大学とはココが違う! 大学院ってどんなところ?
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大学卒業後は、さらに大学院に進学して勉強したいという人もいるのではないでしょうか。もちろん、大学との違いがいまいちわからない人もいると思います。そこで大学院はどんなところなのか、卒業生に聞いてみました。
この記事をまとめると
- 大学院には大きく分けて2つの種類がある
- 先輩に聞く! 大学院に進学したワケは?
- 大学院を目指すために必要なことは?
大学院の種類を知ろう
大学院とはどのような場なのでしょうか? まずは大学院にも種類があることを知っておきましょう。
■研究を深める一般の大学院
学部で学んだことをさらに深く研究したい場合に通う大学院です。一般的には修士課程が2年、博士課程が5年あり、さらに博士課程は前期2年・後期3年の区分制と5年一貫制の2パターンがあります。卒業後は、研究者になったり、専門知識を活かして企業に就職する人も。
■専門的な力をつける専門職大学院
法曹(法科大学院)、会計、教員、臨床心理など、スペシャリストを育成する大学院。たとえば法曹の場合、修了者は司法試験の受験資格が与えられるなど、具体的なキャリアにつながります。
大学院に進学したワケは?
では実際に大学院を卒業した先輩たちはどのような理由で大学院進学を決めたのでしょうか?
「大学院では、統計学を専攻していました。それは、何か一つ自信を持って専門と言える分野を持ちたかったから。また、国内外問わず学会へ参加する機会があると聞いていたので、興味が湧きました」(30歳/女性)
「将来大学の教授になりたいと思い、専門分野の研究を続けていける大学院進学を選びました」(32歳/男性)
「単純に大学の勉強だけでは物足りなかったからです。もっと自分の興味がある学問を突き詰めて、学びたかった」(26歳/男性)
専門性を高めたいという理由のほか、資格取得のためなど目的はさまざま。高い学習意識をもった人が集うので、刺激がある場でもあるでしょう。
大学院進学を目指すならどうすべき?
大学院進学を目指す場合は、大学在学中から早めに情報を収集することが大切です。在籍している大学の大学院に進むのか、それ以外の大学院に進むのかもポイント。
「私は在籍していた大学の大学院に進学しました。研究室の訪問なども行いましたが、一番力を入れたのは研究計画書の作成です。所属していたゼミの教授に指導してもらいながら、興味がある分野を探すところから始めました」(32歳/男性)
研究計画書とは、出願の時に願書などと一緒に提出するもの。自分が取り組みたいテーマの研究方法や目的などをまとめます。しっかりとした計画書を作ることで、自分がやりたいことを真剣に考えることもできます。
将来は研究職や専門的な仕事をしたいと志すならば大学院という選択肢も考えてみるのもいいでしょう。大学院に進みたい人以外にも、教育に関心がある人は教育機関として大学院の取り組みに注目してみると理解が深まりそうです。
参考:https://shingaku.mynavi.jp/cnt/etc/column/step2/basic/