人気サロンモデル宮澤佑くんに聞く! サロモになる方法

私たちが挑戦してみたい髪型を決めるとき、雑誌のヘアカタログや美容師さんのSNSにアップされている髪型を見て、「これにしたい!」と思うことがキッカケの一つとしてあると思います。
そのヘアスタイルの魅力が伝わるようにするお仕事は、美容師さんだけではなく、その髪型にするサロンモデル(以下、サロモ)の存在があります。
今回は、AKROSやLIPPS、OCEAN TOKYOなど今をときめく人気サロンのモデルとして活躍する宮澤佑くんに、サロモになったキッカケやなり方について伺いました。
この記事をまとめると
- 宮澤くんがサロモを始めたキッカケは、原宿で美容師さんにハントされたことから
- 最近はInstagramのDMから撮影の声をかけてもらうことが多い
- サロモになりたい人はSNSに自撮りをアップしたり美容師さんのフォローから始めるといい
原宿でハントされたことがサロンモデルになったキッカケ
――いつからサロモ活動を始めたんですか?
大学1年生の頃からです。友達と原宿に遊びにきていたら、美容師さんにハントされたのがキッカケですね。
サロモとしての活動が多くなったのは、去年の終わりくらいからです。
SNSに力を入れているサロンが、自分の投稿や他の美容師さんの投稿を見て、声をかけてくれるようになったのではないかなと思っています。
――サロンから撮影の声をかけられるのは、SNSを通してされることが多いですか?
そうですね。InstagramのDMが多いです。
僕は本業が大学生なので、限られた時間しか活動できないのですが……。ただ、前からサロモとして活躍されている方たちは、原宿や渋谷で直接ハントされて、そこから撮影にまた呼ばれてっていう流れが多いと思います。
2年くらいハントされて、当時はあまり使ってもらえなかったんですけど、最近になって呼んでいただけるようになったところもあるので、ハントされる=すぐ撮影に呼んでもらえる訳ではないのかなと。
サロモって、もちろん髪型を伝えるためのお仕事ですけど、自分自身もカメラ慣れしてないと、表情が硬かったりして魅力を伝えきれないこともあるので、撮影に慣れてきた最近だからこそ、依頼が増えてきたのかな、と今話していて感じました。
撮影の日は朝5時半に起きることも
――モデルの依頼を受けてから、撮影に至るまでの流れを教えてください。
雑誌のヘアカタログなどは、雑誌側からのオーダーに合わせてヘアカラーやカットの仕込みと言われる準備を撮影日より前にしてから、撮影当日に至ります。
美容師さん個人の作品撮りの場合は、スタイリストさんの理想の髪形に合わせてなので、仕込みをしないで当日ヘアセットだけというパターンも多いですね。
僕の場合は、現状髪が短くてこれ以上切れないというのがあるので、最近は少し調整するくらいですが(笑)。
――ヘアカタログの撮影だと、集合が朝早いのでしょうか。
そうですね。撮影が9時からだったとしても、その前にサロンでヘアセットをするので、早い時だと7時入りなんてこともあります。なので、そういうときは朝5時半に起きるなんてことも。朝が弱いので、大変な部分があるとしたらそこですね(笑)。
――サロモとして活動していて楽しいことはなんですか?
撮られるのは好きなので、楽しいです。スタイリストさんによって、スタイルが全然違うので、どんな髪形に挑戦できるのかということも楽しみの一つです。
あとは、美容師さんに「宮澤くんのヘアでオーダー入ったよ」と言われることもやっていてよかったなと思います。
SNSを上手く活用することがサロモへの近道
――サロモに挑戦してみたい人は、どんなことをしたらいいでしょうか。
SNSを見てくれている美容師さんが多いので、きちんとセットした髪型の写真や自撮りを載せていると、アピールの一つに繋がるのではないでしょうか。
ノーセットよりも、セットしてあった方がどんな髪型になったか想像がつきやすいと思うので。
あとは、カットモデルを募集している美容師アシスタントさんも多いので、応募してみたり。例えばLIPPSさんはイメチェン企画に出てくれる人をTwitterで募集してたりするので、美容師さんをフォローすることも大切なのかなと思います。
あとやっぱり撮影に対してある程度の慣れが必要だと思うので、鏡の前で練習したりとか。
サロンの雰囲気にあったモデルかということも結構重要だと思うので、雰囲気や髪型、年齢層も含め自分がどのサロンのイメージに合っているのかいろんなサロンを探したりしてみるといいのではないでしょうか。
髪型を伝えることが大切なので、僕もその魅力が伝わるよう表情の研究など努力していきたいです。
髪型の画像一つにもいろいろな思いが込められているんですね。
今回のインタビューで、サロンモデルとしてただ撮られるだけではなく、髪型の魅力を伝えるための表情の工夫や努力など、画像の裏側にある想いを知ることができました。
そしてもしサロモに興味のある方は、まずは美容師さんのSNSフォローから始めてみるといいかもしれません。
宮澤佑Twitter
https://twitter.com/RoialMy
Instagram
https://www.instagram.com/roial.my/
この記事のテーマ
「ファッション」を解説
ファッションの専門知識や業界のビジネスノウハウを学び、感性やセンス、基礎技術を磨きます。作品の発表会や学外での職業実習などを通して職業人としての実践力を身につけるほか、資格取得を目指すカリキュラムもあります。仕事としては、素材づくりや縫製など「つくる仕事」と、PRや販売促進などファッションビジネスに関わる仕事に分かれます。
この記事で取り上げた
「ファッションモデル」
はこんな仕事です
最新のファッションアイテムを身に着け、アピールする職業。雑誌、ブランドの広告物やファッションショー、カタログなどが活躍の場となる。例えば衣類をハンガーに掛けたりマネキンに着せたりするより、実際にモデルが身にまとって動くことで、商品の魅力が伝わりやすくなる。しゃれた装いのイメージを演出する役割を担い、多くの場合は所属するモデル事務所を通じて仕事を得る。昨今は、ファッション誌専門の読者モデルも急増。なかには圧倒的な人気を得て、タレントに転身したり自身のブランドを立ち上げる人もいる。