いま聞いても面白い! もっとも古い遠州の七不思議2選!

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いま聞いても面白い! もっとも古い遠州の七不思議2選!

2016.07.27

提供元:マイナビ進学編集部

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いま聞いても面白い! もっとも古い遠州の七不思議2選!

夏になると、よく話題になる怪談。特に「七不思議」は有名です。あなたの学校にも恐ろしい7つの怪談が伝わっているのではないでしょうか。
実は七不思議はもともと怪談ではなく、地方に伝わる不思議な現象や言い伝えをまとめたものでした。特に静岡県の「遠州七不思議」は日本三大七不思議の一つで、今聞いても面白く感じられる物語です。
少しだけ摩訶不思議なお話に耳を傾けてみませんか?

この記事をまとめると

  • 遠州七不思議は日本の七不思議の中でももっとも古いものの一つ
  • 古くから伝わる七不思議は怪談ではなく、文字通り摩訶不思議な物語が多い
  • 今でも実際に確認できる七不思議もある

遠州に伝わる七不思議

静岡県の牧之原市あたりから浜松市にいたる遠州地方には、古くから伝わる不思議なお話があります。そんな物語を集めたものが、「遠州七不思議」です。
遠州七不思議は、諏訪大社七不思議と並んでもっとも古い七不思議の一つと言われています。また親鸞上人が各地に残した伝説を集めた「越後七不思議」、住んでいる人々の気質にまつわる不思議話を集めた「信州七不思議」と合わせて日本三大七不思議とも言われている、由緒正しい七不思議なのです。
七不思議にはどんな物語があるのでしょう。特に有名な話のうち、二つをご紹介します。

古くから伝わる、有名な話

・小夜の夜泣石(掛川市)
よく知られている話と言えば、「小夜の夜泣石」でしょう。
昔、小夜の中山に小石姫と呼ばれる美しい女性がおりました。夫が所用で京都に行ったまま何ヶ月も帰ってこないので、小石姫は妊娠10か月のお腹を抱えて、家に伝わる赤丸玉の名刀を持ってお金を借りようと、町へと急ぎます。しかしその途中で、盗賊に襲われ命を落としてしまったのです。
その後、お石が殺された傍にあった石から、夜ごとに子供が悲しげに泣く声が聞こえるようになりました。村人たちは、浮かばれないお石の霊が宿ったのだろうと噂し、いつしか「夜泣石(よなきいし)」と呼ぶようになったのでした。

・子生れ石(牧之原市)
もう一つの話として、「子生れ石」の話をご紹介します。
大徹和尚によって開山された大興寺では、大徹和尚が大往生を遂げようとしたとき「身代わりとして裏山から石が生まれるであろう」と予言しました。そして、実際に和尚の大往生後、まゆ型の無縫石が生まれたそうです。その後29代にわたって住職が往生する際、石が生まれ落ちているとか。この不思議な石は「子生れ石」と名付けられ、縁起のいい石として信仰を集めています。

怖い話じゃなかった? 七不思議に込められた人の想い

怪談だと思ったら意外と怖くなくて拍子抜けしたかもしれませんね。
古くから伝わる七不思議は、このような不思議な物語が多いのです。
ほかにも標高880mの亀の甲山の中腹に、水一滴すらない林の中の窪地に、7年に1回数日だけ水が湧き出て池となる「池の平の幻の池」など、不思議なお話ばかり。

このように古くから伝わる七不思議は、怪談である学校の七不思議と違い、昔起こっただろう事件や解明できない不思議な現象をもとにして語り伝えたものです。
七不思議には、昔の人々が驚いたり哀れんだり、怒ったりした心の動きが込められています。

もし七不思議に代表されるような伝承や言い伝えに興味が湧いたら、歴史学や民俗学を専攻してみてはいかがでしょうか。不思議な伝説や一見怖い伝承の中から、昔の人々の想いを解き明かすのも面白いですよ。


【参考サイト】
・遠州七不思議
http://www.mai-ca.net/enjoy/tales/talespost_50.php
・メルヘンとバラードの伝説 遠州七不思議、浜松版
http://www.mai-ca.net/special/006/
・夜泣石
http://www.fujinokunibunkashigen.net/resouce/main.php?search=area&mode=detail&article=846
・子生れ石
http://www.fujinokunibunkashigen.net/resouce/main.php?search=category&mode=detail&article=1001
・池の平(遠州七不思議~幻の池~)
http://www.misakubo.net/観光情報/名所-行楽/池の平/

【参考書籍】
「小夜の夜泣石」日本伝説拾遺会監修『日本の伝説8 東海』p.95,山田書院.

この記事のテーマ
文学・歴史・地理」を解説

文学は、長い歴史のなかで変遷してきた人間の生活や社会、人々の考え方や感情の変化などを、文章表現をもとに考える学問です。文献を読み解いて比較検討し、過去から現在、さらには未来に至る人間のあり方や社会について研究します。地理学や歴史学は、今日の私たちの生活や文化、経済活動などについて、基盤となった地形や気候、史実やさまざまな事象、最新の研究結果や歴史的な遺構をもとに、その成り立ちから考える分野です。

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この記事で取り上げた
「歴史学」
はこんな学問です

歴史学とは、対象とする大陸・国・地域などにおいて、過去に起こった物事を取り上げ、当時それがどのような意味を持っていたのかを、残された物や建造物、文章などから研究する学問である。ただ、資料を正確に読み取るだけではなく、事実かどうかを疑い、踏み込んで検証する批判的視点も重要である。歴史学の基本的なラインナップには、日本史、東洋史、西洋史、考古学がある。また、政治制度・経済活動・芸術文化・信仰宗教などに特化した考察も行う。

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