ大事」と話す丸山先生

「歴史の事実や用語ごとの『因果関係』を押さえて、メモすることだ大事」と話す丸山先生

――世界史の授業を受ける時は、どのように取り組むのがいいですか?

丸山先生(以下、丸山):まず授業中は、「資料集」を開いておくようにしましょう。世界史は、私たち日本人にとって身近ではない外国のことについて学ぶため、どうしてもイメージがしづらいことがあり、そのせいで苦手になってしまうパターンが多いんです。でも資料集には、地図や人物の写真、出来事をまとめた説明などが載っていますから、遠い外国の歴史だとしても、その国・時代のことをイメージしやすくなります。資料集は常に開き、学習に入り込みやすい状況を準備しておきましょう。

使用する資料集は、学校指定のものでいいと思います。もし新しく買うならば、『ニューステージ世界史詳覧』(浜島書店)はかなり細かい範囲まで載っているので、難関大を受ける人は持っておくと便利かもしれません。

――では、「教科書」や「用語集」はどう使えばいいですか?

丸山:私は教科書は、学校や予備校の授業の復習として、さらっと読む程度でいいのかなと考えています。教科書は授業の中でメインとして使われていることもあり、学習すべき内容はよくまとまっているんですが、人によっては文字数が多い、写真が少ないのでイメージが湧きづらい、と感じる人もいるようです。

なので、私の場合は、授業中は資料集をメインに使い、復習として教科書を読む、という勉強法をすすめています。そして、用語を覚えたい時は用語集も活用する、というやり方がいいのかなと。

――授業中のノートの取り方で苦労している人も多いと思います。ノートを取る時のポイントを教えてください。

丸山:世界史の場合、先生の板書が多くなりがちなので、それをノートに完璧に写すのはなかなか大変だと思います。板書をノートに写す作業に集中してしまうと、先生の話が頭に入ってこなくなって、授業の理解が薄まってしまうこともありますから、板書をノートにすべて写すのではなく、ポイントや、先生の雑談をササッとメモを取るというやり方でもいいと思います。その分、先生の話をよく聞いて、理解を深められたらいいのではないかなと。

また、先生の話を資料集に直接書きこんでしまってもいいと思います。ただ、資料集の紙面はツルツルしていて書きづらかったりもすると思うんで、「ふせん」を用意して、そこに先生の話を書いて、資料集にペタっと貼ることをおすすめします。

――では、先生の話をメモする時に大事なことは何ですか?

丸山:歴史の事実や用語ごとの「因果関係」を押さえて、メモするようにしましょう。「なぜその出来事が起きたのか?」ということを意識してみてください。実際に用語を覚える時も、因果関係を理解していないと、どうしても覚えづらくなってしまいます。

私は、我々教師の言葉は「用語同士をつなぐ接着剤」だと考えています。用語を覚えることはみなさんがやるべきことですが、その用語をつなげるのが我々の役目だと思います。なので、授業中に先生が話てくれたことをしっかりメモしておくことが非常に大切なことなのかなと思います。

難しい漢字、まぎらわしい用語についての暗記のコツ

――暗記のコツについてお聞きします。世界史で使われている漢字には、難しいものが多いです。どうやって覚えればいいでしょうか?

丸山:確かに、中国史に使われている漢字は難しいものが多いです。「周敦頤(しゅうとんい)」の「頤」の字とか、周敦頤を見るまで見たことがないっていう人が大半だと思うんですよね。あと、「左宗棠(さそうとう)」。「宗」と「棠」が似ていて、混乱しがちです。こういうのは、ただ文字を眺めているだけじゃなくて、きちんと書いて身につけていきましょう。

ただ、書いて暗記する際にはポイントがあります。難しい漢字を全部書いていると時間がかかってしまうので、自分が書けないところだけに注目するんです。例えば、「周敦頤」であれば、難しいのは「頤」の字の左側の部分だと思います。なので、そこに意識を集中してみる。そうすれば、学習時間の短縮にもつながりますよね。

――「ジェームズ1世」「チャールズ1世」「チャールズ2世」「ジェームズ2世」といったまぎらわしい用語を区別して覚えるにはどうすればいいですか?

丸山:これは私が実際に学生時代に実践していた覚え方ですが、頭文字だけ取って覚えました。「ジ・チャ・チャ・ジ」というふうに。1番最初の「ジ」だから、ジェームズ1世。1番最初の「チャ」だから、チャールズ1世、と覚えていきます。

でも暗記は、自分に合った覚え方が一番だと思います。インターネットで調べれば、用語を覚えるための語呂合わせもいろいろ見つけることができますし、自分でオリジナルの語呂合わせを作ってみてもいいと思います。自分になじむやり方で覚えていきましょう。

イメージづくり → 用語暗記 → 問題演習の流れが大事

――世界史の勉強は、どのような手順で進めていくのがいいのでしょうか?

丸山:一人で世界史を勉強する場合は、まずはじめに、資料集などでイメージをつくってほしいです。「この国の、この時代」と出てきた時に、パッとイメージが浮かぶようになってから、細かい用語を覚えていきましょう。その時代に対するイメージの大枠を作ってからじゃないと、細かい用語を暗記したとしても、頭の中がごちゃごちゃになって、結局、身につかないことがあるからです。イメージをつくることができたら、次に用語集を見て、どんどん用語を覚えていきましょう。

それが済んだら、問題演習ですね。問題集を解いていると、まだ完璧に理解できていない場合は、そこで自分の知識や暗記が足りていないことに気づくと思います。そうしたら、また用語集に戻って、抜けている用語を覚える。用語を覚えたら、その後、また問題集を解いてください。

ただ用語を覚えるだけだと、問われ方が変わった時に対応できなくなってしまうので、さまざまな出題形式に対応できるように、問題演習をすることは大事です。また問題集は入試問題を意識して作られたものが多いので、どういうレベルの問題が出題されるのかを、過去問演習を始める前に経験しておくといいと思います。

このように順序立てて勉強を進めていけば、今まで世界史が苦手だった人も、きっと学力アップを実感できるはずですよ。

――ありがとうございました。

今まで、世界史の勉強をする時に、やみくもに用語の暗記だけをしてきてしまった人もいると思います。でも、授業の受け方や覚え方を工夫するだけで、理解を深める学習につなげることができそうです。より確実に世界史の力を伸ばしたい人は、今回ご紹介いただいた勉強法をぜひ取り入れてみてくださいね!