奈良出身の音楽関係者に聞く。奈良にミュージシャンが少ないって本当?

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奈良出身の音楽関係者に聞く。奈良にミュージシャンが少ないって本当?

2016.08.05

提供元:マイナビ進学編集部

奈良出身の音楽関係者に聞く。奈良にミュージシャンが少ないって本当?

この夏も全国各地でロック・フェスティバルが開催されていますが、関西のライブハウスでも若手のバンドが日々、独自のシーンを生み出しています。しかし、大阪、神戸、京都などに比べると、なぜかあまり話題に上がらないのが奈良。奈良の音楽シーンって一体どうなってるの? 奈良出身で、現在は大阪の音楽事務所で働いているT氏に話を聞きました。

この記事をまとめると

  • 奈良市内の寂しい音楽環境
  • ライブハウスもなかなか人が集まらない
  • 奈良のお店の営業時間、奈良県民の県民性が関係している?

奈良市内の大型CDショップは全滅。

今年1月、奈良市内のCDショップ「メディアステーションBIG」が閉店。奈良市からは大型CDショップが消え去ってしまいました。

「昔は奈良市にもタワーレコードやHMVがありましたし、TSUTAYAでもセルCDを取り扱っていたんですが。今や、県内にある大きめのCDショップは『タワーレコード 橿原店』くらい。60年代のロックを中心に扱う『ジャンゴレコード』や、奈良出身のロックバンド・LOSTAGEの五味さんがやっている『THROAT RECORD』など、熱心な音楽好きが集まっているお店はあるんですけど。楽器屋さんも大阪まで行かないとありません。正直、音楽の環境がいいとはいえませんね。」

今や、音楽はインターネットで容易に購入できる時代。ふらり訪れたCDショップで、店員さんの熱い気持ちが込められた手書きのPOPを見て購入した一枚のCDに、人生が変わるくらいの衝撃を受けて……なんて経験ができないのは寂しい気もします。

ライブハウスも数えるほどに……。

それでは“ライブハウス”の状況はどうでしょうか。

「奈良県で一番大きいライブハウスが、奈良市にある『奈良ネバーランド』。収容人数は250~300人くらい。全国ツアーで奈良に来るバンドは大体ここでライブをやりますね。あとは、地元の数少ない若手バンドに、THE ORAL CIGARETTEとか、解散してしまったKIDSというバンドがいるんですけど、彼らがよく出ていたのは『生駒レイブゲイト』というライブハウス。ここは収容人数が100人くらいで、ステージとフロアの境目もなく、店長いわく“世界最狭(せかいさいきょう)のライブハウス”というのが売りらしいです(笑)。」

その世界最狭のライブハウスの店長さんからは、「今、高校生のバンドが本当に減った。以前は夏休みになると毎日、高校生のバンドがイベントをやっていたけど、最近は週末さえも埋まらない。」と嘆かれたそうです。

ミュージシャンが少ないのは県民性が原因!?

「全国的に有名なバンドがツアーを組むとき、なぜか奈良だけが外されるんですよ。“奈良飛ばし”という言葉があるくらい。」と語るT氏。その理由は意外なところにあると言います。

「奈良はお店が閉まるのがめちゃくちゃ早いんですよ。“奈良でライブをやっても打ち上げができないから”という理由で奈良に来ないミュージシャンもいると聞きます。それはミュージシャンに限らず観光客も同じで、昼間は奈良公園にたくさんの人がいるものの、夜になると京都の方へ行ってしまう。そこは奈良県民も『なんで!?』と思っています。」

それでは奈良のバンドは京都や大阪まで遠征しているのでしょうか?

「そこまでしないと思います。奈良県民は保守的なんです。外に出て一旗上げてやろう! みたいな向上心もあまりない。地元でそこそこお客さんが入ればいい、という感じで。地元でゆったりと音楽を楽しんでいる人が多いんじゃないですか? 奈良は住み心地がすごくよくて、地元民はもちろん、他県から引っ越してきた人も、一度奈良に住んだらなかなか離れられないんです。治安もいいし、衣食住の不便もないし。実際、ぼくも職場は大阪ですが、奈良在住です。」

音楽の環境がいいとはいえないものの、音楽ファンは確実にいて、地元でゆったりと音楽を楽しんでいる人が多いのではないか。というのが、T氏の話から導かれた一つの結論。奈良にミュージシャン、ライブハウスが少ない理由は奈良県民の県民性が影響しているのかもしれません。

県民性については「民俗学」や「社会心理学」で深く学ぶことができます。他にも地域独自の文化と県民性の関係などについて調べてみてもおもしろいかもしれませんね。

この記事のテーマ
社会学・マスコミ・観光」を解説

あまり共通性のないように思われる3分野ですが、じつは密接な関係があります。観光業界にとってマスコミは「広報」そのものです。マスコミの存在なくして観光業界の発展はないでしょう。もともとマスコミは商品を情報化するために社会学を重視しています。社会が求めている漠然としたニーズを精査し、わかりやすいイメージとして変換して提供するのです。今後、観光業などにおけるマスコミの存在はますます大きくなるはずです。

「社会学・マスコミ・観光」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「社会学」
はこんな学問です

社会のなかでの個人の行為、集団の持つ特性、他者とのコミュニケーションなどに一定の法則性を見出して、社会の仕組みや働きを解明する学問である。研究対象は広く、社会学的な視点で研究できるものであれば何でも対象とすることができる。たとえば、家族社会学、芸術社会学、法社会学、都市社会学、宗教社会学、教育社会学、スポーツ社会学など、テーマの自由度は高い。その一方、社会全体を意味付けるグランドセオリー(一般理論)を志す学者もいる。

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