神様が集まる場所は、人気のデートスポットでもある!? 島根県にある縁結びの名所って?

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神様が集まる場所は、人気のデートスポットでもある!? 島根県にある縁結びの名所って?

2016.08.12

提供元:マイナビ進学編集部

神様が集まる場所は、人気のデートスポットでもある!? 島根県にある縁結びの名所って?

みなさんの中には、今、気になる男子・女子がいる人も多いと思います。大好きな人とカップルになれるかどうかを占ってみたり、両思いになれるおまじないを調べたことのある人もいるのではないでしょうか?

この記事をまとめると

  • 出雲大社は“縁結びの神様”で有名な神社
  • 出雲大社の周辺では、さまざまな縁結びグッズが販売されている
  • “学問の神様”菅原道真(すがわらのみちざね)とも深い関係があったという説もある

意外と知られていない? 出雲大社は全国有数の縁結びスポットだった

出雲大社は、実は全国有数の縁結びスポットだった?

出雲大社は、実は全国有数の縁結びスポットだった?

男女の縁が結ばれてカップルになることを“縁結び”と呼びます。全国各地には、そこに訪れると好きな人と結ばれる、と言われている縁結びのスポットが多く存在します。

例えば、日本国内だけでなく海外にも広く知られ、観光地として毎日多くの人が集まっている、島根県の出雲大社。出雲大社は、実は全国有数の縁結びスポットとしても知られています。

出雲神社の大国主大神は恋多き神様としても知られていた

出雲は、“神の国”として知られています。一般的に旧暦の10月は「神無月(かんなづき)」と呼ばれていますが、その理由は、この月には日本中の神様が出雲の国に集まるため、ほかの国に神がいなくなるからだそう。そして、出雲の国では10月を「神在月(かみありづき)」と呼んでいます。そんな出雲の中でも、出雲大社は特によく知られているようです。

出雲大社に祭られている神は「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」と呼ばれており、あらゆる縁や運命を司る神様です。「イナバのシロウサギ」という神話によると、心優しい神様で、恋多き神様としても知られており、多くの女神と結婚していたのだとか。それで、出雲大社が縁結びの神社と呼ばれるようになったようです。神様も恋をするんですね。

また毎年、神在月になると神々が出雲に集まり、人々の縁組みについて相談する、という信仰から縁結びが広まったようです。実際に島根県立古代出雲歴史博物館にある、八百万の神様が大集合した『大社縁結図』には、神様たちが木の札にそれぞれ男女の名前を書き、相談してカップルを決めたあとに男女の札を結びつけている「縁結び」の風景を描いた絵が所蔵展示されています。

縁むすびの糸からスイーツまで、縁結びグッズが多数販売されている

今や出雲大社には縁結びグッズとして「縁むすびの糸」が販売されていたり、周辺の土産店でも「縁結び米」「縁結びかまぼこ」「縁結び珈琲」や、「縁結びどらやき」「恋の開運もなか」などが人気です。ほかにも、一つの種から多くの実ができることから子宝に恵まれる縁起物とされる生姜を砂糖で固めた「恋の甘方楽(かんぽうらく)」といったスイーツ、「ベアブリック」とコラボしたちょっとユニークな縁結びグッズまで売られているなど、恋愛に燃える人にとっては夢中になってしまうこと間違いなしのスポットになっています。

こうした盛り上がりはとても現代的なものですが、そもそも出雲大社が縁結びの神様として全国的によく知られるようになったのはいつごろからなのでしょうか? そこで、「出雲観光協会 事務局」の方に聞いてみました。

――歴史上で、出雲大社が縁結びの神様として広まったのはいつごろからなのですか?

「室町時代末の狂言「福の神」では出雲の神は福の神とされています。17世紀末の謡曲(※1)「大社」(おおやしろ)には「男女ふうふのゑん(えん)をも御定・・・」と記され、また同じころの井原西鶴の『好色五人女』には「よき男を持してくださいませい」や「それは出雲の大社に頼め」といったやりとりなどが記されています。中世以降の福の神伝承に、近世始めの縁結び信仰が重なって、出雲での縁結びが定着したようです」

※1……演劇の脚本にあたるもの

江戸時代から男女の縁結びが謡曲や文学のテーマになっているとは、人間が考えることは変わっていないのかもしれませんね。何百年もの歴史が今の高校生の恋愛にもつながっているなんてロマンを感じちゃいます。

――恋愛に関心の高い高校生くらいの若い人も、昔と比べると訪れることが増えた印象がありますか?

「観光案内所での計測ですが、一番多いのが60代で次いで30代、40代、20代という順です。20代は増えた印象はありますが、10代では増えた印象はあまりありません」

県外の高校生が遠くから出雲大社まで行くのは確かになかなか大変です。とはいえ恋愛成就を願っている人は、今すぐにでも行ってみたいはず。

出雲大社は「学問の神様」菅原道真(すがわらのみちざね)とも深い関係があったという説も

――出雲神社に行ってみたいという高校生に、知っておいてほしいことはありますか?

「日本の神話には出雲に関する事柄が多く、日本の『はじまり』に深く結びついた土地です。また、歌舞伎や日本酒、相撲など日本を代表する文化の起源は出雲にあります。地味で華やかさに欠けている印象ですが、日本という国のルーツを知るにはぴったりの土地です。縁結びで有名な出雲大社は、実は(諸説ありますが)学問の神様の菅原道真と深い関係があります。あまり知られていませんが、菅原道真は出雲大社の宮司家、出雲国造家の子孫と言われています。境内には天満宮があり、菅原道真が祀られています。また、その祖先には相撲の神様である野見宿祢がいて、こちらも境内に祀られています。出雲大社には、縁結び、学業、勝負(スポーツ)と高校生にとって重要な事柄を司る神様が祀られています。そのほかに、出雲大社の縁結びは単に恋愛だけでなく、人と人との縁であったり、仕事との縁であったり、さまざまなご縁も結んでくださいます。ぜひみなさんもいつか出雲大社に訪れてみてください」

諸説あるとはいえ、学問の神様として知られる菅原道真とも深い縁があったなんて驚きです。高校生が訪れると、恋にも勉強にもご利益のありそうなスポットですね。

こうした各地の観光地としての魅力について関心がある人は、「観光学」を勉強してみてください。観光学は、観光を通して地域と観光客の交流を生みだし、地域の活性化にもつなげるための学問です。出雲大社が縁結びのスポットであるのと同じように、全国的に有名な観光地にも、知られざる魅力があるかもしれません。夏休みに観光地を訪れたら、その場所について調べてみるとおもしろいかもしれませんよ。

【取材協力】出雲観光協会 事務局


参考:
http://www.izumo-murasakino.jp/izumo-enmusubinokami.html
https://www.izumo-kankou.gr.jp/1275

この記事のテーマ
社会学・マスコミ・観光」を解説

あまり共通性のないように思われる3分野ですが、じつは密接な関係があります。観光業界にとってマスコミは「広報」そのものです。マスコミの存在なくして観光業界の発展はないでしょう。もともとマスコミは商品を情報化するために社会学を重視しています。社会が求めている漠然としたニーズを精査し、わかりやすいイメージとして変換して提供するのです。今後、観光業などにおけるマスコミの存在はますます大きくなるはずです。

「社会学・マスコミ・観光」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「観光学」
はこんな学問です

観光学とは旅行業の実務を学ぶだけではなく、観光を通して地域と観光客の交流を生み、地域の活性化にもつなげるための学問である。その目的を達成するために、新しい観光事業の開発プロジェクトを成功させる手法や、観光企業の経営ノウハウ、事業計画の作成方法を研究する。また、観光客として見てまわるだけの観光から、積極的に参加して体験できる観光へと旅行者のニーズは変化している。ニーズを先取りする商品開発も重要である。

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