地元民に聞く! 観光地に住むことのメリット・デメリット
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夏休みに家族と観光地に旅行に行くという人もいるのではないでしょうか。観光地には観光客が遊びに行くだけでなく、現地に住んでいる地元の人もいます。観光地になるくらい魅力的な場所ですが、住むとなると不便なこともありそうです。そこで住民の人に観光地に住むことのメリット・デメリットを聞いてみました。
この記事をまとめると
- 観光客が多いと混むので意外とゆっくりできない
- 地元民しか知らない穴場スポットなどの情報を知ることができる
- 住んでいるとますます自分のまちが好きになる
観光客が多くて意外とゆっくりできない
「観光シーズンはとにかく観光客でいっぱいになります。ちょっと買い物に行こうと思っても大渋滞するし、住んでいる人にとっては生活の場でもあるので困ることも少なくないです。」(長野県長野市在住)
「ゆったりした生活に憧れて鎌倉に引っ越してきたけど、休日は観光客が多くて全然ゆったりできないです(笑)」(神奈川県鎌倉市在住)
「飲食店をやっているので、お客さんがどれくらいくるかによって忙しさが左右されます。大型連休や夏休みなど、みんなが休みのときにゆっくりできないのは残念かも。」(栃木県日光市在住)
自然豊かな観光地に住んでいる理由は、都会の慌ただしさから離れたかったからという人も。しかし、休日はとくに観光客が多く訪れるので、案外ゆっくりはできないのかもしれません。
地元民しか知らない穴場情報も
「観光地としてガイドブックはたくさん出ているけれども、やっぱりおいしいお店や穴場情報は住んでいる人のほうが詳しいです。最近近所の人から教えてもらったレストランは観光客もほとんどいない地元民だけの穴場のお店!」(静岡県浜松市在住)
「裏道や穴場のビーチなど地元住民しか知らないことも多いです。住んでみないとわからない魅力がたくさんあります。」(沖縄県那覇市在住)
ネットやガイドブックなどにたくさん情報が出ていますが、住んでいる人しかしらないウラの情報もあるよう。その土地を存分に楽しみたいならば、やっぱり住むのが一番なのかも?
住めばもっと好きになる!
「住んでいる人は、みんなその地が大好きで誇りを持っていると思います。もともと住む前から好きな街だったけれども、移住してきてからますます大好きになりました。」(神奈川県小田原市在住)
「やっぱり観光地になるのは、魅力があるからこそ。たくさんの人が憧れるところに住んでいるというのは自慢にもなるし、やっぱり住んでいて最高だと思う瞬間も多いです。」(神奈川県鎌倉市在住)
やはり住んでいるからこそ知っている魅力もたくさんあるもの。最近では観光地に住む住民と行政が一緒になってまちづくりに取り組むケースも増えてきています。地元の人の力があることで、ますます地域活性化につながるのかもしれません。実際にどのような取り組みをしているのか興味がある人は、観光学や地域活性の方法について勉強してみてはいかがでしょうか。
この記事のテーマ
「社会学・マスコミ・観光」を解説
あまり共通性のないように思われる3分野ですが、じつは密接な関係があります。観光業界にとってマスコミは「広報」そのものです。マスコミの存在なくして観光業界の発展はないでしょう。もともとマスコミは商品を情報化するために社会学を重視しています。社会が求めている漠然としたニーズを精査し、わかりやすいイメージとして変換して提供するのです。今後、観光業などにおけるマスコミの存在はますます大きくなるはずです。
この記事で取り上げた
「観光学」
はこんな学問です
観光学とは旅行業の実務を学ぶだけではなく、観光を通して地域と観光客の交流を生み、地域の活性化にもつなげるための学問である。その目的を達成するために、新しい観光事業の開発プロジェクトを成功させる手法や、観光企業の経営ノウハウ、事業計画の作成方法を研究する。また、観光客として見てまわるだけの観光から、積極的に参加して体験できる観光へと旅行者のニーズは変化している。ニーズを先取りする商品開発も重要である。
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