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夢のマイホームを作る! 建築士のお仕事ってどんなもの?

2016.07.25

提供元:マイナビ進学編集部

夢のマイホームを作る! 建築士のお仕事ってどんなもの?

マイホームは一生の中でも1、2を争う大きな買い物。そんな家を設計する建築士さんたちは、毎日どんな仕事をしているのでしょうか。1軒の家が建つまでの流れから仕事に込められている思いまで、都内で建築設計事務所「PANDA」を構える一級建築士・山本浩三さんに聞いてきました。

この記事をまとめると

  • お客様との打ち合わせは時間をかけて徹底的に
  • 図面は平面だけでなく、立体でも見る
  • 高校生時代は自分の得意なことを見つけて夢中になろう

いい家を作るには「打ち合わせ」が大事

――まずは1日のスケジュールから教えてください

出社したらまず最初にするのは、メールチェックです。もちろん業者さんや関係者からも連絡が来るのですが、やはり一番大事なのはお客様からのご連絡。弊社ではスタッフ全員が見られる共通のメールアドレスを用意しており、お客さまからの連絡にはできるだけすぐにこたえられるようにしています。

実はお客様からの連絡って、よくないことの方が多いんです。「満足でした」とか「お願いして本当によかった」とかいう場合は、特に連絡がないのが普通ですから。それだけにお客様からメールが来ていると、少しビクっとしてしまいますね(笑)。

問い合わせの内容は、打ち合わせをした後に「やっぱりこうしたかった」とか「こういうふうに修正してほしい」といったものが多いですね。
もちろんお客様とは十分に打ち合わせをするのですが、一生ものの買い物だけにお客様も真剣。お客様の満足いく仕上がりにしたいと思っていますので、そういったご希望を伝えていただくのは、私としても本当にありがたいことです。

――それは安心して相談できますね。打ち合わせでは、どういった点に注意されているのでしょうか?

一級建築士・山本さん

一級建築士・山本さん

お客様のイメージを共有することを一番に考えています。「窓はここにつけて」「リビングはこのくらいの広さで」という具体的な話というよりは、雑談のような感じでリラックスして話してもらうことを心がけています。

家族構成を聞いて、イメージしながら考えることが大切です。「そのくらいの年齢の子どもがいるならこういう間取りはどうだろう」とか「赤ちゃんと一緒に入ることを考えたら、お風呂まわりはこういうレイアウトのほうがいいんじゃないだろうか」とか、いろいろと考えながらヒアリングをしています。

先入観を持たないという意味で、私はお客様との打ち合わせ前にはあえて答えは持たずに臨むようにしています。そのほうがお客様の要望に合わせて、柔軟にプランを考えられますから。
打ち合わせはお客様に納得していただけるまで、10回でも20回でもやります。

図面作りは段階にわけて丁寧に

――お客様の要望を徹底的に聞かれるわけですね。そういった打ち合わせの後、いわゆる設計のお仕事に入っていくと。

そうですね。打ち合わせの大体2週間くらい後にプレゼンを設定することが多いのですが、ファーストプランは私が作ります。打ち合わせで聞いたお客様のお話から、大まかなコンセプトを考える感じですね。

――なるほど。建築、設計といえばやはり図面というイメージが強いですが、図面ってどういうふうに書くものなんですか? 大体決まった型のようなものがあるんでしょうか。

いえ、型はないですね。打ち合わせのときに聞いたお話を元にとったメモを見ながら、徐々にデータに落とし込んでいく感じです。最初はシングルラインと呼ばれる簡単な図面で、ある程度方向性が固まってきたらダブルラインと呼ばれるより精密なものを作っていきます。
平面だけでなく立体で見ることも重要ですので、CGのデータや模型なども作って多方面から確認しますね。

実際の図面

実際の図面

そのような過程をへて最初のプランを私がお客様に出すのですが、出す前にはそのときに出席していたスタッフ全員にチェックしてもらうようにしています。同じ話を聞いても人によって見方は違うもの。独りよがりなプランになるのを防ぐためにも、とても重要なプロセスです。

――お客様にとってベストな案を、スタッフのみなさんあげて追求されているんですね。プランはやはり、数案出されるのでしょうか?

他の事務所だと数案出すという話もありますが、うちではあえて提案は1つに絞っています。提案を作るのには予算面や立地条件などいろいろな要素が絡み合ってきますから、それらを全て合わせて考えると、ベストの提案っておのずと絞られてくると思うんです。

デザインという面で見ても、自然な形というのは、流れの中で決まってくるものだと思っています。そこに建築士が「自分の好みの作品を作りたい」なんていう余計な思いを入れると、いいものはできない。お金も無駄にかかってしまうし、結果的にお客様の要望にこたえるようなものができないんですよね。

建築士はアーティストではなく、あくまでもサービス業。打ち合わせではとにかく、お客様の話を聞くのが一番大事。僕らの役目はそれを客観視してベストの形に落とし込んでいくことだと思っています。

「絵を描くのが得意」という自信が原点だった

――そうなんですね! そんなこだわりをもってお仕事をされている山本さんですが、建築士のお仕事を始められたきっかけは何だったんでしょうか?

僕は小さいころから絵を描くのが大好きだったので、大学では美術系の学部に進むと決めていました。ただ、美術系の中でも洋画だったり日本画だったり、いろんなコースがありますよね。僕は「将来仕事にしたい」という意識がそのころからあったので、その中でも建築学科に進みました。

卒業後は大学時代の恩師が構える都内の事務所で働き始めるところからスタートしました。大学は京都だったので、上京の一大決心をしたわけです。「人生一度くらいは東京に行ってやろう」という若さならではの勢いでした。
その事務所では3年くらい勤務した後、独立して現在に至るわけですが、当時はまさかずっと東京で仕事をすることになるとは思っていませんでしたね(笑)。

――人生の転機だったわけですね。建築士と仕事をしていくにあたって、一番大事なことは何でしょうか?

建築士というと日夜図面ばかり書いている職人気質な人を思い浮かべるかもしれませんが、実は一番必要なのは、営業力やヒアリング力、デザインのセンス、技術力、コミュニケーション能力などを含めた総合力なんですね。

高校生のときはとにかく自分の好きなこと、「これは得意だ」と思えることを見つけて、それに夢中になることが大事かもしれませんね。
僕も絵を描くことや物を作ることが好きで、ノートの隅にパラパラマンガを描いたり、学園祭の出し物なんかを手伝ったりしているうちに、自分の才能に自信が持てたんです。

――自分の才能に自信を持つ……。凡人にはむずかしいような気がしてしまいます!

「自信」といっても、そんなに大それて考えなくていいんですよ。僕だって絵は、平均よりは上手かな、というくらいでした(笑)。客観的に見て上手かどうかということではなくて、自分の中で確信が持てることが大事なんです。

それさえ見つかったら、あとは気楽に行くこと。そんなに思いつめなくても、自信が持てるものが1つ見つかれば、道は自然に開けていくものだと思います。


誰にとっても一生ものの買い物である家。それだけに、お客様の後悔がないよう、徹底的に要望を理解する姿勢が大事なんですね。山本さんも学んだという大学の建築学科では、建築士としての基礎が学べます。興味がわいたら、調べてみてはいかがでしょうか。


【プロフィール】
山本浩三
PANDA:株式会社山本浩三建築設計事務所
代表取締役/一級建築士
1996年美術系の大学卒業後、アトリエ系の設計事務所で建築のデザインを学び、フリーランス時代に建築の現場を学ぶ。2002年一級建築士事務所開設し、2010年同事務所法人化。

PANDA
http://panda-ky.com/

この記事のテーマ
建築・土木・インテリア」を解説

建築や土木に関する技術を中心に学ぶ分野と、インテリアコーディネイトなどデザインを中心に学ぶ分野の2つに大きく分かれます。資格取得のために学ぶことは、建築やインテリアの設計やプランニングに必要な専門知識、CADの使い方などが中心です。どちらの分野も依頼主の要望を具体化できる幅広い知識とコミュニケーション能力も求められます。

「建築・土木・インテリア」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「建築士」
はこんな仕事です

戸建て住宅や集合住宅、ビルといった建築物を設計する仕事。建設会社や工務店、設計事務所などが主な活躍の場で、経験を積めば独立開業の道も開ける。依頼主の要望を聞き、その土地に対して決められた面積、高さ、容積などの条件に合うように設計図を作成し、工事が始まれば作業が設計図通りに施工されているかどうかの管理・確認も行う。設計や工事管理は、建築士法の定めにより建築士しか行うことができない。さまざまな条件をクリアしながら、アイデアを形にして実際の建築物として完成させる醍醐味が味わえる。

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