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映像クリエイターのサトウダイスケさんに聞く! 映像制作って、どんな仕事?

2016.08.09

提供元:マイナビ進学編集部

映像クリエイターのサトウダイスケさんに聞く! 映像制作って、どんな仕事?

ディズニーやジブリなど、みなさんの中にも映画が好きな方は多いかもしれませんね。そんな映画や映像制作にはどんな人たちが携わっているのでしょうか?
今回は、映画やミュージックビデオの撮影、野外映画イベントの主催など、映像クリエイターとして幅広く活動しているサトウダイスケさんに、映像を撮り始めたきっかけや、今の活動について伺ってきました!

この記事をまとめると

  • 何をやるにも”初動”が大事
  • 自分なりの”学び方”を知っておくと、技術の習得が早まる
  • 能動的な姿勢を持ち、まずは一歩踏み出してみる

「やりたい」というスイッチが入ってからのアクションは素早く

——現在マルチに活躍されていますが、サトウさんが映像制作を始めたきっかけはなんだったのでしょうか?


映像制作に立て続けに誘われたのがきっかけになったと思います。大学生のとき、友人に誘われて映画の制作を手伝うことになったんです。そこで脚本を考えたりカメラを回したりする中で、映画を作る楽しみを知りました。そのときは「楽しかったね」で終わったのですが、半年後に映画製作のメンバーの一人から連絡がきて「商業映画の撮影をしているんだけど、録音できる人がいないから手伝ってくれないか」と言われたんです。前回の経験もありましたし、楽しそうだったので二つ返事で承諾しました。

そこでは「ブーム」というマイクを持って録音する役割を担当したのですが、そこで完全に映像への興味のスイッチが入りましたね。短いスパンで映画に関わることで、その魅力をより強く感じたのかもしれません。

その撮影が終わった後すぐに自分でカメラを買いました。中途半端なことをするのは嫌だったので、業務用の少し高いカメラを選びローンを組んだんです。ローンだと毎月支払いがあるじゃないですか。だから、後に引けないというか、やるしかないぞ! って(笑)。


——もともと映像の勉強をしていたというわけではなかったんですね。


そうですね。高校生のときに所属していた放送部で映画を撮ったことはありましたが、本格的に勉強したりはしていませんでした。その後進んだ大学でも、数学の教師になるために教職をとっていたので。


——学生のときから個人で仕事の依頼を受けていたのでしょうか?


今はフリーランスですが、学生の頃は個人で依頼を受けたり組織で働いたりと、両方経験しましたね。

僕が映像制作を始めたことを知った友だちから「結婚式の撮影をしてほしい」と頼まれたりするようになったり、さっきお話した商業映画の現場で知り合った方に「テレビ番組の制作をやらないか?」と誘われたんです。その誘いを受け、総合番組のADをしばらくの間経験しました。
なので、映像制作を仕事として始めたときは、自分の作品を世に出すというよりも、スタッフとして作品を作り上げる一員を担っていました。

その後も、オダギリジョーさんが主演する映画の製作部として2週間くらい働いたりしました。そうやって少しずつ映像の世界に足を踏み入れて行った感じですね。

その撮影が終わった後くらいから、知り合いの紹介でミュージックビデオや大学のミスコンの紹介VTRを作って欲しいという依頼がくるようになりました。そのあたりから、自分1人で作ったもので少しずつとお金をもらえるようになりましたね。

“学習に対するノウハウ”を確立する

——映像の技術についてはどのように習得したのでしょうか?


ほとんどが独学ですね。「学び方のノウハウ」みたいなものを自分の中にしっかりと持っていたので、特に苦労はしませんでした。
僕、人に何かを教えてもらうことが苦手だったんです。もちろん他の人から指摘されて気づくこともありますけど、「自分が何をわかっていないか」というのは、自分自身が一番理解できているじゃないですか。なので、大学受験のときも予備校には通わなかったんです。予備校って基本的に受け身になってしまうじゃないですか。それが嫌だったので、自分にとって「どうやったら効率よく学べるか」を研究していたんです。

——そのときに得たノウハウが映像技術の習得にも活きたと。


そうですね。研究の結果として、学んだことに対する進捗を「可視化する」という方法に辿り着きました。
具体的に言うと、ノートに表を作って、達成したマスを塗りつぶしていくようにしたんです。やったことの成果率・達成率を可視化することで、自分が学んだことを実感できるようにしたんです。埋まっていくことを楽しむことができるので、勉強が進んでいくのが楽しいんですよ。ゲーム感覚ですね。

そうした《小さな成功体験を持つこと》が自分のやる気に繋がるということを理解していたので、目標を細かく設定して勉強をしていました。

これは受験勉強も映像技術の習得も同様で、「自分の学びたいことをリストアップする」ということが大事なんです。
これを繰り返すと、学びたいこと対する知識が得られるのはもちろんですが、何を学ばなければいけないのかという洗い出しがはやくなるんです。
その結果、頓挫(とんざ)することなく勉強を進めることができました。僕はこの方法で、独学で映像を学んでいきました。

“自分で学ぶ”という姿勢が形ある成果を生む

——映像製作がどのような流れで進んでいくのか、具定例を交えてお話いただいてもいですか?


私が主催している「夜空と交差する森の映画祭」というイベント用に制作した三戸なつめさん主演の短編映画「cut back」を軸にお話しますね。
これは野外で映画上映をする映画祭なのですが、そこで上映する映画の作成を脚本から撮影まで担当しました。
このように0からはじまる映像制作の場合は、ビジュアル、タイトル、キャッチコピーなどを書いた企画書を3つほど出し、最終的に残った案を精査していく、という形が大まかな流れになります。
あとは納期から逆算して撮影日を決めて、そこに間に合うようにキャストやスタッフを集めます。その作業が終わったら、具体的に脚本や台本を作成していきます。
これがこのときの映像制作の流れですね。


藤岡みなみさんから藤岡みなみ&ザ・モローンズの「脱水少女」のミュージックビデオの撮影依頼がきたときは、歌詞を自分なりに解釈して、「こういうMVにしましょう」という提案をしました。
この案件の撮影では、藤岡みなみ&ザ・モローンズのメンバーの皆さんと僕の日程を先に合わせて、そのスケジュールに合うスタッフを集める形になりました。

案件の内容によってスタッフを集める手順などは異なりますが、他は概ね同じような流れになりますね。

——では最後に、「やりたいことはあるけど、まだその技術を持っていない」という学生に向けてアドバイスをお願いします!


何かを形にする際、一番大事なのは受け身ではなく能動的な姿勢になるということです。
僕の場合は、受験勉強も映像制作の技術習得も、「こうなりたい」「こうしたい」という目的があったから頑張れました。
内容に関わらず、“能動的になる力”を身につけると勉強が楽しくなります。教わるのではなく、自分で学ぶという姿勢はどんなところでも活かすことができます。

ある特定の分野についてしっかりと勉強しようと思うと、「本当に自分にできるのか……」と物怖じしてしまいますが、まずはサクッと一歩目を踏み出すことが大事です。サクッとでいいんです。気負いせず、小さな一歩で。

必要だと思った知識に対して“自分で習得する”というノウハウを得ると、それ以降どんな問題が待ち受けていたとしてもどうすれば良いのか見えてきますよ。

自分の中にある思いや熱意を形にしたいと思っている人は、誰かに教えられるのを待つのではなく、自分から学んでみることにチャレンジしてみてください。

——ありがとうございます!


映像クリエイターなど、専門的な知識が必要な仕事は学校で学ぶことが近道だといえますが、サトウさんのように独学からはじめて活躍されている方もいます。
「やりたいこと」が明確になっている人は、自分から学ぶ姿勢を持って、まずは一歩踏み出してみてはいかがですか?




【プロフィール】
サトウダイスケ
映像クリエイター・森の映画祭実行委員会代表
1988年山梨県甲府市生まれ。

Twitter

この記事のテーマ
マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」を解説

若い感性やアイデアが常に求められる世界です。番組や作品の企画や脚本づくり、照明や音響などの技術スタッフ、宣伝企画など、職種に応じた専門知識や技術を学び、実習を通して企画力や表現力を磨きます。声優やタレントは在学しながらオーディションを受けるなど、仕事のチャンスを得る努力が必要。学校にはその情報が集められています。

「マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「映像編集者」
はこんな仕事です

映像素材を組み合わせて絵をつなぎ、テロップやイラストなどを重ね、背景音や音響効果などを加えるのが映像編集者の仕事だ。以前はフィルムを文字通り切ったり貼ったりしていたが、現在は映像編集ソフトを使って、ハードディスク上で編集操作を行うのが主流。取り扱う映像ジャンルは、映画やミュージックビデオ、コマーシャル、テレビ番組や、その中で流れるVTR映像など多岐に分かれる。自分の意図した世界観をつくり上げるやりがいがある。昨今は、自ら撮影を行う映像編集者もいる。

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