気になる社会人にインタビュー! 第70回:カルチャー雑誌編集長に聞いてみた10のコト!

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気になる社会人にインタビュー!
第70回:カルチャー雑誌編集長に聞いてみた10のコト!

2016.08.19

提供元:マイナビ進学編集部

気になる社会人にインタビュー!
第70回:カルチャー雑誌編集長に聞いてみた10のコト!

書店やコンビニでは、毎日いろいろな雑誌が並びます。みなさんも発売日を心待ちにしているお気に入りの雑誌があるかもしれません。

そんな雑誌づくりですが、中には少人数で作られている雑誌もあります。例えば、2009年に創刊され、映画、音楽、アイドル、ホラー漫画などを取り上げているカルチャー雑誌『TRASH-UP!!』(トラッシュ・アップ)は、外部のライターやカメラマンを除くと、なんとたったの2名で作られているといいます。

そこで今回は、同誌の編集長・屑山屑男さんに詳しくお話を聞いてみました!

この記事をまとめると

  • 雑誌の企画やライターとの打ち合わせ、店舗への営業などを一人で行っている
  • 雑誌が時を超えて、思わぬ人の手元に届く喜びがある
  • 取材対象者をどのタイミングで紹介するかを見極めるのが大事

雑誌の企画から店舗への営業を一人でこなす

屑山さんが編集長を務める雑誌『TRASH-UP!!』

屑山さんが編集長を務める雑誌『TRASH-UP!!』

Q1. 普段のお仕事について教えてください。

「私は『TRASH-UP!!』という雑誌の編集長として、映画や音楽、アイドルを紹介する雑誌の発行を行っています。また並行して、アイドルのCDをリリースする音楽レーベルも運営しています。編集長といっても、『TRASH-UP!!』はデザイナーと私の2人でやっていますので、記事の企画やライターさんとの打ち合わせ、原稿のチェック、雑誌がで出来上がってきてからはお店への営業、そして請求書の発行などの事務作業など、すべての仕事をやっています」

Q2. 1日のお仕事の大まかな流れを教えてください。

「日によって異なりますが、大まかにはこのような流れです」

09:00 起床
10:00 出勤
10:30 メール確認
11:00 事務作業(納品書、請求書の作成など)
12:00 昼食
13:00取引先への商品発送
15:00 営業及びライターさんとの打ち合わせなど
18:00 ライブ鑑賞
22:00 事務所に戻り、一人で編集会議
24:00 サンプルDVDチェック
25:00 就寝

Q3. 現在のお仕事に就くまで、どのような勉強や経験を積まれてきたのでしょうか。

「私は学生時代、映画の専門学校を卒業したのですが、映画の仕事はなかなかなかったので、映画に関することなら何でもいいと思い、当時はレンタルビデオ屋にビデオを卸す問屋の営業職に就きました。そこでは、レンタルビデオ屋の店長に、新しく発売される映画のソフトを分かりやすく内容を説明するのが主な仕事でした。この仕事が今雑誌で映画を紹介するのに役に立っていると思います。

そして、その後は映画の配給会社のソフト部門に転職。ここでは、DVDレーベルを立ち上げて、古く無名なマイナーの映画の中からおもしろい作品を探し出し、リリースする仕事をやっていました。この時の、おもしろい映画をDVDでリリースしても紹介してくれる雑誌がなかったという経験が、今、雑誌を自分でつくっている大きな理由になります。また、この時に知り合った映画ライターさんが、現在の雑誌でも参加して頂いてます」

雑誌の最大の魅力は、発売日から何年も経ってから、感想がくること

Q4. お仕事の中で、魅力ややりがいを感じるのはどんなときですか?

「紙の雑誌の最大の魅力は、発売日から何年もたってから、感想がくることです。一度形になったものは、時を超えて思わぬ人の手元に届く可能性があります。その感想が私のところに届いた時は、言葉にならないくらいの喜びでした」

Q5. お仕事の中で、一番の思い出はなんですか?

「私の実家の法事にきたお坊さんが『TRASH-UP!!』の読者で、親戚がいる前で『あなたが、屑山編集長ですか?』と言われたことです。あのときは本当に驚きました」

Q6. 誌面で紹介している取材対象の方はどうやって見つけるのでしょうか?

「好奇心がある限り、取材対象は常に現れます。それが雑誌を作る原動力でもあります。ただ、その取材対象をどのタイミングで誌面で紹介するかで、読者の反応が大きく変わってきます。そこを見極めるのが大事なのだと考えています」

今の仕事は、高校時代に好きなもののに没頭したからやれている

Q7. 高校時代はどんな雑誌や本を読んでいましたか?

「『宝島』『スタジオ・ヴォイス』『i-D』をはじめとしたカルチャー誌など、映画や音楽の情報が載っているものは、読めるだけ読んでいました。それと古典文学です。同時代の人の考え方とは違う考え方に興味を持っていました。高校時代に得た知識が今の僕のすべてだといえます」

Q8. 高校時代はどのように過ごしていましたか?

「映画を見たり、音楽を聞いたりすることに没頭していました。今の自分の知識は、高校時代に得たものの延長です。だから、今の仕事も高校時代に好きなものに没頭したからこそやれていると思います」

Q9. 高校時代にもっと勉強しておきたかったことがあれば教えてください。

「すべての科目です。高校時代に勉強したことは仕事をする上ですべてプラスになります。勉強に限界はないので」

Q10. 雑誌や本にまつわる仕事を目指している高校生へ向けて、一言メッセージをお願いします。

「とにかくいろいろな文化に触れてみてください。興味を持てない事や理解できないこともあると思いますが、でも、それが後々に役に立ちます。まずはお気に入りの雑誌などを通じて、気になる事柄を掘り下げてみてくださいね」


『TRASH-UP!!』の発行だけでなく、ライブハウスでのイベントや音楽レーベルを立ち上げるなど、さまざまなカルチャーを発信し続けている屑山編集長。雑誌づくりにまつわる仕事に就きたいと考えている人は、ぜひ書店で『TRASH-UP!!』をはじめとしたさまざまな雑誌を手に取って読んでみてください。そこにはあなたの知らないカルチャーが待っているかもしれませんよ。

【取材協力】『TRASH-UP!!』編集長・屑山屑男さん

この記事のテーマ
マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」を解説

若い感性やアイデアが常に求められる世界です。番組や作品の企画や脚本づくり、照明や音響などの技術スタッフ、宣伝企画など、職種に応じた専門知識や技術を学び、実習を通して企画力や表現力を磨きます。声優やタレントは在学しながらオーディションを受けるなど、仕事のチャンスを得る努力が必要。学校にはその情報が集められています。

「マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「編集者」
はこんな仕事です

雑誌や書籍、漫画、パンフレットなどの内容を企画し、スタッフを采配してつくり上げる仕事。予算やスタッフ構成、発行日などの計画を立て、作家がいる場合は交渉やストーリー展開の相談も編集者の仕事の一つ。制作が始まったら各スタッフへ仕事を依頼し、集まった原稿や画像などを整理してデザイナーと一緒に紙面の構成を行う。進行管理と印刷所とのやり取りも編集者の領域で、やるべきことは非常に多い。担当した企画への反響があればやりがいは大きい。最近ではWebサイトの編集者も増えている。

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