建築士は医者のような存在!? 住人の悩みを解決する家づくり

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建築士は医者のような存在!? 住人の悩みを解決する家づくり

2016.07.28

提供元:マイナビ進学編集部

建築士は医者のような存在!? 住人の悩みを解決する家づくり

将来家を建てるとしたら……なんて話はまだまだイメージがわかないかもしれませんが、かなり大きな買い物だから緊張しそうですよね。住みやすい家の条件ってどんなものなのか、都内で建築設計事務所「PANDA」を構える一級建築士・山本浩三さんに聞いてきました。

この記事をまとめると

  • いい家づくりには「失敗談」を聞いておくのが大事
  • 外壁の色や屋根の形は周りの建物にも気を配る
  • ちょっと難しそうな注文でも、相談してみる価値はアリ

よい話より「失敗談」を積極的に聞こう

――住みやすい家にするために、気をつけるべきことってありますか?

成功談より失敗談の情報をよく集めておくことだと思います。知り合いですでに家を建てた人に話を聞いてもいいですし、僕との打ち合わせ中に聞いてもらっても、もちろん答えます。

もちろん明らかな失敗というのはないのですが、お客様によっては検討が足りずに「もっとこうしておけばよかった」と後悔される方も多いんですよね。そういった方のエピソードなどは、積極的にお話するようにしています。

――よかった話より失敗談を聞いておくべきというのは、新鮮ですね。

一級建築士・山本さん

一級建築士・山本さん

失敗談をたくさん知っておくというのは、シミュレーションをするのと同じことなんです。
本来家の設計や建築はやり直しがきかないものですが、こうしておけばトライ&エラーをくり返したのと同じ効果が得られますよね。
後悔のない家作りのために、ぜひ意識していただきたいところです。

快適な家にするために見ておくべきポイント

――二世帯、三世帯の住宅の場合は、また違った着目ポイントがあったりするのでしょうか?

そうですね。その場合はやはり、家族間のプライバシーがある程度保たれていることが重要です。
実際の事例になりますが、夫婦、長男、長女、叔父という2世帯で住まれるお客様の家を建築する際には、中央に通路を開けて吹き抜けを作るなどの工夫をしました。

図面から制作された建築模型

図面から制作された建築模型

このお宅の場合、すぐ正面にアパートが建っていたため前面に窓を作ることができませんでした。しかし4部屋分の個室とリビングを作り、光も取り入れる必要がありました。そのため中央に吹き抜けを作るデザインにしました。

――家を建てるときって周りの家や地域への影響も大きいと思いますが、そういう面でアドバイスされることもあるんでしょうか。

地域の雰囲気になじませる色合いの外壁に

地域の雰囲気になじませる色合いの外壁に

もちろんあります。その地区の町並みや周りのお家の形状、外壁の色合いなど、総合的に見てアドバイスしますね。
また、採光はとても重要なポイントですから、周りの住宅の建ち方を見て効率的に光を取り入れられるよう、窓の位置には気を配っています。

お客様の注文には、基本的に「NO」は言わない

――そうなんですね。とはいってもお客様は建築に関しては素人なので、無理な注文をされることもあると思うんです。そういうときは、どう対応されていますか?

事務所内に置かれた、さまざまな建築模型

事務所内に置かれた、さまざまな建築模型

実は一見無理そうな注文でも、工夫を凝らせばできることも多いんですよ。
また、大きなハウスメーカーさんでは対応できないような注文でも、うちのような建築事務所なら細かく対応できるという面もあります。

先ほども申し上げた通り、できるだけお客様のご要望にはお応えしたいと思っていますから、ちょっと難しいという注文でも可能な限り「こうすればできます」というご提案をするように心がけていますね。そういう判断に迷う場面こそ、建築士の腕の見せどころだとも思っています。

――それはスゴい! お客様にとっては、これほどありがたいことはないですね。

大きなハウスメーカーではなくうちのような設計事務所にくるお客様って、たいてい何かに困っていたり、こだわりをもっているわけですよね。建築士って、そういう人たちにとってのお医者さんのような存在だと思うんです。

お客様の悩みに「どこが痛いんですか?」というように耳を傾けながら、「こうしたらよくなりますよ」という治療をしてあげる。お客様の要望に応えられてこその仕事ですからね。

設計といってもただきれいな見た目にするというだけでなく、住みやすくお客様のニーズをくんだ形にするためにいろいろと考えられているんですね。山本さんも通われていた大学の建築学科などでは、そういった丁寧な対応に必要となる総合的な教養も学べます。建築士というお仕事に興味がわいたら、今から調べておくといいですよ。


【プロフィール】
山本浩三
PANDA:株式会社山本浩三建築設計事務所
代表取締役/一級建築士
1996年美術系の大学卒業後、アトリエ系の設計事務所で建築のデザインを学び、フリーランス時代に建築の現場を学ぶ。2002年一級建築士事務所開設し、2010年同事務所法人化。

PANDA
http://panda-ky.com/

この記事のテーマ
建築・土木・インテリア」を解説

建築や土木に関する技術を中心に学ぶ分野と、インテリアコーディネイトなどデザインを中心に学ぶ分野の2つに大きく分かれます。資格取得のために学ぶことは、建築やインテリアの設計やプランニングに必要な専門知識、CADの使い方などが中心です。どちらの分野も依頼主の要望を具体化できる幅広い知識とコミュニケーション能力も求められます。

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