文法を理解すると、どんなことに役立つの?

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文法を理解すると、どんなことに役立つの?

2016.07.15

提供元:マイナビ進学編集部

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文法を理解すると、どんなことに役立つの?

仮定法、分詞構文、関係代名詞……、高校の授業でくり返しノートを取る文法用語。何のために勉強しているか、みなさんは理解できていますか? 「そもそも文法なんて理解していなくても、単語を並べれば英文は書けるよ」と思っている人もいるかもしれません。でも、実は文法の勉強ってすごく重要なんです。

今回は、オンライン学習塾「アオイゼミ」で英語を教えている信田康平先生に、「文法を勉強する理由」について教えていただきました!

この記事をまとめると

  • 文法用語を知ることのメリット
  • 文法用語を軽んじることのデメリット
  • 文法学習の落とし穴

文法用語を覚えることで、知識の整理ができ、勉強の進捗状況も把握できる

「文法を理解することで、知識の整理ができ、勉強の進捗状況も把握できる」と話す信田先生

「文法を理解することで、知識の整理ができ、勉強の進捗状況も把握できる」と話す信田先生

――高校生の中には、「文法用語を覚える意味なんてあるの?」と思っている人もいると思います。なぜ、文法用語を覚えることが大事なのでしょうか?

信田先生(以下、信):私は、文法用語を覚えるメリットは、知識を自分の中で分類しやすくなることにあると考えています。例えるなら、「アドレス帳」のようなものです。人と電話番号やアドレスを交換する際、ただ文字列を書き記しておくだけだと、ゴチャゴチャになってしまいますよね。でも、名前をつけて、グループ化することで、どういう人たちのアドレスを自分が持っているのかを、一気に分類しやすくなりますよね。文法用語にも、そういった整理の役目があります。

――では、文法用語は具体的にどのような整理に役立つのでしょうか。日々の勉強に置き換えて教えてください。

信:例えば、「ing」という形がありますよね。「ing形」は、名詞を修飾したり、副詞の働きをしたりと、見た目は同じでも文の中でさまざまな働きをしています。その使い分けを、いろいろな「ing」に触れて「なんとなく」感覚をつかんでいくよりも、文法単元として、「動名詞」とか「分詞構文」といった形で、自分の中で整理ができたほうが、自分の中で理解した上で使い分けできますよね。それに間違えたときに、「あっ、ここの単元って、まだ理解できていないんだな」と、学習の進捗を把握することもできます。「なんで間違えてしまったのか?」「どこの理解ができていないのか?」といったことが分かりやすくなると思います。

「なんとなく」で英語を勉強すると「言語転移」が起こることも

――「ネイティブの人は、文法なんて知らなくても英語を話せているのでは?」といった声も聞かれますが、先生はどうお考えですか?

信:英語をシャワーのように浴びて生活しているネイティブの人と、後天的に英語を学んでいこうとする日本人の学習法は全然変わってくるんです。

もちろん日本人であっても、日々英語に触れる環境にいれば、頭の中に英文のストックが蓄積するので、感覚で文法を捉えられるケースもあるかと思います。けれども、多くの高校生にとって生の英語に触れる機会は限られています。そんな中で、一度触れた英文を使いこなせるように再現する必要がある。そのためには、やはり学ぶことを文法用語で分類するのは欠かせないことだと考えています。

――整理せずに、「なんとなく」で英語を勉強していくと、どんなデメリットがありますか?

信:日本語と英語って、言語としての成り立ちが全然違うんです。日本人が文法を意識しないで勉強していると、どうしても「言語転移」といって、日本語のルールを英語に適用しようとしてしまいます。悪い癖が染みつくと、調整もしづらいものです。文法を学んで、日本語と英語の違いを明確にするべきだと思います。

高1の最初に「文型」を学習しますよね。すごく嫌われがちで、英語嫌いになってしまう人が多いところでもあるんですけれども、とても大事な単元です。

日本語の場合は「助詞」が存在するので、あまり言葉の順番を意識しなくても意味は通じます。「彼に本をあげる」でも「本を彼にあげる」でも、実質的に同じ意味ですよね。でも、英語の場合は「助詞」がないので、言葉が並ぶ順番によって意味が決められるんです。ただ単語を覚えて、言葉を羅列しているだけだと、日本語のようには通じない。むしろ、「『本に』彼をあげる」というように、とんでもない意味になってしまうこともあるんです。

文法を勉強するときは、「なぜ、その答えになるのか」を説明できるようにしよう

――文法の理解を深めるためには、どんな勉強をするといいですか?

信:理解度を測る簡単かつシンプルな指標は、4択問題です。ただし、解いて丸付けをするだけだと、結局、「なんとなく」の勉強になりがちです。正解だったときも、不正解だったときも、「なぜ、4番が正解になって、1番、2番、3番は答えにならないのか?」などと考えるのが大切です。その辺までしっかり頭に入っていれば、形の違う問題を解いたときにも再現性が出てきますし、正答率も上がってきます。 理屈が説明できるようになると、バラバラに勉強していたいろいろな単元がつながってくるので、理解度も深まっていくと思うんですね。

――これは、「NG」という勉強の仕方はありますか?

信:確かに文法は重要なんですけれども、文法問題ばっかり解くのは避けてほしいです。文法問題集を、「9~10割、完璧にしてから次に行こう」みたいな形にしてしまうと、なかなか次のステップに進めなくなってしまいますよね。文法は、あくまでベースです。基本的な文法のルールを覚えて、問題集が6~7割解けるようになったら、あとは長文を読んで、いろいろな文章に触れていったほうが勉強として効率はいいと思います。

ただし、「なぜ、その選択肢が正解になるのか」を、自分なりに説明ができるぐらいになるまで、問題集をくり返す必要はあります。それが文法を勉強する上での、最初のステップになるのかなと思っていますね。そうすれば、文法を身につける楽しさもだんだんと実感できるはずですよ。

――ありがとうございました。

確かに、「彼に本をあげる」と「本に彼をあげる」では、全然意味が違ってしまいますよね。今まで文法に苦手意識を持っていた人も、信田先生のお話を聞いて、文法の重要性を理解できたのではないでしょうか。「なんとなく」の学習にしないためにも、知識の整理に役立つ文法について、ぜひみなさんも勉強に励んでみてはいかがでしょうか。