英語圏では告白するとき「好きです」とは言わない? 言葉の裏側を知る通訳者のお話

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英語圏では告白するとき「好きです」とは言わない? 言葉の裏側を知る通訳者のお話

2015.08.21

提供元:マイナビ進学編集部

英語圏では告白するとき「好きです」とは言わない? 言葉の裏側を知る通訳者のお話

ライフ&マネーコンシェルジュの花田が、今回は英語圏出身のプロの通訳者から聞いた、通訳に関する記事をお届けします。

この記事をまとめると

  • 言葉を直訳するだけでは、コミュニケーションが成立しないことがある
  • 通訳者の仕事は言葉を伝えることではなく、気持ちを伝えること
  • 通訳する上で文化や世の中のことを幅広く学ぶ必要がある

告白するとき「好きです」とは言うけど“I like you.”とは言わない?

みなさん、仮に好きな人に告白するとしたら、どういった言葉を使いますか?
高校生であれば、「愛している」よりは「好きです」という言葉を選ぶことの方が多いのではないでしょうか。

この「好き」という言葉は、ハンバーグが好きとか、サッカーが好きとか、告白以外のシーンで日常的に使うことも多いと思います。
英語に置き換えると“I like soccer.”になりますが、ひるがえってこの“like”という言葉を告白に使えるのかというと、なかなか難しいようです。通訳者が言うには、“I like you.”という言い回し自体はあるものの、意味としては「君、気に入ったよ」くらいの気軽なニュアンスになるそうです。
ロマンティックな告白のシーンではやはり“I love you.”を使うとのこと。

これは一つの分かりやすい例ですが、通訳をするにあたって、単純に直訳しているだけでは正確なコミュニケーションの橋渡しができない場合があるようです。

単純に二国の言葉が分かるだけでは通訳者は務まらない!

通訳のお仕事は「言葉を伝えること」というよりも「気持ちを伝えること」と表現したほうがしっくりくるようです。
通訳者が単語や文法に精通していることは当然ですが、それだけでは務まらないと通訳者は言います。

大切にしているのは、語学に限らず、さまざまな分野について日々学ぶことなのだそうです。
今回お話をうかがった通訳者は地理や名産、政治経済や歴史まで、日本人以上なのではないかと思うくらい日本のことをよく知っていました。
文化や慣習を知って初めて、微妙なニュアンスを含めて通訳することができるようです。言葉で言うのは簡単ですが、実践するためにはたいへんな努力を要することでしょう。

通訳者になるには文化や世の中の流れを学ぶことも欠かせない

通訳者になるためには、大学の外国語学部や通訳を専攻できる専門学校などで言語を徹底的に学ぶことが欠かせないでしょう。
それと同時に、先述のとおりその言語が使われている国の文化や歴史、社会情勢などについて勉強することも大切です。
実際に留学して、短期間でもその地域で生活をして友人を作ることができれば、言葉のニュアンスや温度感がよりリアルに分かってくるでしょう。
一般教養や世の中の流れについてもしっかりと押さえる必要があります。概念的に知らないことを訳すのは難しいですよね。例えばTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)を知らずにTPPに関する会話の通訳を受け持つのは困難でしょう。

通訳者を目指すということは、簡単なことではないようです。
それでもグローバル化が進む昨今、国を橋渡しする通訳者の重要性は、国交においてもビジネスにおいてもますます大きくなっていくことと思います。
大切なのは、語学に限らず幅広い教養を身につけること。みなさんが今学校で受けている授業の一つ一つを将来役立てられると考えると、眠くなっていたあの教科にも気合を入れて取り組めるのではないでしょうか。


ライター:花田 浩菜(はなだ ひろな)
ライフ&マネーコンシェルジュ。時々読者モデル。ファイナンシャルプランナーとして、女性として、お金、ライフスタイルの全般にわたるコラム執筆、メディア出演など幅広く活動をしています。

この記事のテーマ
語学・国際」を解説

外国語を自在に使い、コミュニケーションを図る表現力を実践的に学びます。国際情勢などの知識、情報を収集する好奇心、語学力向上の努力が常に求められます。資格取得を目指すカリキュラムもあります。将来の仕事としては、日本語と外国語を翻訳・通訳することで双方の意志疎通の手伝いをするなど、海外との橋渡しをする職業が考えられます。

「語学・国際」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「通訳」
はこんな仕事です

異なる言語を話す人たちの会話を仲介する仕事。国際会議や国際セミナーをはじめ、放送や商談、法廷など通訳の現場はさまざま。グローバル化が進み、日本を訪れる外国人はますます増え、ビジネスの面でも海外とのやり取りが注目されている。通訳の仕事は、異なる言語を話す相手同士がビジネスを円滑に進めるには必要不可欠であり、ニーズは増えるものと考えられる。現在、通訳として活躍する人の多くがフリーランスか派遣会社に登録している。なかには正社員として通訳者を抱える企業もある。

「通訳」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「翻訳家(ほんやくか)」
はこんな仕事です

外国語の文章を、さまざまな言語に翻訳する仕事。翻訳家としてイメージされるのが書籍や映画の字幕などの翻訳。この場合は、原文に忠実に訳すだけではなく、文章の雰囲気を生かした翻訳ができるかどうかが大きく問われる。この出版翻訳および映像翻訳のほかに産業翻訳があり、需要も大きい。産業翻訳とは、外国製の製品の説明書や契約書などのビジネス文書の翻訳のことを指す。翻訳者は一般的にフリーランスか、翻訳会社の社員のどちらかで、出版翻訳はフリーランス、産業翻訳は翻訳会社と契約するケースが多い。

「翻訳家(ほんやくか)」について詳しく見る