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地域資源を有効活用。「当たり前の暮らし」が観光に変わる!?

2016.08.10

提供元:マイナビ進学編集部

地域資源を有効活用。「当たり前の暮らし」が観光に変わる!?

北海道民にとっては当たり前の景色、当たり前の体験……そういった数々の「当たり前」が、実は北海道外の人にとってはとても新鮮で、魅力的なものだったりするものです。そこで今回は、そんな「当たり前の暮らし」を、体験型観光として楽しんでもらう機会を提供している有限会社アグリテックの代表取締役・中田浩康さんにインタビューしてみました。

この記事をまとめると

  • 栃木県出身。農業系出版社からフリーの農村ライターを経て体験型観光を提供
  • 農業、カヌー、乗馬……北海道ならでは体験を織り込んだ観光プランとは。
  • 旅の企画だけじゃない。「観光」で地域活性化を目指す!

地域の魅力を発信したい!

――栃木県ご出身の中田さんが、北海道で働こうと思ったきっかけは?

中田さん:栃木で生まれ育ったのですが、大学で北海道に渡り、卒業後東京の農業系出版社に就職しました。仕事柄、全国の農山漁村をまわり、その土地の農家やそこで生活する多くの人々に触れるうちに、それぞれの地域が持つ魅力の多様性に感銘を受けました。このような地域の魅力を発信しながら地域活性化のお手伝いができたらという思いから、出版社を退職しました。2001年、農業大国であり学生時代を過ごした北海道にNターン(※)し、フリーの農村ライターとして活動。2003年に今の会社が設立するということで入社し、2012年より代表取締役をしています。

※Nターン…よりよいライフスタイル、環境などを求めて拠点を変える移住スタイルのこと。

地域の特色を生かした観光プログラム

――観光の中でも、「体験型」にこだわった理由とはなんでしょうか?

中田さん:名所や観光スポットをめぐるような観光ではなく、その地域でしかできない体験(非日常的な経験や非日常的な環境でおこなうようなこと)を主体とした観光を提供したかったんです。いわゆる"観光名所"がなくても、その地域が持つ自然や文化、風土、環境、そして人といった素材はたくさんあります。体験型観光は誰でも参加しやすい観光形態で、体験を通して地域への交流人口も増加するという期待もあります。

――地域資源を活用しながら地域活性化を目指す中で、具体的にはどのようなことを行っているのでしょうか?

中田さん:地域資源の一つに、農や食があります。会社がある東川町では農業が主な産業です。これまで、農業を観光資源として捉えることはあまりありませんでしたが、入社してすぐにこの「農」資源に注目し、受け入れていただける農家さんの掘り起こしを行い、農業体験のプログラムをつくりました。現在では、道北エリア全体に拡大し、毎年10数校の修学旅行の受け入れができるようになりました。

受け入れ先の農家さんにもよりますが、玉ねぎの苗植え作業やキャベツの苗床づくり、ホウレンソウの収穫から袋詰めまでと農業体験の内容はさまざまです。 生徒さんは皆、泥だらけになりながらも笑顔でワイワイと作業に取り組み、普段の学校生活では味わえない「農業」を身をもって学ぶことができます。このように観光として農業に携わるという体験は、学生さんたちにとってはとても貴重で新鮮な体験になっているようです。

体験プログラムの内容は地域によって異なります。東川の里山の木を使って自分だけのオリジナル鉛筆を作る体験や、大雪山連峰の美しい山並みも楽しむことができる忠別湖(ちゅうべつこ)でのカヌー体験など、北海道のならではの資源を活用したプログラムが充実しています。

●参考URL
http://www.agtec.co.jp/
http://www.wakasaresort.com/asahidakeropeway/history/

人と人、地域と地域をつなぐコーディネーターへ

――今後の展望はどのようにお考えでしょうか?

中田さん:栃木県出身のわたしはいわゆるよそモノです。北海道にある「当たり前」は、よそモノの視点では魅力的なものがいっぱい。そのような地域資源を活用しながら、地域活性化を「観光」という手段で魅力的な体験観光情報をさらに掘り起こし、交流人口を増やしていければと考えています。また、体験観光は訪れたその地域と縁ができ、さらにより深い交流を通し定住・移住につながっていく可能性もあります。人と人、地域と地域をつなげるコーディネーターとして事業を展開していければと考えています。


――ありがとうございました。

旅行と言えば、観光名所を巡ることを想像しがちですが、このようにその地域の特色を生かした体験ができるというのは非常にユニークですよね。観光を企画・案内する仕事におさまらず、人と人・地域と地域を結ぶ架け橋となっているツアープランナー、コーディネーターという仕事。将来、旅行に携わる仕事がしてみたい!というだけでなく、地域活性化に携わる仕事にも興味がある人には、このような仕事がピッタリかもしれません。

この記事のテーマ
旅行・ホテル・ブライダル・観光」を解説

目指す業界の専門知識を学び、パソコンなどのスキルを身につけます。旅行・観光では資格取得や採用試験対策、ホテル・ブライダルでは、現地実習を通して実践力を養う研修が多く含まれます。共通して求められるのは、ゲストに非日常のサービスや空間を提供する接客技術やサービス精神。不規則な勤務に対応できる体力の養成も求められます。

「旅行・ホテル・ブライダル・観光」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「ツアープランナー」
はこんな仕事です

国内外の旅行を計画し、実際に手配をする仕事。まさに「ツアー」の「プラン」を立てる職種である。旅行会社のパンフレットにあるようなパッケージツアーをつくるだけでなく、新婚旅行など個人からの申し込みについても対応する。ツアーの核となる観光スポット、交通機関、宿泊施設の選択だけでも無数の組み合わせが存在するが、さらに体験企画などのイベントや現地での買い物情報などを取り入れつつ、最終的にリーズナブルな価格設定を実現するためには、豊富な旅行知識と経験が必要となる。

「ツアープランナー」について詳しく見る