あの人気ファッション雑誌名の由来は○○○語だった!?

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あの人気ファッション雑誌名の由来は○○○語だった!?

2016.08.01

提供元:マイナビ進学編集部

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あの人気ファッション雑誌名の由来は○○○語だった!?

「留辺蘂」「濃昼」「花畔」「増毛」「老者舞」「妹背牛」
アナタはいくつ読めますか?(答えは文末に記載)
もし、全部読めるという人がいたら、それはかなりの北海道通。実は、この暗号のような漢字は北海道の地名なのです。北海道に住んでいても読めない人がいる、これらの地名の由来を探ってみましょう。

この記事をまとめると

  • 北海道の先住民族アイヌの人々が使っていた言語に由来する言葉の紹介
  • 北海道開拓をきっかけに、日常的に使われなくなったアイヌ語。消滅してしまう可能性も
  • 人間だけ持っている言語によるコミュニケーションを学ぶには

地名から地形が分かる!? アイヌ語由来の北海道の地名

北海道の市町村名の約8割はアイヌ語に由来したものだそうです。地形の特徴や土地の産物、そこでよく行われていることを語源としてつけられたアイヌ語の地名に、明治以降に北海道に入植した開拓民などがカタカナやさまざまな漢字を当てはめて、現在使用されている地名になったと言われています。

例えば、「札幌(さっぽろ)」は、札幌市内を流れる豊平川に乾季には乾いた広い砂利河原ができる姿から、アイヌ語で「サッ・ポロ・ペッ(乾く・大きい・川)」と呼ばれていたという説があります。「フラ・ヌ・イ(臭気・を持つ・もの)」は富良野。富良野川の源が十勝岳にあるため、川の水から硫黄の臭いがしたようです。いずれも諸説ありますが、北海道にある難読地名の語源を調べると、その土地の風景とそこで暮らしていた人たちの姿がよみがえってくるようですね。

さらに、アイヌ語を由来とした言葉は、北海道の地名だけには止まりません。アイヌ語で「ノンノ」は「花」の意味。10~20代の女性向け人気ファッション雑誌『non-no(ノンノ)』は、女性が花のように美しくあってほしいという願いを込めて、1971年の創刊時、こう名付けられたという話があるようです。また、マンガ大賞2016を受賞した『ゴールデンカムイ』は、明治後期、日露戦争後の北海道を舞台にした金塊探しの冒険物語ですが、アイヌ語で「カムイ」は「神」という意味。このマンガをきっかけに、言葉や料理などアイヌ民族の文化に興味を持ったという人も多いようです。

●参考URL
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/ass/new_timei.htm
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/ass/grp/5160P.pdf
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/ass/grp/111120P.pdf
http://www.mangataisho.com/

消滅の危機! アイヌ語を受け継ごう

「そもそも、アイヌ語って何?」と思っている人がいるかもしれません。アイヌ語とは、東北地方の北部から北海道、千島列島、樺太といった地域に古くから暮らしていたアイヌの人々が使用していた言葉のことです。明治以降、ローマ字やカタカナなどで書き表されるようになりましたが、特定の文字は持っていなかったようです。

アイヌの人々の暮らしは、北海道開拓が始まった明治時代に大きく変化しました。1899年、政府は「北海道旧土人保護法」(1997年廃止)を制定し、アイヌ語やアイヌ固有の生活習慣を禁止するなどしたことが原因です。そのため、現在、北海道が調査対象として把握しているアイヌの人々の人数はおよそ1万7,000人ですが、アイヌ語を日常的に話せる人はほとんどいないと言われています。実は、ユネスコ(国連教育科学文化機関)が2009年に発表した「消滅の危機にある方言・言語」において、アイヌ語は「極めて深刻」と認定されています。北海道の歴史や文化を深く理解する上で欠かせないアイヌ語を後世に伝えるため、北海道を中心にアイヌ語の教室が開かれたり、ラジオでアイヌ語講座が放送されたりしているほか、アイヌの文化を知ってもらうためのイベントが開催されるなど、さまざまな取り組みが行われています。

●参考URL
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/ass/new_ainugo.htm
http://ainu-museum.or.jp/takar/about/index.html
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/ainusuishin/policy.html
http://www.ls-japan.org/modules/documents/LSJpapers/journals/142_sato.pdf
http://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kokugo_shisaku/kikigengo/
http://www.frpac.or.jp/

言語を学ぶと歴史が分かる!

北海道だけではなくみなさんの住む町の名前にも、何か由来が隠されているかもしれません。地名の由来には、その土地の歴史や文化が深く関わっていることがあります。歴史や文化について知識を深めたい場合は、歴史学部や文学部の史学科で学ぶのがおすすめです。

また、言語そのものに興味がある場合は、言語を科学的に研究することができる言語学部を選ぶといいでしょう。言語を使ってコミュニケーションを取ることは、人間だけが持っている能力の一つです。人間がどうやって言葉を覚え進化してきたのか、どうやって言語の異なる民族と交流を深めてきたのかを知ることは、人間そのものを知ることにつながるでしょう。

【北海道の難読地名のよみかた・答え】
留辺蘂(るべしべ)、濃昼(ごきびる)、花畔(ばんなぐろ)、増毛(ましけ)、老者舞(おしゃまっぷ)、妹背牛(もせうし)

【写真に写っている標識の地名のよみかた】
厚田(あつた)、古潭(こたん)、望来(もうらい)、聚富(しっぷ)、濃昼(ごきびる)

この記事のテーマ
語学・外国語」を解説

世界中にはさまざまな言語が存在します。言語は思考の原点ですから、それだけ多くの考え方が世界にはあり、言語の数だけさまざまな文化が存在するということです。世界中の人々が幸福に生活するためには、相互理解が欠かせません。その架け橋となるのが語学です。言語の成り立ちや文法、発音などの構造的な特徴を追究し、外国語を習得してコミュニケーション能力を高めることで、国際人としてのグローバルな視野を養います。

「語学・外国語」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「言語学」
はこんな学問です

世界の言語の特徴や特質を研究する学問。言語を成り立ちや構造、変化・変遷、分布、比較などさまざまな角度から捉えることで理解を深める。学問領域は、主に言語の本質を探るための「意味論」「語彙論(ごいろん)」「文法論」「文字論」「音韻論」などから成っているが、関連するほかの学問と融合した比較言語学や社会言語学などもある。言語障がいに関する研究や、通訳・翻訳分野、日本語教育分野など、学校によってさまざまな研究の深め方がある。

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