南国のシンボルといえば! 宮崎県では、ヤシの木の植え替え方が論争になってる?

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南国のシンボルといえば! 宮崎県では、ヤシの木の植え替え方が論争になってる?

2016.08.17

提供元:マイナビ進学編集部

南国のシンボルといえば! 宮崎県では、ヤシの木の植え替え方が論争になってる?

みなさんがいつか大人になったら旅してみたいと憧れるのが、南国のリゾート地ではないでしょうか。海外に行くのもいいですが、国内にも南国リゾート気分を存分に味わえる土地があるのをご存じですか? そこは宮崎県です。

この記事をまとめると

  • 宮崎県では、ヤシの木の植え替えの仕方を巡って議論が巻き起こっている
  • 市民や観光客を対象に、植え替えについてのアンケートまで行われた
  • 2017年からの植え替えがどのように行われるか注目される

暖かく穏やかなはずの南国・宮崎県で起こっている、ヤシの木論争とは!?

「南国・宮崎」のシンボルとして定着しているヤシの木

「南国・宮崎」のシンボルとして定着しているヤシの木

宮崎県は、温暖な気候と海がある立地の豊かさから、国内で南国気分を味わえる観光地として昔から人気です。かつては東国原英夫さんが知事として宮崎県の魅力を全国に発信していたことも話題になりましたね。

海沿いに並ぶワシントニアパーム(ヤシの木)やフェニックスといった南国の植物も、「南国・宮崎」のシンボルとして定着していますが、実は昨年より、この並木の植え替えを巡る議論が現地で起こっています。穏やかそうに見える南国に起こった論争とはいったいどのようなものなのでしょうか。

成長しすぎた!? パームの植え替え方法が議論に

市街地から宮崎空港周辺までの国道10号と、220号の中央分離帯にはワシントニアパームが約840本並んでいます。パームは1967年頃に当時の建設省が4~5メートルの木を市中心部から植え始め、現在は平均12.4メートル、最大20メートルに成長しました。そのため、枯れ枝を切り落とす維持費がかさむようになったこと、枝が落下して走行中の車を傷つける事故も発生するようになってきたことから、4メートルほどの若い木への植え替えが決まりました。

管理する国土交通省宮崎河川国道事務所は、30年から60年のサイクルで植え替えて行く方針をまとめました。そこで問題となったのが、植え替え方法です。

昨年10月に設置された宮崎ワシントニアパーム維持管理検討会では、端から順番に高さ4メートルの若木に替えていくA案と、1本置きに若木に植え替えるB案を選択肢としました。

すると、A案派、B案派の両者からさまざまな意見が飛び出し、大論争に。「一貫性を重視するなら、端から順番に替えた方がいい」「現在の高さは残したいので、1本置きが望ましい」。「1本おきでは土壌の質がばらばらになる」など多様な意見があったようです。宮崎の景観に大きく関わることですから、市民の関心も高まっています。

検討会では、2016年4月から6月上旬まで、市民や観光客らに、景観にとって望ましい植え替え方法を尋ねるアンケートを実施。この結果を、来春にも始まる作業に反映することとしています。

今後どのような植え替え方法を採るのか注目しよう

ちなみに、今回の植え替えの対象はワシントニアパームですが、同じヤシ科の木「フェニックス」は宮崎県の「県の木」とされています。県内に多く植えられているだけでなく、世界各国の動物を見ることができる「宮崎市フェニックス自然動物園」といった施設があったり、毎年秋には日本のプロ野球と四国アイランドリーグ、韓国プロ野球による「みやざきフェニックス・リーグ」が開催されたりしています。フェニックスは大正時代のはじめころに宮崎市の天神山公園に植えられた古い歴史があり、南国宮崎にふさわしい景色を彩っており、「宮崎といえばフェニックス」というイメージがある人も多いようです。

今回の宮崎の例では、街の景観が、地域住民の意見によってつくられることがある、といえそうですね。そんな地域社会の文化や世論を研究することにつながる学問は「社会学」です。社会学に興味が湧いた人は、宮崎県がどのようなワシントニアパームの植え替え方法を採用するのか、地域の声を追ってみると、社会を知るきっかけになるかもしれませんよ。


参考:
http://www.asahi.com/articles/ASHC42SSKHC4TIPE003.html
http://www.sankei.com/region/news/151128/rgn1511280064-n1.html
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/kohosenryaku/kense/koho/symbol2.html

この記事のテーマ
社会学・マスコミ・観光」を解説

あまり共通性のないように思われる3分野ですが、じつは密接な関係があります。観光業界にとってマスコミは「広報」そのものです。マスコミの存在なくして観光業界の発展はないでしょう。もともとマスコミは商品を情報化するために社会学を重視しています。社会が求めている漠然としたニーズを精査し、わかりやすいイメージとして変換して提供するのです。今後、観光業などにおけるマスコミの存在はますます大きくなるはずです。

「社会学・マスコミ・観光」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「社会学」
はこんな学問です

社会のなかでの個人の行為、集団の持つ特性、他者とのコミュニケーションなどに一定の法則性を見出して、社会の仕組みや働きを解明する学問である。研究対象は広く、社会学的な視点で研究できるものであれば何でも対象とすることができる。たとえば、家族社会学、芸術社会学、法社会学、都市社会学、宗教社会学、教育社会学、スポーツ社会学など、テーマの自由度は高い。その一方、社会全体を意味付けるグランドセオリー(一般理論)を志す学者もいる。

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