気になる社会人にインタビュー! 第52回:家具職人に聞いてみた10のコト!

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気になる社会人にインタビュー!
第52回:家具職人に聞いてみた10のコト!

2016.08.12

提供元:マイナビ進学編集部

気になる社会人にインタビュー!
第52回:家具職人に聞いてみた10のコト!

森林の多い日本では、飛騨の高山市や長野の松本市など、その土地の木材を生かして家具作りを盛んに行っている地方があります。職人の手作業によってつくられる家具は、使うたびに愛着が湧き、暮らしに潤いをもたらしてくれますね。

そこで今回は、茨城県を拠点にデザインから制作、販売まで一貫して行う「HYTNOS」代表の岸本直人さんに家具職人のお仕事について詳しく伺いました!

この記事をまとめると

  • 注文に合わせて、一点モノの家具を制作することもある
  • 職人なので、自分で勉強を続ける姿勢が大切
  • 自分が大切に作った家具を生活の中で使ってもらえることが大きな喜び

デザインと制作に加え、ネットショップでの販売も行う

「HYTNOS」代表の岸本直人さん

「HYTNOS」代表の岸本直人さん

Q1. 普段のお仕事について教えてください。

「私はデザイナー・家具職人として、家具のデザインや制作、販売を一貫して行っています。基本的にすべて一人で行っているため、経営者ということになります。基本的にネットショップでの販売なので、あらかじめデザイン済みの商品の販売が中心となりますが、お客様によってはご相談内容に合わせて一点物でのご提案をすることもあります。その時に、メールのやり取りをしながらお客様の理想の形をデザインしています。受注生産という方法を取っているので、注文が入るごとに制作し、一点物の場合は、イメージ図や設計図を作り、使用材木や素材を決めて作っていきます」

Q2. 現在のお仕事に就くために、どのような経験を積まれてきたのでしょうか。

「現在の職業に就く前は、外資系の航空関係の会社に勤めていました。職種という点では、これまでの経験とは全く関係のない職業に就いたことになります。20代前半からいつかは独立したいと野望を抱き、社会人としての経験を十数年積みました。職種的には、航空会社と家具というのは大きく異なりますが商売の仕組みや、お客様の対応の仕方などなど、その時に身につけてきた知識やスキルは、今の仕事をする上でとても役に立っています」

Q3. お仕事の中で、魅力ややりがいを感じるのはどんなときですか?

「家具は人が一番安らげる場所である『家』をよりよく、そして快適にすることが役目だと思っています。ご注文いただいたお客様からお礼のメールや、設置した写真を送っていただけることがあるのですが、うれしさに本当に感動します。仕事をしていれば大変なこともたくさんありますが、そんなことも吹き飛んでしまうほど、この仕事を選んでよかったと思える瞬間です」

Q4. お仕事に取り組む中で、大切にしていることがあれば教えてください。

「お客様とはほとんどがメールでのやり取りになります。顔の見えない中での対応になるので、文章や言葉の使い方に特に気を付けています。一人ひとりのお客様に、ネットショップとは思えないと感じてもらえるよう細やかで丁寧な対応をするよう心がけています」

Q5. お仕事の中で、一番の思い出や達成感のあったエピソードはなんですか?

「完成した家具の配送は通常宅配便なのですが、完成後に一人で持てないほどの重さになっていることに気づき、納期が近かったため、やむなくレンタカーで運んだことがあります。茨城県から三重県を日帰りで納品しました。朝に茨城を出て、深夜の帰宅となったので、三重での滞在時間はわずか1時間ほどでしたが旅行気分で楽しかったです。

仕事の中で大きな失敗はこれまでにないですが、小さな失敗はたくさんしています。小さな失敗をおろそかにすると大きな失敗につながっていきます。どんな失敗でも甘く見ず、なぜ起こったのかを考えて、二度と同じことをくり返さないように気をつけています」

会社員を経験したのち、独学で家具を作りはじめる

岸本さんは、家具のデザインや制作、販売を一貫して行っている

岸本さんは、家具のデザインや制作、販売を一貫して行っている

Q6. 家具職人に向いている人や、家具職人になる際に必要な知識について教えてください。

「家具の制作面は将来的に職人さんを雇い、任せていくつもりで独立をしているので、特に木工の修行もせず、日曜大工から初めてすべて独学で勉強しました。作る家具の種類にもよりますが、今はインターネットもありますし、知識よりもまずはできることから手を動かしてみるということが大切だと思います。ものづくりや家具、インテリアが好きなら、家具職人という仕事は向いていると思います」

Q7. 自分で作った家具を実際に使っていますか? また、その場合は自分で使ってみてどうでしょうか?

「自分でもいくつか実際に使っています。自分で作ったものはなんとも評価しにくいですが、使い勝手などを模索しながら新たなアイデアにつながるので、そういう意味ではすごくいいと思います」

いつかは独立を目指して家具職人として頑張ってほしい

Q8. お休みの日はどのように過ごしていますか?

「休みはありません(笑)。驚かれるかもしれませんが、滅多にない例なので安心してください。仕事はすべて自分に返ってくるので、忙しいことはむしろありがたいことなのです。趣味で仕事にリンクすることといえば、植物を集めることでしょうか。サンプル写真を撮影するときに撮影小物として使用したりしています」

Q9. 高校時代はどのように過ごしていましたか?

「高校時代はひたすら楽しいことを探して歩き回っていました。現在の仕事内容とは直接関係はありませんが、好奇心に任せて動くタイプなので、今も昔も変わらないチャレンジ精神は仕事の原動力になっています。そして、そのときに連れ添った仲間達は一生ものの大切な友達です。また、さまざまな職業に共通することだと思いますが、いろいろなものを見たり聞いたり、体験したりしてアイデアの引き出しをたくさん作ることが大切だと思います」

Q10. 家具職人を目指している高校生へ向けて、一言メッセージをお願いします。

「家具職人になるのならば、独立ということも視野にいれて勉強して欲しいと思います。自分で作った家具が完成したときの達成感や、お客様からの喜びの声は何にも代え難い感動があります。日本は古くからものづくりの国です。人をもてなす心や丁寧さ、礼儀正しさなど、日本人にしか作れないものが必ずあります。ぜひ大きな目標や誇りを持って、家具職人を目指してほしいと願っています」


自分が理想とする家具を作ることができて、それが人に喜ばれた時は感激も大きいですよね! 椅子や棚といったものはホームセンターにある材料で手軽にできるので、そういったものをつくることから始めてみるのもいいかもしれません。

【取材協力】HYTNOS http://hytnos.com

この記事のテーマ
建築・土木・インテリア」を解説

建築や土木に関する技術を中心に学ぶ分野と、インテリアコーディネイトなどデザインを中心に学ぶ分野の2つに大きく分かれます。資格取得のために学ぶことは、建築やインテリアの設計やプランニングに必要な専門知識、CADの使い方などが中心です。どちらの分野も依頼主の要望を具体化できる幅広い知識とコミュニケーション能力も求められます。

「建築・土木・インテリア」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「家具職人」
はこんな仕事です

家具職人は家具デザイナーの設計図を基に木製の家具を製造する。近年は機械での大量生産が中心になっているが、機能性とデザイン性にこだわったオーダーメードを求める顧客も増えているため、熟練した職人が今後も必要だ。また、以前はデザインから製造までを一任していたケースが多く、少数ではあるが現在でもデザイナーを兼ねている職人もいる。家具職人には技能を測る国家資格「家具製作技能士」の1級と2級があり、必須資格ではないが、取得しておくと知識と技術の証明になるだろう。

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