気になる社会人にインタビュー! 第67回:音楽配信サイト ディレクターに聞いてみた10のコト!

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気になる社会人にインタビュー!
第67回:音楽配信サイト ディレクターに聞いてみた10のコト!

2016.08.18

提供元:マイナビ進学編集部

気になる社会人にインタビュー!
第67回:音楽配信サイト ディレクターに聞いてみた10のコト!

近年、音楽を楽しむ方法はCDだけでなくなり、パソコンやスマホなどから直接曲を購入して聴ける「音楽配信」が普及しています。みなさんの中にも、音楽配信を利用して、好きなアーティストの曲を聴いている人は多いのではないでしょうか。

今回は、高音質なハイレゾ音源などの音楽配信事業を行い、インディーズ系のアーティストをはじめさまざまな音楽情報を発信しているWebサイト、「OTOTOY」(オトトイ)でディレクターとして働く西澤裕郎さんに、音楽配信をはじめとした音楽にまつわるお仕事について詳しくお話を伺いました!

この記事をまとめると

  • 音源をたくさん購入してもらうために、さまざまな仕掛けを行っている
  • 自分がいいと思っているミュージシャンの音楽が売れたときにやりがいを感じる
  • 自分の足を使って、いろんな場所に行って、人に会う、ものを見ることが大事

音楽を「読んで」「聴いて」「買う」ことができるサイトづくり

「OTOTOY」(オトトイ)でディレクターとして働く西澤裕郎さん

「OTOTOY」(オトトイ)でディレクターとして働く西澤裕郎さん

Q1. 普段のお仕事内容について教えてください。

「私が働いている『OTOTOY』は、音楽にまつわる記事を読んで、そして音楽を実際に聴いて、さらに買うことができる音楽配信サイトです。私のメイン仕事は、音楽のダウンロード販売に関する業務です。レコード会社やアーティストの人たちと打ち合わせをして、どうやって世の中に音楽を発信して、音源をたくさん買ってもらえるかを考えてWebを中心にした仕掛けを作っていきます。

その手段として、ミュージシャンにインタビューをして記事を書いたり、写真とともに記事ページをレイアウトしたり、編集をしたり、またニュース記事を書いたりもします。ほかにも、ミュージシャンが先生になって講義をする『オトトイの学校』というカルチャー・スクールの運営をしたり、『オトトイのススメ!』というライブイベントのブッキング(企画内容や出演者の調整)や運営もしたりしています。音楽にまつわるあらゆることが仕事になっているといえますね」

Q2. 1日の大まかな流れを教えてください。

「大まかにはこのような流れになります」

08:00 起床
10:00 出勤、メールチェック
11:00 編集会議
13:00 打ち合わせ
14:00 昼食
15:00 配信音源準備
17:00 打ち合わせ
18:00 取材
20:00 ライブ
22:00 会食
02:00 メールチェック&就寝

Q3. 現在のお仕事に就くために、どのような勉強や経験を積まれてきたのでしょうか。

「前職は出版業だったので、違う業界にいたのですが、今の仕事に就くためにやったことがあるとすれば、たくさんの音楽を聴いて、たくさんの本を読んだことかなと思います。たくさんの音楽や本に触れているうちに、自分でも音楽にまつわる文章を書いてみたいと思い、当時、渋谷の東急で行っていた音楽評論家・岡村詩野さんのライター講座に足を運んでみました。そこでできた友だちの先輩であり、現在のOTOTOY編集長である飯田仁一郎(OTOTOY編集長)から、OTOTOYの前身であるサービス『recommuni』で「なにか書いてみないか?」と誘ってもらったことが、今につながっています。3年くらいの間、ほかの仕事の傍ら、ライターとして手伝った後に、前の会社を辞めたタイミングでOTOTOYに入社して働くことになりました」

返事や対応を早くすることを大切にしている

壇上でトークする西澤さん

壇上でトークする西澤さん

Q4. お仕事の中で、魅力ややりがいを感じるのはどんなときですか?

「自分がいいと思っているミュージシャンの音楽が売れたときにやりがいを感じます。世の中に知られていないけれど自分が絶対にいいと思う音楽を広めていくということは大変ですが、とてもやりがいのあることです。

あと、普通の会社だったら通らないような突飛(とっぴ)なアイデアが受け入れられるのも魅力です。これは一例ですが、『24時間Ustream(ネット放送)』という企画をやったり、平日の昼間からジェットコースターに乗りに行ったり、朝6時に河川敷で取材をしたり、なかなか体験できないようなことを実現できるのは楽しいです。一見無駄に見えそうなことを、全力でやることが許されるのはなによりのやりがいです」

Q5. お仕事に取り組む中で、大切にしていることがあれば教えてください。

「返事や対応を早くすることは大切にしています。音楽業界はみなさん忙しく連絡がつきづらいことも多い業界です。だからこそ、できる限り素早くメールの返事をするなど、自分のところで流れを止めないよう心がけています。とはいえ、返事が遅れて迷惑をかけてしまうこともあるのですが(苦笑)」

Q6. お仕事の中で、一番の思い出や達成感のあったエピソードはなんですか?

「水曜日のカンパネラの活動初期から企画などに携われたことです。OTOTOYは、これから世の中に出て行こうとしているミュージシャンからの相談を受けることが多い場所です。水曜日のカンパネラに関しても活動初期からご連絡をいただき、OTOTOY限定の音源を配信したり、連載をしたり、一緒に世の中に出て行くお手伝いをさせていただきました。初めて行った恵比寿リキッドルームのワンマンライヴで、満員の中ステージに立つコムアイさんを目にしたときは感慨深いものがありました。まだまだ水曜日のカンパネラは成長し続けています。これからもどんな景色を見せてくれるか、とても楽しみです」

自分の足を使って、いろんな場所に行って、人に会う、ものを見てみよう

エアギターをする西澤さん

エアギターをする西澤さん

Q7. 新しい才能を持ったアーティストや音楽とはどうやって出会うのでしょうか?

「とにかく人と会うことが大切だと思っています。僕は基本的に誘われたライヴはほとんど見に行きますし、食事に誘われたら断らないようにしています。深夜1時に電話がかかってきても、よっぽどの理由がない限り遊びにいきます。というのも、どこで誰に会うかは自分では分からないからです。どこにどんな情報があって、誰がなにを教えてくれるかも分かりません。なのでチャンスを自分で潰さないよう気をつけています。簡単にいえば、自分の足を使って、いろんな場所に行って、いろんな人に会って、いろんなものを見ることです。あと、できるだけ若い子と話をするようにもしています。おもしろい音楽は若者がつくると思っています」

Q8. 高校時代はどんな音楽を聴いていましたか? また、その知識やリスナーとしての経験が今の仕事にどのような形で活かされていますか?

「高校時代はアイドルグループのSPEEDが好きで、インディーズなどの音楽はほとんど知りませんでした。大学に進学すると音楽に詳しいマニアックな人がたくさんおり、友達になった人が好きな音楽を教えてもらっても知らないものばかりでした。負けじと僕もいろいろな音楽を聴きましたが、どうやっても知識では勝てませんでした。それがコンプレックスになり、常に勉強しなけらばいけない、たくさん聴かなければいけないという気持ちは今も持っています。高校時代あまり音楽を知らなかったことが、今もたくさんの音楽を聴かなければという気持ちにつながっていると思います。

Q9. 高校時代にもっと勉強しておきたかったことがあれば教えてください。

「高校時代からもっと外国語を勉強しておけばよかったなと思います。さまざまな言語を使うことができれば、日本の音楽を海外の人にも届けることができるからです。先日、OTOTOYでは英語専用ページを立ち上げました。これから、どんどん海外に向けて音楽を発信していきたいと考えています」

Q10. 音楽配信事業にまつわる仕事を目指している高校生へ向けて、一言メッセージをお願いします。

「音楽が好きだという気持ちと、どんなことがあってもそれを世の中に広めるんだという強い気持ちが大切だと思います。それさえあれば音楽にまつわる仕事は必ずできます。大変なことも多いけど、夢をつくっていく業界でもあります。ワクワクし続けたい人、好きな音楽を世の中に発信したい人はぜひチャレンジしてみてください!」

既存の音楽メディアではなかなかやらないような企画に自ら身を投じることで、音楽以外のところから話題をつくることもあるという西澤さん。24時間Ustreamやジェットコースターだけでなく、アイドルグループとの「200km対抗駅伝」や真冬のグラウンドで野球をやってみたり、ときには学生服を着たり丸坊主になったりしたこともあったのだとか。最近では主催ライブイベント「オトトイのススメ!」も渋谷のライブハウスで行っているそうです。

音楽配信事業と一口に言っても、アーティストの曲を配信するだけではなく、その音楽がどうやったら世の中に広まっていくのかを自ら企画・立案して行くことが大事なんですね。西澤さんがインディーズ時代から携わっている水曜日のカンパネラやBiSHは、今やメジャー・レコード会社から作品を発表するようになり、ライブの動員数も群を抜く人気アーティストに成長しました。ただ音楽を配信するだけでなく、自分が気に入ったアーティストの作品をより多くの音楽ファンに聴いてもらうためのアイデアが実を結んだときの喜びは格別ではないでしょうか。

音楽配信の仕事に興味のある人は、OTOTOYをはじめとした音楽配信サイトでどんな情報が発信されているのか、ぜひ詳しくのぞいてみてください。新しい音楽との出会いによって、これまで以上に音楽を楽しめるようになるかもしれませんよ。

【取材協力】オトトイ株式会社 西澤裕郎 (にしざわひろお)さん
http://ototoy.jp/top/
1982年生まれ。長野県出身。出版社勤務を経てフリーのライター / 編集者に。音楽ファンジン『StoryWriter』編集長を務め、2012年より音楽配信サイトOTOTOYにディレクターとして所属。オルタナ・ロックからアイドル、スカムまで幅広く執筆&編集、ディレクション中。いまの一押しアーティストは、GANG PARADEと中島孝。また、「スカムライター西澤くん」として、ポエムコア楽曲を33recordsよりひっそり配信中。

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「音楽雑誌記者・編集者」
はこんな仕事です

多彩なジャンル、楽器のカテゴリーでも細分化されている音楽雑誌、Web媒体などの記事制作、編集に携わる職業。企画に沿ってアーティストや関係者のインタビュー記事を書いたり、新たなアーティストや音楽シーンに関する情報収集を行うのが記者の役割だ。また、どんな新企画や特集で情報発信していくのか、媒体コンセプトに沿ったページ構成を練り上げていくのが編集者の仕事だ。両者が連携し、音楽雑誌を制作していくが、音楽にまつわる深い造詣こそが最大の武器。常に読者をリードする斬新な企画や音楽情報が求められる。

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