【広田みのるさんに聞く!】 声優さんのお仕事内容って?

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【広田みのるさんに聞く!】 声優さんのお仕事内容って?

2016.07.07

提供元:マイナビ進学編集部

【広田みのるさんに聞く!】 声優さんのお仕事内容って?

俳優として活躍しつつ、アニメ、ゲーム、洋画の吹き替えなど、声優としてもマルチに活躍する広田みのるさんに、声優になった経緯や仕事の内容についてインタビューしてきました!

この記事をまとめると

  • ラジオDJ、ローカルタレントから声優へ
  • 声優にはさまざまな仕事がある
  • さまざまな経験を積むことが演技の幅になる

「表現者」として高みを目指す中で声優へ

——声優としての仕事内容を教えてください。

今は、アニメ声優と外画(海外の映画)の吹き替えをしています。他にも、ゲームやCMの声をやったりもしています。

——広田さんはどのような経緯で声優になったのでしょうか?

僕は広島の大学に通っていたのですが、そのときたまたまラジオDJのオーディションに受かり、それがきっかけでローカルタレントや番組のナレーションをするようになりました。阿藤快さんや清水由貴子さんと一緒に11年近くミニドラマをやったりもしましたね。

当時、ラジオドラマのディレクターに推薦されて大河ドラマへ出させてもらったことがあったんです。その経験を通して「表現者としてもっと上へ行ってみたい」と思うようになり東京進出を決めました。
その気持ちを阿藤快さんに伝えたら「お前のレベルじゃ通用しないぞ!」と一喝されてしまったんです。でも、翌日の収録で「お前は“声”ならなんとかなると思う。俺が東京でお世話になった人を紹介するから訪ねてみろ」と言ってくれたんです。

阿藤さんのはからいがきかっけで、その人に韓流ドラマの吹き替えの仕事をいただくことができました。ただ、たった一言だけの台詞だったんですけど、9テイクも出してしまいました(笑)。今考えると当然で、ドラマやラジオとは全然勝手が違ったんですよね……。

それから1年半全く連絡がなかったんですけど、ある日いきなり電話がかかってきて、「以前吹替してもらったときの声がとても印象に残っている。韓流ドラマの80本レギュラーが決まったから、今回はその吹き替えをやってくれ」と依頼をいただくことができたんです。今思うと、阿藤さんとディレクターさんのおかげですね。

振り返ってみて再認識しましたが、僕は「人と人との出会い」によって今の場所に立っているので、声優になる経緯としてはレアケースかもしれません(笑)。

——確かに特殊な気がします(笑)。 通常、声優さんになる場合はどのようなケースが多いのでしょうか?

役者から声優になるときは、制作会社の声優教室みたいなものに通って勉強するケースが多いですね。
ただ、今は声優の専門学校などがありますので、そこでノウハウを得て事務所に所属するケースが増えていると思います。
声優業界には毎年数千から数万人新しい人が入ってきます。学校ができたことでルートは整備されましたが、その分母数が増えたので声優を仕事としてやるのは難しい時代になったと思います。

一口に声優といっても、さまざまな仕事がある

——アニメと外画、それぞれの仕事内容を詳しく教えてください。

まずアニメの台詞入れから話しますね。アニメの場合、絵が完全に完成されていることってまずないんですよ。だいたいラフ画みたいになっています。アニメはボールド(※1)に合わせて声を出します。

※1
画ができていないアニメの台詞入れでは、「ボールド」という名前入りの目印を用い、ボールドが画面に出たタイミングで台詞を入れる。

——アニメの仕事をするときに気をつけていることはありますか?

台本をしっかり読んで、前後関係を把握し、しっかり感情表現ができるように準備をすることですかね。現場に入れば世界観が伝わってくるので、それを汲んで対応したりもします。

——外画の場合はどうでしょうか?

外画は既に映像が完成しているので、口に合わせるのに集中します。こちらも前後関係を把握し、声の温度感を間違えないように気をつけています。

——アニメの台詞入れ、外画以外にはどのような仕事がありますか?

ゲームキャラクターの声優もやらせてもらっています。高校生のみなさんなら知っているかもしれませんが、最近ではスマホアプリの「白猫プロジェクト」にも絡ませていただくことができました。
他にもCMのナレーションなども仕事としていただいていますね。

——声優の仕事で大変なのはどんな点でしょうか?

複数の仕事が重なると、目を通さなければいけない台本が増えるのでとても大変ですね。
あと、本番はいつだって大変です。意外に思われるもしれませんが、30分のアニメを収録するのに、だいたい3時間はかかります。外画でも、45分の吹き替えをするのにだいたい5時間はかかります。

——そんなにかかるんですね……。

予想以上に時間がかかっていますよね(笑)。当日はまずテストをやって、その後に本番を録ります。それだけでも倍以上の時間がかかりますよね。それを終えたら修正やガヤ録り(笑いやどよめき、街の雑踏などの音)を行うので、これら全てを含めると先程お話ししたくらいの時間がかかってしまいます。
一見華やかそうに見える仕事ですが、細かい作業が多いんです。

どんな経験も「声優」という仕事に還元する

——声優の仕事のやりがいはなんでしょうか?

優等生な答えになってしまうかもしれませんが、自分が参加した作品を受け取り手の方たちに喜んでいただけることだと思います。それが僕ら声優業のやりがい、いきがいなんだと思います。

——声優になりたい人がやっておくべきことなどはありますか?

本や映画をたくさんみることで、「疑似体験」をしておくということですね。声の仕事とはいえ、結局はお芝居です。舞台や映画を「この人はなぜ今の表現をしたのか」ということを常日頃から考えていると、自分自身の表現方法が増していきます。なので、どんな媒体を介してもいいので、多くの経験を積んでほしいと思います。

——では最後に、高校生に向けてメッセージをお願い致します!

めんどくさいなあと思っていた大人が、10年後に改めて会ったらすごくいい人だった、なんてことが往々にしてある年頃です。大人とぶつかってしまいがちな時期ですが、思った以上に味方になってくれる人は多いです。なので、肩肘はらずに、気楽にすごした方がいいと思います。僕自身、いろいろな人との出会いがあったからこそ、今があります。
なので、学生のみんなにも、人付き合いを大事にしてほしいです。
トゲトゲしていると、せっかくの出会いを潰してしまうかもしれませんからね。

人との出会いで僕はここまで進んで来ることができました。皆さんにも素敵な出会いがあることを願っています!

——ありがとうございました!


ローカルタレント、ラジオDJ、俳優と、さまざまなキャリアを経て声優に辿り着いた広田さん。「人付き合いを大事にして欲しい」というという言葉は、ご自身が人との出会いによって仕事を好転させていった経験から出た言葉なのだと思います。
広田さんのように特殊なキャリアスタートをする人もいれば、専門学校に通う人もいます。声優のなり方は人それぞれ。自分にあった道を探し出し、夢への実現へと向かっていきましょう!

この記事のテーマ
マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」を解説

若い感性やアイデアが常に求められる世界です。番組や作品の企画や脚本づくり、照明や音響などの技術スタッフ、宣伝企画など、職種に応じた専門知識や技術を学び、実習を通して企画力や表現力を磨きます。声優やタレントは在学しながらオーディションを受けるなど、仕事のチャンスを得る努力が必要。学校にはその情報が集められています。

「マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「声優」
はこんな仕事です

映像に声をのせる職業。海外の映画やドラマの吹き替え、アニメやゲームへのアテレコ、ナレーションなどが仕事となる。せりふは俳優やキャラクターの口の動きに合わせ、作品によって声質も演じ分ける。最近は、アニメやゲームの声優としてブレークし、歌手活動をする人もいる。仕事はオーディションを受けて得るケースがほとんどだが、新人の1本あたりのギャラ(収入)は1作品1万5000円が相場。その後、実力や芸歴、人気によってアップする可能性も。売れっ子はせりふの2次使用料金、イベント出演といった道も開かれる。

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