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富士山には10年に1度現れる幻の湖がある!?

2016.07.27

提供元:マイナビ進学編集部

富士山には10年に1度現れる幻の湖がある!?

この記事をまとめると

  • 富士山には10年に1度しか現れない湖や湖底でつながる湖がある
  • 人の体の中に入っていくような、神秘体験ができる胎内樹型
  • 自然美も歴史も信仰も、全部ひっくるめて世界遺産

日本が誇る富士山は、言わずと知れた名勝地。江戸時代から「富士講」といわれる熱心な富士山ツアーがあったくらい、時代を超えて人々を惹きつけてしました。しかしその理由は、日本一標高が高いからだけではなさそうです。

たとえば、富士の景観を演出するのに欠かせない富士五湖。この富士五湖は常に5つあるわけではないそうです。また、人の胎内にそっくりな洞窟など、そこでしか見られない神秘的な光景をいくつも持っています。昔の人は富士山に、人知を超えた神の世界を重ねました。登る前には、まずその「胎内」に入り、身を清めたといいます。

富士五湖が、富士三湖にもなり富士六湖にもなる?

富士山が活火山であることはよく知られています。今から2千年くらい前、ひとつの湖だった「せの湖」は噴火による溶岩流出のため、本栖湖と西湖、精進湖に分断されました。しかし、溶岩の下で水がつながっているため、湖面の高さは今でも三湖同じなのです。

つまり、それらはまだ一つの湖のままという見かたもできるわけです。そうすると、山中湖、河口湖、せの湖の富士三湖ともいうことになりますね。このとき流れ出した溶岩は、長い年月をかけて、今の青木ヶ原の樹海を作り出しました。

また、精進湖のすぐ近くに、10年に1度くらいの割合で現れる幻の湖があります。普段は普通の草地なのが、精進湖の水位が増した時に地下水が湧き出して形作られる水たまりで、「赤池」と呼ばれます。最近では2011年に、台風の影響で姿を見せました。予測できない不定期出現なのが、ちょっとしたミステリーでニュースにも取り上げられます。富士五湖にこれを含むと富士六湖になるというわけです。

母胎に帰ることができる入口がある!?

船津胎内樹型

船津胎内樹型

富士山の不思議はそれだけはありません。次は内部を見ていきましょう。富士山のふところには、母の胎内に回帰できる通路があるといいます。代表的なのが「船津胎内樹型」と「吉田胎内樹型」で、溶岩樹型が成せる自然美です。溶岩樹型とは、噴火で溶岩が流れ下るときに樹木を取り込んで固まり、燃え尽きた木の部分が空洞化してできるものですが、そのとき内部の造形が人の臓器のように見えることから、信仰の対象にもなりました。

暗くて狭く、壁の筋状の模様が腸のひだのように見えたり、少し広い空間が子宮を思わせたりすることは、神とつながるミステリーを感じさせたかもしれません。樹型内を抜けると生まれ変われるとか、安産祈願のためという理由で、江戸時代に富士登頂を目指す人の多くが、登山の前に胎内樹型を訪れ、両手を合わせました。

そうして身を清め、「御師(おし)」の家に宿をとり、登山に向かうのです。御師とはもともと、寺社を参拝する人のための、専属インフォメーションのことです。当時は富士山そのものが信仰の対象だったため富士御師といわれ、その家には神殿にあたる部屋があり、祈祷が行われました。

湖も胎内樹形も御師住宅も、全部合わせて世界遺産!

昨年は老若男女23万4千人を数えた富士登山客数ですが、昔はもちろんお手軽に出かけられる場所ではありませんでした。登山の装備や交通費、宿泊代に、整備の整わない山道を進む強靭な体力も必要ですから、行きたい人がみな行けるわけではありません。そこで先述の「富士講」の登場です。地域の仲間などでグループをつくり、お金を出し合って代表を富士山に送り出すという形をとっていました。

選ばれた代表は、一連のみそぎや祈祷を経て登山を始め、グループの名が記された「マネキ」という札を山小屋などに献納し、登山の証拠にしました。多くの人の祈りと希望を引き受けての山登りですから、今とは違うプレッシャーがあったかもしれません。

そんな、日本人にとって特別な山が、「信仰の対象であり芸術制作の源泉である」と、付近一帯を含めた構成資産として2013年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。

気の遠くなるような年月をかけて作られた神秘的な光景。富士山以外にも、日本各所に土地特有の風景は潜んでいます。自然が生み出す芸術について、それらがつくられた経緯をぜひ研究してみてください。

■参考資料
山梨県HP
https://www.pref.yamanashi.jp/japanese/tourism/mtfuji/lake.html
富士の国やまなし観光ネット
http://www.yamanashi-kankou.jp/kankou/spot/p1_4045.html
世界遺産富士山とことんガイド
http://www.fujisan223.com/
富士登山オフィシャルサイト
http://www.fujisan-climb.jp/todays/diary/20150817_fujimiryoku.html
山梨県富士吉田市HP
https://www.city.fujiyoshida.yamanashi.jp/forms/info/info.aspx?info_id=5301

この記事のテーマ
社会学・マスコミ・観光」を解説

あまり共通性のないように思われる3分野ですが、じつは密接な関係があります。観光業界にとってマスコミは「広報」そのものです。マスコミの存在なくして観光業界の発展はないでしょう。もともとマスコミは商品を情報化するために社会学を重視しています。社会が求めている漠然としたニーズを精査し、わかりやすいイメージとして変換して提供するのです。今後、観光業などにおけるマスコミの存在はますます大きくなるはずです。

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この記事で取り上げた
「観光学」
はこんな学問です

観光学とは旅行業の実務を学ぶだけではなく、観光を通して地域と観光客の交流を生み、地域の活性化にもつなげるための学問である。その目的を達成するために、新しい観光事業の開発プロジェクトを成功させる手法や、観光企業の経営ノウハウ、事業計画の作成方法を研究する。また、観光客として見てまわるだけの観光から、積極的に参加して体験できる観光へと旅行者のニーズは変化している。ニーズを先取りする商品開発も重要である。

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